道内クライマーのパイオニア的存在の宮下弘氏の、初の個展「山岳水墨画展」が秀岳荘白石店で開かれていたので観賞・・・感動利尻山や北アルプス槍ケ岳など約30点が展示宮下氏は現在84歳だが、昭和38年には、赤岩西壁の難所クリスタルフェース」を4日かけ初登攀、昭和45年には利尻山東壁を初登攀している。登山を引退し、77歳で水墨画を始めたようだ。個展にあった山行メモの数々。内容が精密だ。お米の一粒一粒に文字を書いているのも凄い宮下氏は、これからも、色づけした水墨画やさらに新しい事に挑戦したいと話していた。展示は1/18-1/26まで。入場無料。※宣伝が遅くなって申し訳ない宮下氏からもらったサムエル・ウルマンの不朽の名詩「青春の詩」
「青春」Samuel Ullman 岡田義夫訳
青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。苦悶や、狐疑(こぎ)や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。
年は70であろうと、16であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。
曰く驚異への愛慕心、空にきらめく星辰(せいしん)、その輝きにも似たる事物や思想に対する欽仰(きんぎょう)、事に処する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。
人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。人は自信と共に若く 失望と共に老ゆる。希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして、偉力の霊感を受ける限り人の若さは失われない。これらの霊感が絶え、悲嘆の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至れば、この時にこそ、人は全くに老いて神の憐れみを乞うる他はなくなる。・・・・
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