2018/08/22
東京都美術館で開催中の『藤田嗣治展』に行ってきました。
http://foujita2018.jp/
フジタは好きな画家なのです。
女の人はフジタの絵が好きな人が多いのではないかしら。とてもおしゃれで色も美しく、透明感もあって、パリのエスプリを感じますね。
私の好きな石井好子さんの本に、パリに住んでいた時にフジタに会ったと書かれていました。その頃からパリで大人気だったようです。
全体を通して、ほんとうに画風の変遷のわかる展覧会でした。
東京美術学校時代のフジタの描く肖像画はいわゆるオーソドックスな絵、パリに行ってからはピカソやモディリアニに似た画風になり、自分の画風を見つけてからは乳白色の裸婦を描くようになりました。
戦争中は日本に戻って、国策に合わせた軍国的な絵を描き、戦後20年は可愛らしい子どもの絵を描いたり、クリスチャンの洗礼を受けてからは宗教的な絵を描くといったふうにです。
乳白色の裸婦はパール色というか、大理石いろのやや筋肉質の肉体で、輝きのある硬質な美しさです。この白い色はベビーパウダーを使って出していたというのを読んだことがあります。
フジタは色の使い方がきれいで、そして細い線の輪郭とグレーの濃淡の影が特徴的。
私は特に戦後の絵がいいなあと思いました。絵本の挿絵のような可愛らしさがある絵が多く、そして色もとてもはっきりと鮮明なのです。
3時頃に会場に入ったので、混雑も一段落したようで見やすかったです。作品の量はかなり多かったように思いました。
東京都美術館で開催中の『藤田嗣治展』に行ってきました。
http://foujita2018.jp/
フジタは好きな画家なのです。
女の人はフジタの絵が好きな人が多いのではないかしら。とてもおしゃれで色も美しく、透明感もあって、パリのエスプリを感じますね。
私の好きな石井好子さんの本に、パリに住んでいた時にフジタに会ったと書かれていました。その頃からパリで大人気だったようです。
全体を通して、ほんとうに画風の変遷のわかる展覧会でした。
東京美術学校時代のフジタの描く肖像画はいわゆるオーソドックスな絵、パリに行ってからはピカソやモディリアニに似た画風になり、自分の画風を見つけてからは乳白色の裸婦を描くようになりました。
戦争中は日本に戻って、国策に合わせた軍国的な絵を描き、戦後20年は可愛らしい子どもの絵を描いたり、クリスチャンの洗礼を受けてからは宗教的な絵を描くといったふうにです。
乳白色の裸婦はパール色というか、大理石いろのやや筋肉質の肉体で、輝きのある硬質な美しさです。この白い色はベビーパウダーを使って出していたというのを読んだことがあります。
フジタは色の使い方がきれいで、そして細い線の輪郭とグレーの濃淡の影が特徴的。
私は特に戦後の絵がいいなあと思いました。絵本の挿絵のような可愛らしさがある絵が多く、そして色もとてもはっきりと鮮明なのです。
3時頃に会場に入ったので、混雑も一段落したようで見やすかったです。作品の量はかなり多かったように思いました。