コロナに翻弄された2021年もまもなく終わります。ここ2か月の感染者数は激減して安心していた矢先、新たなオミクロン株が出現しました。
さて、新しい年はある程度コロナをコントロールできるようになるのでしょうか。世界中の叡智を集めて人類のこの難問に向かっていこうとすれば、国家間で争っている余裕などない筈ですが。
季節外れのヒベリカムが、紅葉した葉に囲まれて咲いていました。季節を勘違いしたり、周りが見えない慌て者は植物の世界でも多く見られます。
庭のフユイチゴ(冬苺)が今年はいっぱい実を付けています。小鳥に見つからないように枯葉などで覆っていますが、毎年周りに餌が無くなる時期には見つけられてしまいます。
5mくらいに伸びた皇帝ダリアは強風で倒れ、そこから首を持ち上げて咲いたので、今年は手に取るように観察できましたが、12月14日の朝あえなく霜で果てました。
豆類の霜除けに、笹の葉が付いた篠で覆いました。スナップエンドウとモロッコ豆、寒さに耐えて来春の収穫はいかに?
我が家のナンテン(南天)は日陰のために実を付けないのが難点ですが、公園の日当たりの良い場所では実が満載です。子供が幼いころには雪ウサギの目に…、しかし温暖化のせいか此処では雪だるまも作れなくなりました。
こちらはオタフクナンテン(お多福南天)、実はほとんど生りませんが、矮性で赤い葉が美しいため、公園の植栽などに人気があります。
ウメモドキ(梅擬き)はモチノキの仲間、葉の形がウメの葉に似ているからの命名で、小鳥の大好きな果実です。
似ているニシキギ(錦木)はニシキギ科で紅葉の美しさから命名され、古い枝に付く翼のような形からカミソリノキ(剃刀の木)ともよばれます。
テイカカヅラ(定家葛)は、何枚か紅葉した葉を一年中目にします。調べてみると、常緑性の植物は葉が生え替わる時に紅葉するそうですが、やはりこの時期に一番多く見られると載っていました。
鳥も食べないカラスウリ(烏瓜)、冬枯れの中で鮮やかな色がいちだんと目立ちました。
分別の底たゝきけり年の昏 松尾芭蕉
日当ればみんなしあはせ実南天 星野麥丘人
冬ざれや天より垂るる烏瓜 山口青邨
落ちてなお輝き失せず桜の葉 顎髭仙人
この一年、拙いブログをご覧いただきありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えください。
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