父子の絆

2018/08/03

そして、今年6月にNHKBSのプレミアムカフェで「小さな狂言師 class="pict" style="'text-align:" style="'text-align:">始まっちゃうんだというか、親として心を鬼にしなくてはいけない部分でした」

萬斎さんに伝統継承者の責任があるからこそ、裕基さんにもそれが伝わり、継ぐ覚悟を持つ。


そして、父親がしっかりと子どもを躾けている伝統芸能の世界をうらやましいと思ったのでした。
自分が舞台で演じるのと同じくらいの大切さで、子どもにも芸を継承していく役割が父親にはあるのですね。



今は子育ては、ほとんど母親の役割と考えられているかもしれませんが、江戸時代頃までは、かなりの部分を父親が子育てに参加していました。
特に男の子の教育は父親が必要でした。武道や武士としての心得を叩きこむのも、農業、職人としての技術を教えるのも父親のほうが適任でした。

能、狂言、歌舞伎など日本の伝統芸能の家は、男の子に継がせる、芸を教えるという流れをずっと絶やさずに現在まで保っているのですね。

そう、今年のファンタジーオンアイス神戸で、大観衆の中で滑るで小さなサーシャ君を見て、プルシェンコさんの気持ちを思い、萬斎さん親子のことを思い出したのでした。