行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

野菊その2(ノコンギク)

2012-11-10 23:26:04 | 花,植物



野菊その2は,同じく薄紫色の花が基本のノコンギクです。
カントウヨメナはキク科ヨメナ属,
ノコンギクはキク科シオン属と属が異なるのですが,
両方ともよくみられる野菊そしてよく似ています。
カントウヨメナは水田の畦や川岸などによくありますが,
ノコンギクは少し高い場所にもあるようです。
上二つは,10月25日,南山にて。




カントウヨメナに比べ一茎につく花数が多いのも
区別のポイント,
そして,その分,花径はやや小さいように思えます。
葉も微妙に異なるように思います。




実際の野には白花が多く見られますが,
じっくり見ると淡く紫色がかかっていたり,
蕾はかなり濃い紫色です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野菊その1(カントウヨメナ)

2012-11-09 21:53:05 | 花,植物
山道,野道そして田の畦に
野菊の花が秋を彩っています。
多摩丘陵に見られる野菊は
カントウヨメナ,ノコンギク,ユウガギク,ヤマシロギク,シラヤマギク,
そしてリュウノウギクがあるようです。
野菊はどれもよく似ていて私には正確な分類は難しいのですが,
10月下旬から11月上旬,あちらこちらで撮りためたものについて
分類を試みて見ました。






まずはカントウヨメナ,
基本的には薄い紫色の比較的大きな花径,
花数は少なく一茎に一花であることが多く,
田の畦や川岸など平地に多く咲いており,
比較的分かりやすい野菊でしょうか。




花色が白だと少し判断に迷いますが,
薄紫だけではなく,白色のカントウヨメナもあります。
花弁の数は野菊の中では多いのですが
その数は一定ではないようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

貴船菊と秋明菊

2012-11-08 21:45:31 | 花,植物
秋も盛り,秋明菊(シュウメイギク)の花がきれいです。


紅紫色の八重咲きのこのシュウメイギク,
京都北山の貴船に多く自生していたので,
貴船菊(キブネギク)の名がつけられています。




このキブネギクとタイワンシュメイギクとの交配によって,
ヨーロッパで作られたのがジャパニーズアネモネとも呼ばれる
この白やピンクの一重のシュウメイギクだそうです。
アネモネの名からも推測できますが,
キブネギク,シュメイギクとも
菊の名がつけられていますが,
キク科ではなくキンポウゲ科になります。




したがって,シュウメイギクの別名を
キブネギクと記しているものがありますが,
キブネギクはこの紅紫色の八重咲きのものが
正しいように思われます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ファインタワーよりの展望

2012-11-07 20:45:07 | 風景

今年の11月4日はきれいな秋空の広がる一日でした。
確かこの時期の日曜日には
家から5分,城山公園のタワー展望台が開放されているはずです。
この展望台から街の秋景色を見てみたくなりました。
公園の山の上に建てられたこのタワー,
正確には稲城城山公園ファインタワーといいます。
頂上近くに展望台が設けられ,
地上24m,タワー頂上の標高は127mになるそうです。


しかし,アプローチの100段は有に超える石段を上ってみると,
タワーの入り口は鍵がかけられたまま,
開放の期間は10月で終了しましたとの札がかけられていました。
後から上ってきた小さな女の子と
父親の親子連れも,とても残念そうです。
私が上っているのを見て,
まだ開放していると思って上がってきたようです。
そんなわけで展望台からの写真は9月30日ものになります。
小鳥撮りのときで,レンズも望遠ズームです。
そして,天気もあいにくの薄曇でした。


向陽台の街も街開きから24年,
街路の欅もすっかり大きくなりました。
こうやってみると,中央公園ここから直線上にあるようです。


びっしりと屋根が連なっています。
この中に我が家もあるはずです。


稲城駅付近のマンション群の向こうがよみうりランド,
ロープウエイも小さく見えます。
そして,その向こうには新宿の高層ビルがかすかに望めます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひこうきぐも

2012-11-06 23:10:30 | 風景

ひさしぶりに真っ青な秋空の広がった11月4日,
朝寝をしてしまい,出かけそびれてしまいましたが,
あまりの好天に,もったいないと外に出てみると,
その青いキャンパスに真っ白な飛行機雲が画かれていました。


飛行機雲はジェット機の排気ガスの水分が
急激に凍ってできた本物の雲,排煙ではありません。
ジェット機の飛ぶのは約10000mの上空,
-40℃の世界です。
飛行機雲は秋から初冬にかけてよく見ます。
上空の温度,湿度,空気の流れなどいくつかの条件がそろって,
はじめてできるようです。


一般に戦闘機はその性格上,
飛行機雲ができないように処置がされているようで,
飛行機雲ができるのは旅客機です。
ボーイング767,777は2本,
747は4本など,その雲の本数によって,
機種が特定できるようです。
この日,ほとんど同時間に2本と3本の飛行機雲が
青空を走っていました。


街を歩いてみると,
急に寒くなった性でしょうか,
街角の楓がいつのまにか色づきを見せていました。


ニュータウン,稲城向陽台にできた2つ目の小学校も
開校20年目をむかえたようです。
2本並んだ欅,2本で3色に紅葉しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南山散歩2 (アキノキリンソウ,ノハラアザミ,ヤクシソウ)

2012-11-05 21:33:48 | 花,植物
昨日に続き南山散歩,
その山道に見つけた秋の野花3点を紹介します。


アキノキリンソウです。
自宅からすぐ近くで
アキノキリンソウが見られるとは思ってもいませんでした。
かつては日本全国の山野などに自生し,
日本の秋を代表する草の花でしたが,
外来の同属の草,セイタカアワダチソウに押されてか,
今は個体数を大きく減らしています。
多摩丘陵でもほんの限られた場所にしか見られないようです。


別名はアワダチソウ,
外来のセイタカアワダチソウは
このアワダチソウに似ていて背が高いので,
そのように命名されました。
しかし,一つ一つの小花をよく見ると,
シラヤマギクの白花を黄色に染めたようです。
セイタカアワダチソウとは,
花の様子がかなり違うことが分かります(10/31セイタカアワダチソウ参照)。


途中,アザミが群生していました。
この時期なので多分ノハラアザミと思われます。
この山道にセイタカアワダチソウはあまり見ませんでしたが,
たまたまこのノハラアザミの群に混じり,一草ありました。
今後,この山に増えなければよいのですが。


そのアザミにホウジャクが来ていました。
このホウジャク,翅半分だけ透明に見えます。
スキバホウジャクでしょうか,
ホウジャクにもいろいろ種類があるようです。
ネットの写真で見るホウジャク,
アザミの花といっしょに登場していることが多いようです。
ホウジャクはアザミの花が大好きなようです。




なにやら高貴な名を持つヤクシソウも
秋を代表する山野の草の花,
春に咲くオニタビラコ,ジバシリに
とてもよく似た花をたくさん咲かせていました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稲城南山散歩1

2012-11-04 21:24:46 | 風景
下駄箱を整理していた妻が
35年の前の登山靴を引っ張り出してきました。
下駄箱が一杯だから捨てるといいます。
多少思い出がある靴,
箱を開けてみると革が多少硬化しているようですが,
靴クリームで磨いてみれば,まだ使えそうです。
今は山に一人で行く勇気も体力も予定もないので,
久しぶりに稲城南山に,
この靴を履いて行ってみることにしました(10/25)。


自宅から歩いて約20分,
稲城駅南側の南山入り口に着きます。
そこから登りだすとすぐ左手に
開発工事真っ最中の南山東部地区が見渡せます。
しかし,実際はなぜかトタン塀で視界が遮断されており,
そのトタン塀の上にカメラを掲げて,
南山東部地区の様子を撮って見ました。
ショベルカー,ブルドーザーが何台か動いています。
山もだいぶ削られ平面になってきています。


道なりにコースは西に向かいます。
ここは開発地区外の南山西部地区になります。
すると山間に開けた大きな農地が見えてきました。
いろいろな野菜がつくられています。
農作業をする人の姿と木にかくれて軽トラもあります。
昔は籠を担いで歩いたのでしょうが,
今は軽トラでこの山道を行き来するようです。


道のところどころ,
山茶花に似た白花が咲いていました。
茶の花です。


昔に道と畑の境界に植えられたものが,
今は葉を摘まれることもなく,
半ば自生化しているものと思われます。


しばらく道端に草花を探しながら歩き,
今度は方向を北にとり,稲城駅の西側,
「恵の里山」地区に向かうことにします。


以前来たときは道に迷ってしまいましたが,
今度は迷わずに行けそうです。
道行くそのところどころに山間に
畑地があり野菜がつくられていました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シジュウカラも柿がお好き

2012-11-03 22:26:16 | 


メジロだけではなく,シジュウカラも柿の実を食べるようです。
これは我が家のものではなく,
畑の端に数本並んで,たくさんの実をつけていた柿の木,
道から見ると,シジュウカラが柿の木の天辺にとまり,
天辺の柿の実をつついていました(10/25)。
背中の黄緑色がきれいです。




柿を少し突いた後,
誰かに見られていないか,
確認するかのように,あたりを見回していました。
胸から腹にかけての黒帯もりっぱなシジュウカラです。
どこにでもいるシジュウカラですが,
柿の実との色合いがよく,
けっこうきれいな小鳥です。




そんなシジュウカラも
夏にはなかなかファインダーにとらえることができませんでしたが,
この日は近くにやってきてくれました。
まだ葉の残る木の中に入り込んでしまいましたが,
葉の隙間から姿を見せていました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柿メジロ

2012-11-02 22:23:54 | 

庭の柿の実にメジロがやってきています。
窓を開けると逃げてしまうので,
窓越しに柿とメジロの姿を撮ってみました。


観察してみると,カラスやヒヨドリがつつき,
中味があらわになった実を
メジロが何羽かやってきて食べているようです。


場所が狭く,同時に2羽は入れません。
規律正しく,後に控えて,順番待ちをしています。


満足したら場所をゆずり,
今度は次の食べ物を探しに行くことにします。


手前の方は,ほぼ食べつくしました。
奥の方にまだ実が残っています。
少し不安定ですが,こんなポーズもできます。
おかげで,この実,翌日には皮だけになっていました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キビタキの雌など

2012-11-01 20:06:49 | 

10月14日のことです。
公園の柳の大木に小鳥が複数で渡ってきました。
いくつかの種類が混ざっているようです。
しかし,小鳥たち,枝から枝へと動きが速く,
また,垂れ下がる柳の葉も邪魔して,
なかなかとらえることができません。


やっととらえた幹の中央の葉のないところにいた小鳥,
写真をみると,メジロでもシジュウカラでもなく,
その混種のような体色です。
しかし,そんな鳥はいるはずがありません。
調べた結果,キビタキの雌のようです。
ジョウビタキ,ルリビタキなど,
ビタキの類は基本的には単独行動,
コゲラのようにシジュウカラなどといっしょに行動するとは聞きませんので,
たまたまこの樹にいたところに,
他の小鳥たちが団体でやって来たのかも知れません。
キビタキは夏に日本に渡ってくる夏鳥,
もうすぐ南へ渡るはずです。


そういわれればこの顔つき,
このポーズ,ビタキの仲間によく見ます。
以前,撮ったキビタキの雄もこんなポーズでした。
ルリビタキ,ジョウビタキ,キビタキ,
ビタキの仲間の雄は派手な色をしていますが,
それに比べると,雌はみんな地味なようです。


この樹にはジジュウカラ,ヤマガラ,メジロ,コゲラが
一緒にいたのを確認しましたが,
ちょうど二羽並んでいたメジロ,
柳の葉がかぶらず,雰囲気のある写真が撮れました。




シジュウカラは何羽もいたようですが,
蝉のように幹にとまった一羽だけが撮れました(上)。
ヤマガラも葉がかからないところを撮れましたが
顔が枝にかくれてしまいました(下)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする