2017/11/15
先日のリトミックのときのこと。
人数が多かったのですが、始まってから、室内の柱の影からこちらを見ている女性に気づきました。
その方は、ほんとうに、まるで「家政婦は見た」の市原悦子さんのように
体は柱の影に隠れて、顔だけ出して見ていらっしゃるのです。
参加者のママのようでもないし、見学に来ている方のようでもなし、職員さんのようでもなし。
とても真剣というか不安そうな様子でした。
そんな様子で見ている方には会ったことがないので、ちょっと驚いてしまいました。
(その方が、これを読んでいたら、ごめんなさい)
その方のそばに白杖があったので、どこか不自由な方だったのかもしれません。
その方の見ている視線の先には、パパと子がいるのに気づきました。
その日は、多くのママの中で一人だけパパが参加していていました。
多くのママの中でもなじんだ様子で、お子さんも落ち着いていました。
その子のママらしかったのです。
パパと子の様子が心配だったのか、じっと見ておられました。
体を隠して見ているのは何か事情がおありなのかと思い、声かけはしませんでした。
ママだったら、一緒に参加すればいいのになあとは思いましたが・・。
しばらく進行して、ふと気がつくと、その女性がパパと子のそばに座って
さっきとは打って変わったにこにこ顔で、リトミックに参加されていました。
それはなごやかな様子でした。
あ、よかった~
安心されたんだと思います。
終わった後もお話しする暇がありませんでしたが、楽しそうにしてくれてよかった。
こういうとき、リトミックをやってきてよかったなあと思います。
音楽に合わせて、キャッキャとお遊びのように楽しく動くと、心が開くものです。