野草散策でみつけたワンピース

散歩や旅行等イベントで見掛けた野草。彼等の生き様で気付きと戯言

木に咲くチューリップ

2013-05-12 18:43:07 | 日記・エッセイ・コラム・植物
新 十 津 川  徒 然 … 今と 、 昔と NO.2 

2013_0512_dscf0253c この写真は総進の六郎から提供頂いたもの。場所は不明だが残雪の傍に咲くヘビノマクラ、本格的な春を迎える様だ。思い出すのは高台の玉置神社の周りを流れていた小川の溜まりに赤紫の座禅草(ザゼンソウ)が生えていた事。子供の頃、ヘビノマクラはこのザゼンソウも指すと思っていた。てっきり白と赤紫の二種類があるものと。

東京に就職し尾瀬のミズバショウが騒がれるのを見て、
何かと思いきや ”何だぁヘビノマクラかぁ” と揶揄した覚えがある。しかし赤紫のヘビノマクラがザゼンソウで有る事を知ったのは、それなりに年齢を重ね野草に興味を覚えてからだ。
ミズバショウ(ヘビノマクラ)が健在なのは分るが、赤紫のヘビノマクラと思ったザゼンソウは、今健在なのだろうか?あまり注目されない気がする。きっと絶滅危惧種ではないだろうか?内地で評判に成る程の群生地が見つかれば保護に走るんだろうなぁ。少し情けない、地元で大人が ”それが何か” 子供に教える事で自然と保護される気がする。

東京では今、百合の木(ユリノキ)が咲き始めた。2013_0512_113209_2   


2013_0512_113242_2 モクレン科の大きな木で、丁度チューリップの様な花(形も大きさも同じ位)を咲かせる。高い所に咲くため注意してみないと気付かない事が多い。私が知ったのは5年位前の神代植物公園、その後近くの公園に結構植えられている事も。北アメリカ中部原産で明治初期に種で持込まれた様だ。
別名”チューリップの木”、ハンテンボクとも言われる様だ。
チューリップノキの方が分かりやすい気がするね。 

実は、このユリノキ/チューリップノキは北海道では、とても珍しい様だ。
そのユリノキだが、新十津川の学園小学校跡地に有るらしい。誰がどんな経緯で植えたのか全く分からないが素晴らしい。学園小学校卒業の方々はご存じだろうか?高所にあるから誰か教えない限り見逃しているかもしれないね。

内地では丁度今、咲き始めたが新十津川では何時頃になるのか?
気候で言えば二か月位ずれるから7月頃だろうか
是非、一度見て大事にしてやってほしいなぁ。

子供や孫に”木に咲くチューリップ見に行こう”と連れて行き小さな感動を
与える事で 彼らが…その子供たちも きっと大事にするに違いない。
コメント
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