5月10日 2 オフ・ザ・ボール
主に攻撃時に、自分がボールを持っていない状態をいう。
ボールを持っていないときの動きがいかに大事かということ。
球技と言えども、創造力が必要。イマジネーションというか。
走り込むコース取りがよければ、DFの裏をかけるし
‘削られる’可能性も少なくなり、怪我も少なくなるだろう。
昨日のブルガリア戦。小野のパスは、絶妙なコース。
昨日に限って言えば、小野自身、FWの動きをよく見ているため、
受け手は、それほどオフ・ザ・ボールの動きを意識しなくても
パスは通ったかもしれない。
でも、受け手が、とんでもないポジショニングしてると、
言いかえれば、パスの出し手と受け手に温度差や
(クリエイティブな)能力差があると、せっかくのパスが
活かされず無駄になってしまう。
俊輔やヒデも非凡なパス出しをすることある。
ちょっと前まで、彼らのイマジネーションを活かせる選手が皆無だった。
浮いてるというか、空回りしてるというか…
(ヒデなんか、ずい分フラストレーションが溜まってた時期があると思う)
最近は、意志の疎通がうまく行ってるということもあるし
反復練習の成果もあるのでしょうけど
オフ・ザ・ボールの動きが上手いFWも出てきているのも事実。
サッカー自体のスタイルが変わってきたというのもあるんでしょうね。
ワンタッチ・ツータッチでゴール前まで行っちゃうサッカーだからね。
最近は。
今の中高生だったら、小さい頃から、そういうセンスを
自然と身に付けてるでしょう。
ここ10年で、日本のサッカーは飛躍的に進歩したけど
これからの10年は、センスあるオフ・ザ・ボールの動きを身に付けた
選手がいっぱい出てきて、更なる進歩を遂げるに違いない。
…だといいね。