顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

大洗サンビーチ…誰もいない海

2020年08月01日 | 日記
やっと梅雨明けというのに、コロナの感染拡大により茨城県内の海水浴場はどこも閉鎖になってしまいました。
きれいな水と広い遠浅の海岸で快水浴場百選に選定された「大洗サンビーチ」も、海岸に来ることはできますが、残念ながら海水浴はできません。

7月30日午後2時の撮影です。
7000台という大きな駐車場の一部だけが有料で開放されてはいますが、「監視員、救助員はおりませんので海への入水は控えてください」の看板が立っています。

約40年前に比べると倍以上広くなったビーチも魅力の一つですが、その広さに人影のないことが異常さを余計に感じさせます。

遊泳禁止の赤旗だけが翻っていました。奥の建物は津波避難施設、ここで「砂浜図書館」を開き、ビーチの新しい楽しみ方を提案するそうです。

お客さんには来てもらいたいし、しかし感染が広がると困るし…苦渋の決断だったことでしょう。
梅雨が明けると海のシーズン…、入水禁止、飲酒禁止、キャンプ禁止などの規制が多過ぎて可哀そうな気がしますが、コロナ対策を充分にして、お出掛けいただきたいと思います。

駐車場と砂浜の間には野原が広がります。
シロツメクサ(白詰草)、オオマツヨイグサ(大待宵草)などの外来種が主ですが、悪名高きオオキンケイギク(大金鶏菊)の仲間、ハルシャギク(波斯菊)も顔を出しています。

オオマツヨイグサ(大待宵草)、夕方に開花して翌朝にはしぼむので名前が付きました。アメリカ原産で明治の初めに渡来、全国の河原や海辺などの荒れ地に生えています。

北海道航路のフェリーが停泊中、感染者が激増している中でのちぐはぐなgo to トラベルキャンペーンの効果が少しでも出るのでしょうか。