◆撮影:2007年11月17日、御座所岳前尾根より
2013年10月10日(木) 『滑落事故』
<厭世的な思考>
今後自身の身体が如何なる状態まで快復するのかが分からないなかで、事故から12日間、現地の病院(脳外科)に入院する間、僕は厭世的なことばかり思考していたように記憶する。64歳に至るまで、職業病と思われる腰痛を除いて、病気らしい病気をしたことが無いし怪我らしい怪我もしたことが無いゆえ、今回の滑落事故よる我が身体が何処まで快復するのかに、ただ只管不安感を抱いていたのだろう。 自宅に戻って、9月30日以降、地元の病院に昨日まで日々通った。脳外科と耳鼻科だが、CTやMRI、そして耳鼻科による耳や舌、頬などの検査を行なった。MRIの検査結果はまだ知らされていないが、CT検査では現地病院の映像と比較するとき、後頭部脳内出血などによる心配はないそうで、来週知らされるMRI検査の結果次第だが、脳外科通院は卒業できるのかもしれない。 僕の姿を見る上さんは、「80歳の爺さんに見える」と表現をするのだが、鏡に映る我が顔をみるとき、僕自身も納得だ。「左目のみを閉じることができない」「食事時の咀嚼に苦労している」「お茶を頂戴するときにコップに口を付けて直接飲むことが難しく、ストローを使用している」というのが現実で、強打による左顔の硬化麻痺症状は明確に残っているし、まだ安定した歩行ができないのも現実である。