◆撮影:2013年7月3日、八ヶ岳(大同心稜)にて
(シロバナヘビイチゴ)
2013年10月19日(土)
『モンベルの山用品』
<丈夫なズボンとサブザック>
自身の不注意で滑落事故を起こしてしまい、多くの人々に迷惑を掛けてしまう結果となった。申し訳ないことをしてしまったと心中より念じて止まない。
ところで、山仲間のABちゃんが事故後に記した報告書に「前尾根前壁ルンゼ下降中、約20m落下し、2回バウンドして大岩陰でやっと止まる」とある。その滑落前後の記憶が我が脳裏より完全に喪失しているゆえ、その滑落の衝撃が如何なるものであったのかを僕は理解できていないが、ヘルメットを被っていたにもかかわらず、「後頭部脳内出血」や「左耳の裂傷」「左耳奥骨の骨折」「鼓膜内に血液が溜まっている」「左顔の硬化麻痺症状」などを考えるとき、それはかなりの衝撃であったのだろうと想像できる。
山仲間が揃って9月29日に見舞いに来てくれたのだが、そのときに「止まった処より、その下部へと落ちてしまうと命が危うかった」とも聞いたようにも記憶するのだが、先日、山具の後片付けをするなかで、そのとき身に着けていたズボンとサブザックを見て、殆ど損傷していないことに驚かされた。
それら二品は何れも偶然、「モンベル」で購入した山用品であった。長袖上着(美津濃製)は、治療時に切り裂かれたらしいのだが、滑落時に僕の背中や脚を保護してくれたに違いないサブザックやズボンには、まったくに近いくらいに損傷が無かったのである。サブザックやズボンは「裂けているに違いない」と考えていたのだが、今年7月に購入したばかりの、事故後上さんが洗濯してくれ物干し台に残っていたトレッキングパンツは無傷、また、昨年の春山の為に購入したサブザックは、血痕は残っていたが、やはり殆ど傷んでいなかった。いずれも至極丈夫なのだろう。