2023/12/20
12月の季節の行事といったら
なんといってもクリスマスです。
クリスマスには素敵な曲が
たくさんありますね。
毎年、どの曲を使おうか悩むくらい
子どもから大人向けまで素敵な曲ぞろいです。
今回は『きよしこの夜』を
ベルハーモニーで合奏することにしました。
「ベルハーモニー」は音階のある打楽器。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/05/7affe98f76cfc9a88e2b063dc3fdaeaa.jpg)
上からポンと叩いて音を出します。
『きよしこの夜』に
このベルハーモニーの澄んだ音が
ピッタリなのです。
クリスマス時期には家にある
ベルハーモニーを持って
リトミックに出かけます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/dc/56824d30402b2dec28a2aed60a8d0863.jpg)
みんなに鳴らしてもらって楽しみます。
もちろん赤ちゃんたちは
鳴らすことができませんから
ママが叩くのを見ているのですが
そこから音を出すことの楽しさなどを
知ることもあるかと思います。
コード、構成音を書いた紙を貼りだして
鳴らすタイミングを指し示します。
C(ド、ミ、ソ)
F(ド、ファ、ラ)
G7(ソ、シ、レ、ファ)
Am(ラ、ド、ミ)
若いママたちはみんな
コードを知っているだろうなと
思っていたのですが
知らないという方もいましたね。
でもドミソの和音などというと
すぐにわかってくれます。
1人づつにベルハーモニーを渡して
順にドレミファソラシドと鳴らしてから
『きよしこの夜』の演奏録音に合わせて
和音を鳴らしてもらいました。
練習もなく、ぶっつけ本番ですが
ちゃんときれいな和音が聴こえました😀
終わった後には拍手。
音を出すのは楽しいことです。
それがみんなで出すとハーモニーになって
聴こえてくるので
いっそう楽しみが増します。
これは小さい子のプレゼントにいいかもしれません。
今日のリトミックでは
ステップをする前に
『窓ぎわのトットちゃん』のアニメ映画に
リトミックのシーンがあったと
つい雑談で話をしました。
黒柳徹子さんがトモエ学園で
リトミックをしていたことは
あんがい知られていないようです。
トモエ学園でトットちゃんも
やっていたと知ると
来ていたママたちは
俄然興味を持ってくれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/2c/126ebf4782b4ddc5ffdf739f5f23ef5e.jpg)
『窓ぎわのトットちゃん』には
リトミックのことが7ページにわたって
書かれています。
少し長くなりますが一部を
ここに引用したいと思います。
・・・・・・・・
小林先生は、パリのダルクローズの学校に1年以上も滞在して、リトミックを身につけた。日本人でこのダルクローズの影響を受けた人は多く、山田耕筰をはじめ、モダンダンスの創始者石井漠、歌舞伎の2代目市川左団次、新劇運動の小山内薫、舞踊家伊藤道郎。
こういった人たちも、リトミックがあらゆる芸術の基礎である、ということで、ダルクローズに学んだ。でも、このリトミックを、小学校に教育に取り入れてみようとしたのは、小林先生が初めてだった。
「リトミックってどういうものですか?」
という質問に、小林先生はこう答えた。
「リトミックは体の機会組織を、さらに精巧にするための遊戯です。リトミックは心に運転術を教える遊戯です。リトミックは心と体に、リズムを理解させる遊戯です。リトミックを行なうと、性格がリズミカルになります。リズミカルな性格は美しく、強く、素直に、自然の法則にしたがいます。」
講堂の小さいステージの上のピアノを校長先生が弾く。それに合わせて、生徒は思い思いの場所から歩き始める。・・・・・(続く)
まだまだリトミックの描写が続きますが
長くなるので
また別の機会に丁寧に書きたいと思います。
私も久しぶりにこれを読んで
リトミックをしているときの描写が
「なるほど」と思われ
とても参考になりました。
徹子さんも書くにあたって
リトミックの歴史や理念について
きちんと勉強されたことが
うかがえる文章ですね。