顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

もう梅雨明け?…自然に従順な庭の花

2018年07月03日 | 季節の花
平年より22日も早い梅雨明けで、6月末から猛暑が続きはじめました。老躯は順応できるか心配ですが、庭の草花は文句も言わず黙って花を咲かせています。
(予報では明日から梅雨の戻りがあるようで、1週間雨マークが付きました!!!)

しばらく花を眺める余裕がなかった日が過ぎました。雨の似合うアジサイ(紫陽花)の鑑賞期間も短かった気がします。名前の知っている数少ない花の一つ、ヤマアジサイの紅(くれない)、真っ赤な色で印象に残ります。

これもヤマアジサイ、買ってきた時の名札は紛失してしまいました。ガクアジサイの小振りなヤマアジサイがなんとなく好感がもてます。

一転してモナルダはタイマツバナ(松明花)といわれるように、鮮明な赤い花が力強く盛り上がるように咲きます、まるで夏を象徴するように…。シソ科ヤグルマハッカ属、爽やかな香りがするとありますが、暑さで微妙な香りが嗅ぎとれません。

いままでキキョウ(桔梗)と思っていましたが、よく見ると蕾の形が違います。調べてみるとモモバキキョウ(桃葉桔梗)かもしれません。どういう経路でここに咲いているのか全く不明です。今まで普通の桔梗と思って見ていました。

このシモツケ(下野)は落葉低木、バラ科の多年草シモツケソウ(下野草)とは木と草の違いでよく見ればわかります。シモツケは栃木県で自生していたのが命名で、シモツケソウはそれに似ているので名が付いたといわれています。

フロックスとヘメロカリスが咲き始めました。日本名オイランソウ(花魁草)、ノカンゾウ(野萱草)の仲間ですが、種類が多すぎてこの先の詳しい名前はわかりません。

イトバハルシャギク(糸葉春車菊)は宿根多年草、冬は地上部の葉を枯らせて越冬、春にまた咲かせるので、宿根コスモスという別名もあります。

アガパンサスは南アフリカ原産ですが、育ちやすいために世界各地で栽培され、根は太く強いので、土手などの土の流出を防ぐのに役立ち、海抜の低いオランダの堤防によく植えられたと聞いたことがあります。

芝生に出るネジバナ(捩花)は、のんびり育つ筈の花壇に移植してやると消滅してしまうひねくれモンです。芝の縁の生育環境の悪い所に並べて植えて見たら、機嫌よく一斉に花を咲かせました。

雑草さんのブログで紹介されたナナフシ(七節)、我が庭で初めて発見、今まで気付かなかっただけかもしれませんが…。木の枝に擬態するといっても、刈り込まれたサツキの上では、完全に見え見えです。節が7つと発見しましたが、「七節」の「七」は単に「たくさん」という意味で、体節を正確に7つもっているわけではないようです。