顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

低山でもへとへと…、体力の限界を知る

2020年12月12日 | 山歩き

初冬の好天に誘われて久しぶりに県境の低山を目指しました。
すっかり葉の落ちた登山道はカサコソと盗人除けの落ち葉道です。一本残って色を振りまくモミジ、コシアブラの白っぽい葉も散見されます。

しかしゆっくりの歩調で息は切れませんが、足の運びがままになりません。一歩一歩前に出していつもより1.5倍のスピードでも脚が重く……、もはや限界、頂上にたどり着かず8合目くらいの小さなピークをゴールとしてしまいました。

写真を撮る余裕もないなかで、道すがら探しても花はすでに冬枯れの中に埋もれ、やっと見つけた一枝のリンドウ(竜胆)も完全に倒れていました。先日拙ブログの「光合成」に載せた、花弁の葉緑素の斑点がよく見えます。

ツルリンドウ(蔓竜胆)の鮮やかな色が目を惹きました。同じリンドウ科で葉の形は似ていますが、花期は山に入らない夏なのであまり目にすることはなく、秋の赤い実になって気が付きます。

結局、標高差250mくらいが傘寿間近の我が体力の限界かと思い知らされ、山ばかりでなく身体でも冬の訪れをしみじみと感じました。

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