昔ある業界紙で石橋亭と言ううなぎ屋さんのとても古いモノクロ写真を見た記憶があった。確か職人と家族が店の中で写した集合写真で明治時代としてはとても貴重な写真だったと思う。そんな事はすっかり忘れていたのですが、ワイズが本郷に移転後、暫くして近くのうなぎ屋さんに出かけたら「石橋亭」と言う名前と店の雰囲気が古いモノクロ写真とゆっくり重ね合っていった。店の女将さんに古いモノクロ集合写真があるか?と尋ねると「あります」と見せて頂いた、そこには業界紙に紹介されていたモノクロ集合写真のオリジナルが存在していた。ここで完全に記憶の一致を確認した。とな訳でとても古く明治28年創業のうなぎ屋さんがワイズから徒歩3~5分のところにあります。写真の暖簾を見て下さい。風情がありますでしょう。暖簾だけでなく店の中も一気に明治、大正、昭和初期にタイムスリップしてしまいそうです。「趣がある!」と今回昼食をご一緒した航空写真家の芥川善行さんもおっしゃっています。いつもの様に芥川先生との昼食にはビールがつきものです。コップ一杯で顔が真っ赤になってしまう私にとっては昼の明るさが更に顔の赤さを目立たせますので苦手なビールタイムとなります。(赤くならない人が羨ましい)写真は上鰻重2500円也。昔ながらの鰻重ですが季節によってたれの味を変えていとこだわりを持っているそうです。本郷・湯島地区は一部戦災を免れたところもあり、昔ながらの天ぷら、そば、すき焼き、うなぎ等の「味」とフレンチ、イタリアンなどのニューカマーの「味」が一所で楽しめる貴重なエリアです。「遊びに来て下さい」