大洗港と苫小牧間のフェリーの運行表を見ると、出発が夕刻7時位で到着が翌日午後2時位の夕方便がさんふらわ「さっぽろ」、「ふらの」の2隻、出発が真夜中の1時半くらいでその夜10時位到着のさんふらわ「しれとこ」、「だいせつ」の2隻が交互にほぼ毎日運行されています。
約18時間の船旅を終えて停泊中のさっぽろを歓迎して、岸壁の磯節銅像の踊り子たちが磯節踊りを披露しているようです。真ん中のブルーは、イベントスペースの地面の塗装の色です。
船体の日輪に向かって泳いでいく水鳥一羽、イカロスのようです。ギリシャ神話のイカロスは、蠟で付けた翼で幽閉先を脱出し、あまり高く飛ぶと太陽の熱で溶けるという父の忠告を無視して、太陽に近づいていき墜落死するという話…勇気と傲慢の戒めによく使われます。
そういえば昭和52年、千波湖畔でのサーカスで若いクラウンが墜落死し、それが「翔べイカロスの翼」(草鹿宏著)という小説になり、松山善三脚本の映画化ではさだまさしが主演、彼が作った主題曲「道化師のソネット」は笑ってよ~僕のために~という有名なフレーズで今でも歌われています。