お盆は新潟の義母の家で過ごすのが恒例だ。
此処のお盆は薄暗くなってから朝顔形の提灯を持って墓参りに出かける。幾つかの代々の墓に蝋燭や線香を立てるため墓地全体が明るくなる。加えて墓地の入り口には六地蔵があり、其処に持ちこんで残った線香や蝋燭を六等分してすべて置いて行かなくてはならない。大規模な横5m程の”たき火状のものができる。
明治以前から続く習慣だそうだが火事になった事もないそうだ。不思議なお話…神のご加護か、仏様よりも、名前忘れたが火に関係する古い神社(古峰神社だったかなぁ)の御利益かも。私は初めて此処にきた時には、神社にもお参りした記憶が有るが今はやっていない。
夜のお参りには時間があるので海へ(写真はその時のもの)
網代浜の海水浴場は船溜まりの隣にある。遠くに見えるのは新潟東港火力。大きな天然ガスの船着き場とタンクがある。船溜は、その手前に整備されている。此処は近年ヨットレースが出来る様に最近再整備された海岸だが、バーべキューや磯の魚介類を狙う人は少し離れた所にパラソルを立て楽しむ様だ。
後ろを振り向くと遠くに風力発電の風車が見える。近々、増設されるのか大型機器の通行で道路が通行禁止になるとの看板があったのを覚えている。海岸線5km以上離れているがこの辺とは違い風も強く何時も波が立っている印象。
船溜まりの岸壁沿いに小さな魚の群れが行き来している。ボラの稚魚ではないか?との話もあるが。魚は豊富な様でお親子ずれの釣人達が見える(本当は立ち入り禁止なのだが…)。海水浴場では、以前地引網もやったそうだが流れが変わり、砂が運ばれてしまった様で最近は実施していない様だ。船溜の再整備と桟橋上の護岸工事を幾つか整備した関係で昔に近くなってきた感もある。地曳網はどうだんだろう…可能でも小さい子供が少なくなったからなぁ。
冒頭の説明と全く違う写真だが、墓地の写真を使うのは何処どなく抵抗が有るのと海岸の野草を狙ったが、常連の弘法麦(コウボウムギ)、浜昼顔(ハマヒルガオ)と浜梨(ハマナス)の赤い実は有ったが今一つ話題性に欠けるので諦めた。
一番印象的だったのは、船を下りてきた若い漁師の表情。兼業だそうだが、真っ黒に日焼けした顔と頭に鉢巻き、ハキハキした応答…忘れていたものを思い出すとても良い表情だった。