はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

2024年に読んだ本のまとめ 前編

2024年12月28日 | 
2024/12/28


今年1年を振り返って読書記録をまとめました。

私は本を読むときには
傍線を引きたくなるような文章を
パソコンに打ち込みながら読んでいます。
(実際の本には線を引けないのでね)
だから、ほぼ精読になるし時間もかかります。

ただ、図書館に返してしまった本でも
書きつけが記録となって重宝するので
これはやめられません。

今年はその書きつけが
A4で122枚分にもなりました。


1.『続・窓ぎわのトットちゃん』黒柳徹子  講談社 
2023年の読書記録にも最後のほうに書いていますが、1月になっても熱心に読んだので、ここに載せておきます。とてもおもしろく読みました。

2.『イコトラベリング1948-』 角野栄子 角川書店 
ブラジル移民として海を渡った角野栄子さんの若い頃の記録、ブラジル人の知合いがいた私はブラジル生活に興味を惹かれました。

3.『人を動かすナラティブ』 大治朋子 毎日新聞出版
毎日新聞編集委員の大治朋子さんが書いた本。ナラティブとは物語のこと。
この本は新しいものの考え方を教えてもらった本で、熱心に精読しました。

4.『ムーンナイト・ダイバー』天童荒太 文春文庫
天童荒太さんの本は好きですが、テーマはよいとしても、しっくりこなかった本。

5.『「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出』 角野栄子 角川書店
角野栄子さんがテレビで紹介されたことがあり、ライフスタイルやファッションにも興味を持ちました。角野さんの小さい頃からの思い出話。

6.『津波の霊たち 3.11死と生の物語』 リチャード・ロイド・バリー 早川書房 
児童を避難させる義務を怠って津波に呑まれてしまった大川小学校の裁判記録も載っている。3.11がやってくると、この本を最初に読んだときの衝撃的な気持ちを思い出して、再度読み返した本です。

7.『望まない孤独』 大空幸星  扶桑社新書425 
無料チャット相談「あなたのいばしょ」代表の大空幸星さん。
恵まれない家庭で育ったが、高校時代によい出会いがあって教育を受けることができ、社会貢献活動をしていた彼。
そんな彼が衆議院選で自民党から出馬したときは、私もあの大空さんが自民党の政治家に?と驚いたものです。与党でなければできないことがある、と考えるのはそのとおりだと思いますが、裏金問題に揺れる自民党から出馬したことがなんとなく腑に落ちなかった。

8.『BLANK PAGE 空っぽを満たす旅』 内田也哉子 文藝春秋
おもちゃもほとんど与えられずに育った内田さんにとって、絵本の物語の中に入って空想するというアソビは必要不可欠だった。谷川俊太郎さんと親しいとわかったのもこの本から。

9.『男らしさの終焉』 グレイソン・ペリー/小磯洋光訳  フィルムアート社
著者はトランスヴェスタイト(異性装者・いせいそうしゃ)。文化的に自らの性役割に属するとされる服装をしない。ロンドン芸術大学の学長。
この本で新しい見方に出会い、とてもおもしろかった。

10.『間取りのレシピ 100』 小谷和也 (株)エクスナレッジ 
最上階の角部屋は中住戸より3倍以上暑い、最上階、1階、角部屋は熱損失が大きい。オークやチークなどの広葉樹の硬い木は冷たい。杉の木は床材におススメ…などを知った。

11.『話す力』 阿川佐和子 文春新書
無口な人は英語でも無口。話すべきことは相手の話の中にある。相手の話の中のひとことを捉えて、自分の話をする。聞く側が、話す側の気持ちに寄り添って話を展開していく…など。

12.『書いてはいけない』 森永卓郎 三五館シンシャ 
財務省では、増税を「勝ち」といい、減税を「負け」という。増税を実現した官僚は高く評価され、その後、出世して、最終的に豪華な天下り先が用意される。
「日本の財政は世界最悪の状況であり、消費税を中心とした増税を続けていかないと、次世代に悔恨を残す」という根拠のない神話が作り上げられた。消費税増税が経済に致命的な被害を与えた。
第3章の「日航123便はなぜ墜落したか」が私には衝撃的だった。それ以後、日航機事故関連の本を読むことになった。

13. 『日航123便墜落の新事実』 青山透子 河出書房
森永さんの本の中で紹介されていた青山透子さんの本。この本も私には衝撃的だった。ブログで紹介。

14.『524人の命乞い』 小田周二 文芸社
日航機事故で家族を失った筆者もこの事故を科学的に検証している。

15.『日航123便 疑惑の始まり』青山透子 河出文庫 
青山透子さんの別の1冊。

16.『「山上徹也」とは何者だったのか』 鈴木エイト 講談社α新書 
この本のことはブログに書かなかったけれど、思うところはたくさんあった。
彼の境遇を思うと胸が痛い。人は家庭を選んで生まれてくることはできない。
鈴木エイト氏の言葉「なぜ彼を追うのか。〈彼のような悲しい存在を再び社会が生まないため〉ということに尽きる。当事者がアクションを起こさない限り事態が動かなかった。
政治家は破壊的カルト団体への規制を行い、その団体の陰で苦しむ被害者、そしてセカンドジェネレーションたちの救済に目を向けなければならない。」

17.『運動脳』 アンデシュ・ハンセン サンマーク出版
脳にとって最高のエクササイズは、運動である。身体を動かすと、気分が晴れやかになるだけでなく、あらゆる認知機能が向上する。記憶力が改善し、注意力が研ぎ澄まされ、創造性が高まる。それどころか知力にまで影響が及ぶ。

18.『身近な植物の図鑑』 鈴木純 角川書店
街中で見かける雑草や街路樹、野菜の話。鈴木純さんの観察記録が楽しい。

19.『安井かずみがいた時代』 島崎今日子 集英社
加藤和彦の映画を見に行ったことから、安井かずみを読み始めた。この本もたいへんに面白かった。ブログにも詳しく書きました。

20.『カサンドラ症候群』 岡田尊司 角川新書
パートナーが安全基地とならないことで、愛着の仕組みがうまく働かなくなり、心身にトラブルが起きている状態である。愛着の機能不全の問題。
心配性と世話焼きで、自分が心配しても始まらないとわかっていても、先のことまで取り越し苦労をしたり、最悪の事態まで考えて悩んでしまうところがある。こうした行動は「強迫的世話」とも呼ばれ、世話や心配をしないではいられないという特性である。 
この強迫的世話は、子どものころ、不安定な親の顔色を気にしながら、子どものほうが親をなだめたり、機嫌を取ったりした人によく認められる。


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ここまででやっと半分です。
これを書くのに4~5日かかりましたよ。

長くなるので後半は次回にします。





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