2024年もあと2週間弱、すっかり色彩の少なくなった身の回りで、寒さに耐えながら咲いている花を探してみました。
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ホトケノザ(仏の座)シソ科オドリコソウ属で、花期は3月から6月とされてはいますがとんでもない、今は1年中見られます。春の七草のホトケノザはキク科の別種です。
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日本古来のタンポポ(蒲公英)は春に咲きますが、繁殖力が強く生態系で優位になっているセイヨウタンポポ(西洋蒲公英)は、この時期でも咲いているのを見かけます。
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林の中で元気に咲いているアザミを見つけました。googleレンズで調べると、ノハラアザミ(野原薊)のようです。
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大洗港の先端緑地公園で咲いていたキミガヨラン(君が代蘭)は、5~6月と10~11月の年2回咲くリュウゼツラン科の耐寒性常緑低木でユッカともよばれます。海沿いは2,3度暖かいといわれますし、北米~中南米原産でも耐寒性は強いようです。学名の種小名「gloriosa (栄誉ある)」から和名が付けられたといわれます。
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いま満開なのはサザンカ(山茶花)、古刹の生け垣に咲いていた三種の配置には、植木職人の感性が感じられました。
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我が庭のフユイチゴ(冬苺)…樹の下に生えていますが今年は野鳥にすぐ見つかってしまいました。
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ヒイラギ(柊)はキンモクセイの仲間、甘い芳香で知られますが嗅覚の衰えた仙人の鼻では無臭です。「鰯の頭も信心から」という風習も最近では見られなくなりました。
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縁起のいい名前のキチジョウソウ(吉祥草)も、木陰に植えた我が庭では増えすぎて困っています。
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垣根のバラが赤い実と一緒に咲いていました。このように初冬に咲く返り花のバラのことを「冬薔薇(ふゆそうび/ふゆばら)」といい、よく詠まれる初冬の季語です。
冬薔薇いよいよ年の空深く 高澤良一
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ススキ(芒)もこの時期になるといちだんと侘しさを感じます。
折れてなほ日に華やげり冬芒 岡田日郎
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樹の下が霜よけになったようで、無傷のムラサキカタバミ(紫片喰)を見つけました。
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いつもと同じ12月10日前後の強霜により黒くなった皇帝ダリア、亜熱帯の中米原産で我が家に来てから約20年、今年もよく頑張り1か月の間冬空を華やかにしてくれました。根茎部分は地中に残りますので、枯草などを被せておくと来年もまた元気に芽を出します。
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まだ散りかねている紅葉をバックに、コブシ(辛夷)の蕾が大きくなっていました、来る年の希望を象徴するように…。とはいえ、世界各地で収まらない争乱、不安定な国内情勢や物価高騰など明るい話題があまりないのが気にかかりますが。
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