町内のシルバー会の旅行で、3月1日に全線開通した常磐道の富岡IC以北を始めて走りました。埼玉県三郷を基点に宮城県亘理まで、約300キロ、福島第一原発の放射能事故により通行できなかった、富岡と浪江IC間が通れるようになったので、仙台方面の旅を企画しました。
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原発近くの地区に来ると、積み上げられた汚染物質と雑草に覆われた家屋や畑が散在するのが見えます。新築中だったと思われる家は、足場のシートが劣化して垂れ下がっています。4年以上経っても、まだまだ進行中の被害状況です。
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高速道に9箇所のモニタリングポストがあり、バスの窓から写真を撮るのはタイミングが難しかったのですが、線量計表示は、4.0マイクロシーベルトから1.8くらいまでを確認できました。水戸市で0.075、東京で0.04マイクロシーベルトくらいですから、その高さには驚きです。
通り過ぎるのには問題ないようですが、この地区の帰還はまだまだ先のこと、改めて原発の存在について考えさせられてしまいます。