夜が長くなるこの季節、私も季節に合わせて長く眠るようになってきます。
まあ、今といわず、小さい頃から睡眠時間が長かったけれど、
さらに冬眠に入ろうとするかのようです。(変温動物か)
睡眠時間の長いことは、なんとなく無理ができないようでひけ目でしたが、
最近、各界の一流の人たちにもロングスリーパーが多いことを知って俄然それを肯定的に!
まず、卓球の福原愛ちゃん。
(ママになったそうでおめでとうございます)
テレビでご本人がおっしゃってました。
卓球は「マラソンしながらチェスをする」ような、頭と体の両方を酷使するスポーツだそうです。
卓球選手のあのすばらしい反射神経は、常に相手の動きを予測できる集中力にかかっているらしいのです。だから、たくさん寝る必要があるのだと。
そして、ピアニストの反田恭平さん。
インタビューで、こんなふうに言っています。
僕はロングスリーパーで、ベストコンディションを保つには11時間20分がちょうどいい。11時間20分寝ると、いつでもぱっと目覚めるんです。これが11時間30分になると、ちょっと長い。明後日からツアーに備えて、今日、明日はしっかり睡眠をとって体力の回復を図り、皆様に万全の状態で最高の演奏を披露したいと思っています。
https://spice.eplus.jp/articles/135030
反田さんの演奏を見ていると、やはりすごいエネルギーの使い方です。
長い演奏時間をすべて暗譜による演奏では、どれだけの脳と体力を使うのか。
休息が必要なんでしょうね。
それに、歌舞伎の坂東玉三郎さん。
NHKの「SWITCHインタビュー」の対談で、長く眠るとおっしゃっていました。
松任谷由美さんはびっくりのようでしたが、やはりそうだったのかと思いました。
努力家で、歌舞伎の枠を超えた演劇や舞踊もチャレンジしている玉三郎さんです。
眠っている間に、脳は日中に経験したことの整理、分析、記憶をしているそうですね。
あの意味は何だったのかと分析をしたり、折り合いをつけたり、引き出しにしまったり
定着させたり、ひらめかせたり、大切なことをしているのです。
悩んだりしたことも一晩寝ると軽くなっていたということは、眠って疲れがとれたというより
折り合いをつける解釈が寝ている間に脳内でなされたのかもしれません。
長い睡眠時間が必要なのは、それだけ日中に活動をしている証と思って、
私もぐっすり眠ることにしましょう。