
数日前の読売新聞編集手帳に晩冬の俳句歳時記にある「探梅」について載っていました。ほころび始めたわずか1輪か2輪の梅の花を探しながら歩き、待ち遠しい春が近付いたことを喜ぶことをいいます。特に今年はその気持ちが強い気がしますが、年々開花が早まり2月8日の開花情報ではすでに17%の開花率になっていました。
探梅の探しあてたる一二輪 高澤良一
城あとの梅を探りてただひとり 上村占魚
しんがりが好き探梅も人生も 木田千女

なお、古くから伝わる梅の鑑賞の仕方の残り二つは、一斉に開いた満開の梅を愛でる「賞梅」、梅の季節の名残を惜しむ「送梅」があります。
探梅の時期は過ぎていますが、2月7日に撮った偕楽園の梅の一部をご紹介いたします。

東門を入ってのすぐの冬至梅、開花率17%といっても1輪でも開花すれば開花木になるので、咲き始めでは梅林の実際の感じとは少しずれがあります。

紅加賀は明治35年静岡県興津試験場産出の実梅です。実梅の代表種白加賀は野梅系ですが、名前が似ていてもこれは杏系豊後性です。

水心鏡は野梅系の結実品種、白さが際立ちます。

鹿児島紅は濃い紅色の代表種、蕊の花糸までが真っ赤です。李系紅材性の不結実品種です。

虎の尾は水戸の六名木のひとつ、古くからの名花ですが名前の由来は諸説があり確定できません。

盆栽などにも人気の大盃、李系紅材性、観賞用の梅はあまり結実しない品種が多いようです。

南崖の常磐線沿いに道知辺が咲いていました。花も美しく匂いも強いので目印になるのが命名の由来といわれています。

田毎の月にもう昆虫が受粉作業を始めていました。

緑咢は名前の通り咢の色が緑色、青白い花の色と相まって人気の梅です。逆光で撮ってみました。

やっと一輪の開花を見つけた八重唐梅、雄蕊の一部が花弁に変化する「旗弁」現象が出ていました。
茨城県独自の緊急事態宣言も2月7日までが2月28日までに延長になりました。2月13日から始まる予定だった水戸の梅まつりも、緊急事態宣言解除になるまで中止ということになっていますが、今年の偕楽園は開園していますので、感染対策を万全にして、ぜひ咲き始めた100種3000本の梅花を見ていただきたいと思います。