はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

昨夜の地震、ショパンコンクール一次予選の通過者発表される

2021年10月08日 | ショパンコンクール

2021/10/08

 

昨夜の地震は大きかったですね。

皆さんは大丈夫だったでしょうか。

私は10時頃、寝てしまったので寝入りばなで深く眠っていたのですが、スマホの緊急地震速報の音に起こされまた。

家では、納戸の中の不安定に積み上げたもの(紙袋の束)が落ち、水草水槽の水がはねて、まわりにこぼれましたが、下にビニールが敷いてあるのでたいしたことはありませんでした。それでも、まだ地震が続くかもしれないと思って、しばらく寝られませんでした。

 

さて、今朝6時からショパンコンクールの一次予選通過者の発表があり、LIVEで見ました。

45名の通過者です。

日本人通過者(敬称略)

1.古海行子

2.小林愛実

3.京増修史

4.沢田蒼梧

5.進藤実優

6.反田恭平

7.角野隼斗

8.牛田智大

 

この8人の皆さんでした!

通過の皆さん、おめでとうございます!

そして、惜しくも敗退となった皆様も今回は大変にレベルが高かったと審査委員長がおっしゃってましたね。お疲れ様でした。

海外の通過者も演奏がきれいだった、と思う方ばかりでしたね。

今後、続報が入ると思いますが、取りあえずここまででアップします。

 

発表動画   発表は後半から、読み上げだけです。

Announcing the results of the 1st stage of auditions

 

ぶらあぼ

https://ebravo.jp/archives/102139

 

 

 

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上野の森美術館『蜷川実花展』

2021年10月07日 | 美術館・博物館

2021/10/07

 

上野の森美術館で開催中の『蜷川実花展 ―虚構と現実の間にー』に行ってきました。

姪の家族が展覧会で撮った写真を見て、なんと鮮やかなんだろう!とびっくり。

蜷川実花さんらしいなあと思って、1度は行きたかったのです。

  

会場は一部(肖像)を除いて撮影はOK、これはうれしいです。ブログで紹介するにしても、たくさんの言葉を使うより、写真で一目瞭然ということはありますからね。

 

最初の部屋は花のパネル写真

 

 

 

写真のどこかにぼかしが入ってるなあ

 

花は生き物、植物だけれども、贈り物として人をつなぐ意味がある。(正確な言葉を覚えていませんが、こんな意味のことが書いてありました)

 

 

あざやかな色彩に目を奪われます。

 

壁、床、すべてがカラフルな花の部屋

この色彩の洪水は蜷川さんらしい。

 

お父さまが病に倒れてから亡くなる頃までの写真。それと直接わかる写真ではないのに、伝わってきます。

モノトーンと淡い色彩。

 

カラフルな色彩を見た後でのこれらの写真は、「そうか、色鮮やかさというのは生命力の象徴だったんだ」と気づいたのです。

 

桜につつまれた部屋

 

 

 

私の写しかたがピンボケ、ではなくて、フィルターがかかった写真

 

人物写真の部屋は撮影禁止でした。女優など芸能人のポートレイトが多かったのですが、男の人の撮る写真とは、どこかが違うんです。

 

次のこの空間は圧巻でした。

 

天井には傘

 

赤い花

 

不思議な物であふれているコーナー

 

不思議な雰囲気・・・

 

 

 

 

木馬?・・・

 

この組み合わせ・・・

 

豪奢でもあるし退廃的な雰囲気もあるし・・

 

この部屋を見ていると、どうしても写真を撮りたくなります。

実際、この部屋に来た人はみんな写真を撮っていました。これらを背景に自分の写真を撮る人もいましたよ。

蜷川ワールド全開でしたね。女の人の世界だなあと思いました。男から見た女でなくて、きれいなものが好きな女の人の世界でしたね。

見終わって会場を出ても、幻想的な異世界にあてられて、ふわふわ感が残っていました。

 

 

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3日目もよい演奏が聴けて満足

2021年10月06日 | ショパンコンクール

2021/10/06

 

今日の記事もショパンコンクールです。

すっかり、ショパンコンクールにはまってしまいました。こんなにはまるつもりではなかったのに(笑)

毎日、心癒される音楽を聴いて、楽しんだり、驚いたり、本当に良い時間をいただいています。

 

昨日の現地のEvening Session (日本時間の真夜中)の演奏を今日、聴いてみました。

予備知識は全くなかったのですが、最初の演奏者から惹きつけられました。

こ、この人は誰!?

J J Jun Li Buiさん(カナダ)17歳

エチュード ホ長調 Op.10-3(別れの曲)
エチュード 嬰ハ短調 Op.10-4、嬰ト短調 Op.25-6
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60

「別れの曲」の静けさ、はかなさが胸に迫ってきます。

でも寂しいだけではない、どこか清らかで明るいのです。こんなふうに感じさせる演奏ができるんだなあと思いました。

2番目のエチュードOp.10-4は速くて激しい曲ですが、一気に駆け抜けて巧みな演奏。Op.25-6も和音の連続をいともたやすく、何でもないかのように弾いているのがすごい。

最後の舟歌のたゆたうような揺れ、歌わせ方がうまいです。

お顔を見て、20代後半の人かなあと思っていたら、なんとまだ17歳。17歳でも、本当に弾きなれた演奏に感じました。

 

そして、 この人も素晴らしい。

Kai-Min Changさん(台湾)20歳

ノクターン ハ短調 Op.48-1
エチュードホ短調 Op.25-5 Op.10-5 「黒鍵」
バラード第1番 ト短調 Op.23 変ト長調 

この人も予備知識がありませんでしたが、弾き始めると音が美しいので、一気に引き込まれました。

最初のノクターン13番は私の大好きな曲ですが、ひそやかで静かな始まり。内省的で心が鎮まります。重厚さもあり、悲しみの感情を呼び起こさせます。限りない優しさも感じた演奏。

エチュード「黒鍵」。この演奏を聴いて、「黒鍵」は楽しい、はずむような気持ちの曲なんだと感じました。そういう感じを抱いたのは初めてです。楽し気に弾いていました。

そして、バラード1番、この曲は羽生君のスケート以来、いろいろなピアニストを浴びるほど聴いてきましたが、本当に好きな演奏は少なかったのです。

このチャンさんの演奏は好きだと思いました。ふっと立ち止まるような、何かを思い出したような感じの箇所もあれば、晴れやかで天にも昇る心地にもなる。空想が空をかけていくような。少しミスタッチはあったのですが、気にならないくらい表現としては素晴らしかったです。

この方も見た目は20代後半くらいに見えたのですが20歳。東洋系でも、外国の人は大人に見えますね。

 

(動画を貼らせていただきます)

実はこのふたりは、アメリカのオバーリン(オベリン)音楽院 Oberlin Consevatory of Music でダン・タイ・ソン氏に学んでいるんだそうです。ダン・タイ・ソン氏は、1980年にアジア人で初めてショパンコンクールで優勝した人です。

前回大会でも多くの優秀な入賞者を指導したのだそうです。ダン・タイ・ソンの直弟子とあれば、素晴らしい演奏も頷けますが、このオバーリン音楽院は、今もっとも注目されるピアノ教育の拠点のひとつ。

オバーリン音楽院はもともと1865年創立、アメリカの4年生音楽大学(音楽院)としては最も歴史ある名門だそうです。私はこの大学のことは知りませんでした。 

 

 

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ショパンコンクール1次予選 牛田智大さん

2021年10月05日 | ショパンコンクール

2021/10/05

 

今日はリトミックに行ってきました。楽しんでもらえたようで、無事に終わってホッとしています。

 

さて、ショパンコンクールの続きです。牛田智大さんの演奏は帰ってきてから見ました。

2018年、第10回浜松国際ピアノコンクールのときに舞台の裏側をとらえたNHKの番組で牛田さんを印象深く見てました。小さい頃から可愛い天才少年としてテレビに出ていた牛田さんが、浜松のときは成長した姿を見せていました。

あの頃は恩師の中村紘子さんが亡くなられ、少し悩んでいた時期でもあったのかと思います。

話が逸れますが、牛田さんが2位になった浜松の大会では、務川慧悟さんが5位になっているんです。今年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで3位に輝いた務川さんです。

さて、牛田さんは浜松コンクールから3年ぶりに姿を拝見しました。

牛田さんが登場すると、まだ小さい頃の可愛らしさ、優しさの雰囲気を残したまま、さらに大人になって安定した印象を受けました。でも1999年生まれですから、まだ21歳。(もうすぐ22歳)早くから活躍していた方なんだなあと改めて思います。

牛田さん、ピアノはYAMAHAでしたね。

ノクターン第8番 op.27-2

エチュード変イ長調 op.10-10   op.10-12(革命)

幻想曲ヘ短調 op.49

安定した演奏で、もうコンサートを聴いているかのようでした。

最初のノクターンの音色も美しく感動しました。革命のエチュードはお手本のような演奏。激しさと緊迫感の出ている演奏でした。幻想曲は成熟した感じを受けました。

 

 

日本人演奏者はみんな素晴らしくて、聴くたびに感心、日本人が上位独占するのではないかしらと期待しています。

海外勢もきっと素晴らしい人がいると思うのですが、まだ時間が足りなくて聴けていないのです。87人も出場者がいるのですから。

今夜は日本人演奏者はいません。10月6日、18:00から古海行子さんの演奏です。

 

ピティナ広報部note 1次予選2日目の報告

https://note.com/ptna_chopin/n/nf38ea93255c6?magazine_key=mc7741e25c6e4

角野さんのサインをもらう国立ショパン研究所の女性とか、小林愛実さんの肩に手を回す反田さんとか楽しい報告です。

 

牛田さんのインタビュー ショパンに対する気持ち

https://note.com/ptna_chopin/n/n57b6dd477b43

 

 

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ショパンコンクール1次予選 日本人演奏者の感想

2021年10月05日 | ショパンコンクール

2021/10/05

 

昨日夕方からのLIVEの感想です。

 

進藤実優さん

ノクターン ハ短調 Op.48-1
エチュード ハ長調 Op.10-1、嬰ト短調 Op.25-6
バラード第3番 変イ長調 Op.47

本当にきれいな演奏でした。ピティナ全国大会のときよりも、いっそう進化しているように感じました。まだ19歳の華奢な女の子にどんな力が隠されているのだろうという思いで、見ていました。

 

 

反田恭平さん

ノクターン ロ長調 Op.62-1
エチュード ハ長調 Op.10-1、ロ短調 Op.25-10
スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31

最初の数秒間でもう泣きそうになりました・・。美しい音。どうやったらああいう音が出るのでしょう。

ネコが鍵盤を踏んでも音の出るピアノですが、どのくらいの速さで指を下ろして、どのくらいの強さで鍵盤を打つとああいう音になるのか・・・。

モスクワ音楽院に入った時に、まず弱音の出し方を練習させられたと言っていましたね。弱音だけれど、きちんと聞こえる。弱すぎると音が出ない、聴こえない、となってしまうので、その練習をしたとおっしゃっていましたね。

ノクターン ロ長調 Op.62-1は弾き終わったときに、私は深い満足感に包まれて、ため息が出ました。

スケルツォは瞑想に導かれるような、いろいろな思いが浮かび上がってくるような、本当に美しい演奏でした。観客でスタオベをしている人いましたね。

 

 

角野隼斗さん

ノクターン ハ短調 Op.48-1
エチュード ハ長調 Op.10-1、ロ短調 Op.25-10
スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20

19時30分からの予定と出ていましたが、前の人が終わったらインターミッションが入り、20時過ぎになりましたね。

今回もドキドキしてしまったのですが、それも最初のうちだけでした。ノクターン13番の深く沈む低音の存在感。激しさと悲しさ表現の幅が素晴らしいと思いました。

角野さんの音は明瞭でどんな音でもはっきり聴こえる。速いパッセージでも欠けてしまう音がないんですね。角野さんは よく音が響きます。反田さんとはまた、音の印象が違いますね。

スケルツォはすごい集中力を感じて引き込まれました。

サントリーホールのピアソラ・コンサートのときにも感じたのですが、何か会場中が引き込まれて静まり返ってしまうような感じです。

角野さんはテクニック的には、すごくうまい人で安心して見ていられます。たぶん世界でも屈指の速弾き、指のよくまわる人だと思います。速いパッセージでも危なげがないんですね。

 

 

私としては、もうみんなファイナルに行ける、と思ってしまうのですが、審査員はどう評価するのでしょうか。

 

牛田智大さんは日付が変わって午前零時半からの演奏ですが、まだ見ていません。牛田さんも注目です。

これから出かけなくてはいけないので、ここまででアップします。

 

 

ピティナ広報部さんのnote。演奏動画、インタビュー動画も載せてくださってありがたいです。

https://note.com/ptna_chopin/n/n6ae65ec1de40

 

 

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