コロナ禍で酒に弱くなったよっぱらい親父。古希を過ぎ、腰痛に悩みながら今は家庭菜園に精を出す。慰めは3匹の猫。
よっぱらい親父の独り言
よっぱらい親父のコンプレックス

体育系のある会合の後、見知らぬ男性が寄ってきた。
「しばらくでした。お元気そうで何より」などと言う。
相手はこちらの名前を正確に言うので、知り合いに違いない。
とっさに「こちらこそご無沙汰しておりまして」と、そつなく応じたが。
こういう、似たような場面が多くなっている。
コロナワクチンの接種会場でのこと、妙齢の美女が案内していた。
近づいてきて、「〇〇さんですよね、久しぶりです」と笑顔で言う。
どういう知り合いなのか、相手に尋ねるのも憚れる。
不審そうな顔もできないので、「ああ久しぶりですね」などと言ってしまう。
元来、親父は人の顔や名前を覚えるのが不得意だ。
そのことは、ひとつのコンプレックスになっている。
どこでの知り合いなのか、思い出せれば話がはずむに違いない。
せっかくの再会を喜べないのだ。
不得意の上に加齢による脳軟化傾向で、忘却癖はひどくなっている。
車の運転をしようとするときに、キーがなくてドアが開かない。
風呂に入ろうと思ってふたを開けると、お湯がない。
切手を貼らずに投函してしまうなど、失敗が多すぎる。
どうにかならないものか。
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