はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

『チャーム・オブ・アイス』

2018年05月12日 | フィギュアスケート
2018/05/12

久しぶりに区の中央図書館に行ったら、「平昌オリンピック」というコーナーができていて、きれいなフィギュアスケートの本があったので、借りてきました。昨年秋に出版されたフィンランドの本でした。

チャーム・オブ・アイス――フィギュアスケートの魅力

チャーム・オブ・アイス――フィギュアスケートの魅力 
レーナ・レヘトライネン
サンマーク出版
2017-10-23



フィンランド人の人気作家、スポーツジャーナリスト兼カメラマン(新聞社デスク)、フリージャーナリストの3人が書いています。

〈本の内容紹介文より〉
本書は、世界各国約80名のトップスケーターのインタビューを基に、
「氷」「絆」「痛み」「プレッシャー」「正当性」「スタイル」「パワー」
そして「魅力」という八つの章から構成されています。
インタビューにはコーチや振付師、審判の言葉も含まれ、
フィギュアスケートの真髄に迫っています。

まず、写真の芸術的な美しさに見惚れてしまいました。
激しい動きの中の一瞬をとらえています。顔が鬼の形相のジャンプの瞬間なんて使っていませんよ。でも身体能力の高さがわかる場面を切り取っているのです。

アイスダンスの写真も多いですが、女性の髪の流れ、スカートの翻りが、まるで絵画のような、彫刻のような美しさ。

日本でもフィギュア雑誌は数え切れないほど出版されていますが、ほぼ羽生さんが中心で、文章もすでにメディアで知っていることが多いのです。私は羽生ファンですから、それもうれしいのですが、ヨーロッパ系で、アイスダンスに重点を置いた視点でフィギュアスケートを語るのは、目新しいこともあります。

多くのトップ選手の写真が出ていますが、みんな一人のスケーターとして敬意が感じられるように、並べてあるのが好もしいです。

パパダキス・シゼロン組(フランス)の言葉をひとつ書き留めておきましょう。

「軽やかで優美で、何も努力していないように見えるまで、プログラムを練習します」


コメント
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