2018/02/18
昨夜のメダルセレモニーの時の赤いコートはかわいかったですね!
さて、羽生選手が一夜明けて、語った言葉。
You Tubeでさっと見ようと思ったら、あまりに心に浸みる言葉で
これは書き留めねばと、ほぼ書き起こしました。
(どこかに全文が載っていたら写すのだけど、まだ探せなくて)
昨夜は近い人たちと語り合ったのかしらね。
達成した後の静かな境地を感じました。
それだけの密度の人生を過ごしてきた人なのだと。
やっぱり涙しました(最近泣きすぎ)
動画はこちら https://youtu.be/iq3tm7btU4c
<書き起こし>
ソチオリンピックとの時とは違って、非常にたくさんの思いを込めて金メダルを取りに行った。
そして、最終的に自分が思い描いていたメダルをかけていることが、ほんとうに幸せです。
怪我の状態については、はっきり言って詳細がよくわからない。
検査はしたが、もともと靭帯が損傷していた部位に、そのときやってしまった方向が
あまりに複雑すぎて簡単にはわからなかった。
いろいろな痛みが出てきてしまって、何の治療が最適なのかわからない状態。
外的要因からすごくネガティブな方向に引っぱられました。
やっぱり、それだけスケートにいろいろなものを賭けたし、いろんなものを捨てた。
スケートだけでいいやって、本当に思ってるんで。
だから、これでスケートやめなくてはいけなくなったらどうしよう、とまでも思ってました。
実際に今もどうなるかわからない状態なので。
4回転ループが跳べたのが移動する前日。
ルッツは全くやらずに、トリプルジャンプが跳べたのもぎりぎりだった。
痛みとの闘いの中、何とか跳べるようになったジャンプだったので。
痛み止め注射は打てない部位で、痛み止めを何とか飲んで飲んでという感じだった。
はっきり言えることは、痛み止めを飲まずには到底ジャンプは降りられない。
病気と怪我に苦しみながらこの4年間を過ごして来たが、それは思い描いてなかった。
思い描けなかった。
もし順風満帆で何もなかったら、たぶん金メダルは取れてなかった。
やっぱりいろんな経験があったからこそ、いろんな勉強ができたし、学べたし、
それを生かせたのが今回の怪我からの復帰だと思っている。
Q.競技以外に挑戦したいことは
スケートを辞めるつもりはない。
やるべきことはやれたし、清々しい気分でいる。
やりたいことはスケートのほうで残っている。
今までの人生、スケートに賭けてきてほんとによかったと心から言えますし、
もうちょっとだけ自分の人生をスケートに賭けたいなと思っている。
モチベーションは4回転アクセルだけなんで。
もう取るものは取ったし、やることはやったと思っているので。
あとはちっちゃかった頃の自分の描いていた目標(夢じゃなくて)を
叶えてあげるだけかなって思ってます。
前人未到だからというわけではなく、最後の最後に支えてくれたのがトリプルアクセルだったから。
アクセルジャンプにかけてきた思い、時間、練習、量、質がどのジャンプよりも多いし、
何よりもぼくの恩師である都筑先生が「アクセルは王様のジャンプだ」と言っていたので
そのアクセルジャンプを得意として、大好きでいられることに感謝しながら、
4回転アクセルを目指したいなと思っている。
僕が作ってきた歴史は何ひとつ変わらないし、
今回はほんとうに誇りを持って金メダリストになれたと思っているので、
これからの人生、オリンピックの金メダリストとして全うしたいと思っています。
□■□■□■□■□
まず、そんなに足がひどかったのかと・・・
なんとなく感じていたけれども、そうだったのね。
文章に書き起こすと、それほどの言葉には思われないかもしれないけれど
静かに淡々と語る表情と口調に打たれました。
自分は多くのものを捨てて、スケートに賭けたのだ、の言葉。
23歳で、どんな人生を送ったのでしょう。
あまりに幼い頃で、自覚ができないうちに決心して、
自分の願いは誰かの願いと一緒になっていて、
人が自分にそれをせよと託したなら、自分はそれを受けとめる。
できる力があるので、託されたのだ。
自分はそのような星の下に生まれたのだ、特別な存在なのだという自覚を持って
生きてきたと思う。
4回転アクセルをするのも、小さいときの自分が口にした言葉。
そのときの幼い自分の目標を叶えてやりたいという思い。
その頃から多くのものを犠牲にしていたであろう自分への、言わばご褒美なのかな。
(きっと犠牲にしてるなんて思ってない、大好きでやってると思っていただろうから)
そして、「夢はきっと叶う」と口にしてきたことを証明するために、もう少し自分はやろうという。
毎日、毎日、時間がないといいながらも、こうして書いてしまうのも、
感動的なことが多すぎるのだ!
〈追記〉
ノーカット版の記者会見もありました。(前半英語多し、26分間)
https://youtu.be/-iqPKgAOLpg
これは初めに貼ったものと同じ記者会見のノーカットでしたが、
大事な部分で編集カットされたものもありますね。
先に紹介した動画に比べると若干受ける印象が違うのです。
昨夜のメダルセレモニーの時の赤いコートはかわいかったですね!
さて、羽生選手が一夜明けて、語った言葉。
You Tubeでさっと見ようと思ったら、あまりに心に浸みる言葉で
これは書き留めねばと、ほぼ書き起こしました。
(どこかに全文が載っていたら写すのだけど、まだ探せなくて)
昨夜は近い人たちと語り合ったのかしらね。
達成した後の静かな境地を感じました。
それだけの密度の人生を過ごしてきた人なのだと。
やっぱり涙しました(最近泣きすぎ)
動画はこちら https://youtu.be/iq3tm7btU4c
<書き起こし>
ソチオリンピックとの時とは違って、非常にたくさんの思いを込めて金メダルを取りに行った。
そして、最終的に自分が思い描いていたメダルをかけていることが、ほんとうに幸せです。
怪我の状態については、はっきり言って詳細がよくわからない。
検査はしたが、もともと靭帯が損傷していた部位に、そのときやってしまった方向が
あまりに複雑すぎて簡単にはわからなかった。
いろいろな痛みが出てきてしまって、何の治療が最適なのかわからない状態。
外的要因からすごくネガティブな方向に引っぱられました。
やっぱり、それだけスケートにいろいろなものを賭けたし、いろんなものを捨てた。
スケートだけでいいやって、本当に思ってるんで。
だから、これでスケートやめなくてはいけなくなったらどうしよう、とまでも思ってました。
実際に今もどうなるかわからない状態なので。
4回転ループが跳べたのが移動する前日。
ルッツは全くやらずに、トリプルジャンプが跳べたのもぎりぎりだった。
痛みとの闘いの中、何とか跳べるようになったジャンプだったので。
痛み止め注射は打てない部位で、痛み止めを何とか飲んで飲んでという感じだった。
はっきり言えることは、痛み止めを飲まずには到底ジャンプは降りられない。
病気と怪我に苦しみながらこの4年間を過ごして来たが、それは思い描いてなかった。
思い描けなかった。
もし順風満帆で何もなかったら、たぶん金メダルは取れてなかった。
やっぱりいろんな経験があったからこそ、いろんな勉強ができたし、学べたし、
それを生かせたのが今回の怪我からの復帰だと思っている。
Q.競技以外に挑戦したいことは
スケートを辞めるつもりはない。
やるべきことはやれたし、清々しい気分でいる。
やりたいことはスケートのほうで残っている。
今までの人生、スケートに賭けてきてほんとによかったと心から言えますし、
もうちょっとだけ自分の人生をスケートに賭けたいなと思っている。
モチベーションは4回転アクセルだけなんで。
もう取るものは取ったし、やることはやったと思っているので。
あとはちっちゃかった頃の自分の描いていた目標(夢じゃなくて)を
叶えてあげるだけかなって思ってます。
前人未到だからというわけではなく、最後の最後に支えてくれたのがトリプルアクセルだったから。
アクセルジャンプにかけてきた思い、時間、練習、量、質がどのジャンプよりも多いし、
何よりもぼくの恩師である都筑先生が「アクセルは王様のジャンプだ」と言っていたので
そのアクセルジャンプを得意として、大好きでいられることに感謝しながら、
4回転アクセルを目指したいなと思っている。
僕が作ってきた歴史は何ひとつ変わらないし、
今回はほんとうに誇りを持って金メダリストになれたと思っているので、
これからの人生、オリンピックの金メダリストとして全うしたいと思っています。
□■□■□■□■□
まず、そんなに足がひどかったのかと・・・
なんとなく感じていたけれども、そうだったのね。
文章に書き起こすと、それほどの言葉には思われないかもしれないけれど
静かに淡々と語る表情と口調に打たれました。
自分は多くのものを捨てて、スケートに賭けたのだ、の言葉。
23歳で、どんな人生を送ったのでしょう。
あまりに幼い頃で、自覚ができないうちに決心して、
自分の願いは誰かの願いと一緒になっていて、
人が自分にそれをせよと託したなら、自分はそれを受けとめる。
できる力があるので、託されたのだ。
自分はそのような星の下に生まれたのだ、特別な存在なのだという自覚を持って
生きてきたと思う。
4回転アクセルをするのも、小さいときの自分が口にした言葉。
そのときの幼い自分の目標を叶えてやりたいという思い。
その頃から多くのものを犠牲にしていたであろう自分への、言わばご褒美なのかな。
(きっと犠牲にしてるなんて思ってない、大好きでやってると思っていただろうから)
そして、「夢はきっと叶う」と口にしてきたことを証明するために、もう少し自分はやろうという。
毎日、毎日、時間がないといいながらも、こうして書いてしまうのも、
感動的なことが多すぎるのだ!
〈追記〉
ノーカット版の記者会見もありました。(前半英語多し、26分間)
https://youtu.be/-iqPKgAOLpg
これは初めに貼ったものと同じ記者会見のノーカットでしたが、
大事な部分で編集カットされたものもありますね。
先に紹介した動画に比べると若干受ける印象が違うのです。