裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

霧ヶ峰キャンプ⑤

2005年08月17日 | ひとりごと・日記
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バカのバカンス その⑤
「終わらないバカのバカンス」
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実は、正確には、新潟に戻っていない。
バカのバカンスは終わっていないのだ。

故障したカップルの車もいまだ長野。
その中に、まだ僕のキャンプ道具が残ってる。
なので、正確には家に戻っていないのです。

今週末、もう一回 修理に出した車を引取りに
わざわざ霧ヶ峰へ来なくちゃいけないのだ。
(僕は佐渡旅行なので行かないけどね)

お盆休みで、修理が間に合わないので、長野に車を置いてきた。
そのカップルを乗せて帰るために、僕の荷物も置いてきた。
車を取りに行くには当然、運転手2名必要。

野郎二人で、長野霧ヶ峰ドライブ?

「いっそ、代行 呼べばいいじゃ~ん。」(笑)

しかも、俺は上越インターで降りて彼女の家まで送らされた。
また高速に乗るのも嫌なので、した道で家まで帰ったので、
結局帰りも4・5時間以上掛ってしまった。

バカのバカンスなんて洒落でなく、
俺達、本当のバカだなー。

車取りに行って、またその車壊れたりしたら、
エンドレスにバカじゃん。

ENDLESS VACATION OF BAKA
~終わらないバカのバカンス~

ビーチボーズみたいじゃない?
しかも、週末の霧ヶ峰 無駄に晴天だったりして。(悲)

今、もっかいキャンプするかと聞かれれば、
答えはNONだな~、

だいたい俺、Mじゃねーし、疲れたよ~~~~~~~。
が正直なとこですな。
面白かったし、また時間が経てば気持ちも変わると思うけど。

ほんとは「家が一番いいな~」ということを感じるのが、
旅行の本当の意味なのかもしれない。

霧ヶ峰キャンプ④

2005年08月17日 | ひとりごと・日記
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バカのバカンス その④
「雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ
夏ノサムサニモ・・
冷メタ肉ヲ喰ライ・・・・」
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2日目(8月15日(月))
猛獣の鼾に悩まされ、寝不足&飲みすぎのパパたちは、
更に子供達を連れ、白樺湖の遊園地へ遊びに出たが、
僕と上越合流カップルはヘブンに残った。

昼間はまさに天国。

日中でも涼しいし、イスに座りながら
うつらうつらと昼寝したり、本を読みながら過ごした。
霧ヶ峰キャンプ場の側に、霧ヶ峰ビュッフェという
宿泊場もあり、そこには天然温泉が500円で入れたので、
のんびり風呂に浸かったりできた。
トランプもあったので、みんなでポーカーや貧民をして
遊んで盛り上がった。

昼飯(焼ソバ)作りついでに、火を熾して
昨夜作ったカレーを温め直したり、ご飯を炊いたり、
遊園地組が帰って来る前に夕飯の準備も始めたところで、
大雨に打たれた。
焚き火で、たっぷり塩コショウした豚肉のブロックを
焼きはじめたら大雨でビッショリ洗い流された。
風も強くなり、天国気分も一変してしまった。
凍えながら食べた冷えた肉の味や、寒くて飲めないビール。

雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ
夏ノサムサニモ・・冷メタ肉ヲ喰ライ・・・

・・・・ケンジ ミヤザワも吃驚だ。

2日目はあまり深酒もせず、
横向きを崩さぬよう細心の注意を払って寝たのが好を奏し
鼾の音も半減したという実験結果が立証された。
やれば出来るジャン 俺。

「野獣死すべし」

朝5時頃、早く就寝した僕は一番に目が覚めた。
すると、空には大きな虹が・・・・(写真参照)

早起きした、俺ひとりしか見てないと思う。
ありがとう!霧ヶ峰!!
最後に大きなプレゼントを貰った気分。

当初、2泊3日はしんどいスケジュールかと心配していたが、
意外と、2泊の方がゆっくり出来て良かった。
1泊じゃ設営と片付けに間がなさすぎて、キャンプ意味なし。
最大の教訓は「キャンプは2泊以上せよ!」です。

3日目の片付けもすっかり雨天。

半ベソで帰り支度が整うと、嘘のように晴天。
入道雲まで広がってやんの~。
このまま帰るのも勿体ないので、
近くの展望台みたいなところを散策したり、
リフトに乗ったりして楽しんだ。
白樺湖に降りて「銀平」という信州蕎麦屋さんにて昼食。
ボリュームもあって、なかなか美味かった。

東京方面から参加していた家族とここで別れ、
来た道を帰ったが、帰り道はぜんぜん混まずにスムーズ。
てか、帰り道は帰り方が判ったので、
「帰りは安全に高速でも80キロくらいでゆっくり帰ろうよ」
と振っておきながら、逆にポールポジションをゲット!

B型ワゴン車にリベンジを込めて、
気が付けば、140キロ~160キロでぶっ飛ばした。
猛追するワゴンとのデッドヒートに勝利し、
3時間くらいで新潟に戻れた。

霧ヶ峰キャンプ 番外編

2005年08月17日 | ひとりごと・日記
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バカのバカンス 番外編
「実録!キャンプ・マスターへの道入門」
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せっかくのキャンプ体験なので、
HOW TOも一章入れておきましょう。

「火の熾し方」
キャンプで、火を熾す作業というのは、
かなり重要ポイントだ。
ここは男の見せ所でもある。

素人さんが間違いやすいのは、
炭だけ買えば簡単に火が付くと思ってしまうが、
世の中には「着火剤」という便利なものがあるのだ。
これがないとなかなか、火は熾きないのだ。
なるべく小さな炭(砕いたりして)に着火剤を
入れたりかけたりして火を付ける。
団扇などで、思ってるより大きく懸命に風を送る。
するとどうでしょう「パッ」と火が大きくなる瞬間があるのです。
ある程度火が熾きたら、網や鉄板をかけて十分熱してください。
生焼けの網に生肉を置くと、肉がくっついて離れません。
かまどで、薪を燃やす場合も着火剤は有効ですが、
とにかく、丹念に風を送ることが大事でした。


「飯ごうで ご飯を炊こう」
最近の飯ごうは丸型が多いが、
昔ながらの湾曲した飯ごうのことは兵式飯ごうと言います。
つまり、戦争で使ってた飯ごうですね。
あの湾曲は、腰に沿って持ち歩けるようにわざわざ
あのような形になっていたのです。

何へぇ~? (つーか何兵?)

まず米を入れる量は、内蓋や外蓋で計量します。
基本的に内蓋すりきりで2合。外蓋で3合らしいです。
米を何度か研いで(洗う)水を入れます。

「米の量と、水の量が同じ」
と聞いてましたが、
米の量に対して最適な水の量を示す目盛が付いてます。

ちなみに、兵式の場合、外側に2本の線があります。
下の線が2合で、上の線が4合。
今回は新品の5合炊き丸型飯ごうだったので、
内側に5合の線がありました。

火を熾したカマドの上に飯盒を置きます。
昔から「赤子泣いても 家焼くな~♪」もとい、
「赤子泣いても蓋取るな」などと言いますが、
後は、じっと待っているとふつふつと白い泡が蓋の脇から
吹き始めます。
その泡が落ち着いて消えたら炊けてます。
火から外して、飯ごうを逆さまして蒸らします。
飯ごうってのはよく出来ていて、
あまり大きな失敗はありません。
初めてでも大抵はなんとかなります。
焦げても上の方だけ食べれたりするし、
まだ炊けてなくて二度炊きしても炊けたりします。
てことで、LET'S TRY HAN GO!

その他 今回教えてもらったことを
実践してみた男からの一言アドバイス!

「テントの雨対策」
キャンプ場ではスノコを貸してくれます。
(今回は無料でした)
スノコの上にブルーシートを敷いてから
その上にテントを建てると湿気や雨水が
テントの床を濡らすのを防いでくれます。
よく、テントの廻りを掘るって言いますが、
逆に一段高くする方が楽ですし、効果的です。

「銀マット」
テントの中に敷くマットは、
銀色のロールになってるものが主流ですが、
最近折りたたみの銀マットが売ってます。
折りたたみの方が、持ち運びに便利で
場所も取らないので重宝しました。

「家庭用カセットガスコンロ」
朝一番のコーヒーを飲む時など、
火を熾すのはなかなか面倒なので、
家庭用のカセットコンロがひとつあって
すごく便利でした。

「イスはイイッス」
イスはゆったりとした良い物を買った方がいい。
折りたたみのリクライニング付きのイスを
弟から借りて行ったけど、なかなか快適でした。
ちょっと無理してもイスは大事ですなー。

霧ヶ峰キャンプ③

2005年08月17日 | ひとりごと・日記
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バカのバカンス その③
「猛獣注意」
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とかなんとか、迷ったり考えたりする暇もなく、
キャンプ場まではなんとか辿りついた。
時計を見たら1時過ぎだった。
集合してからいろんな待ち時間も
あったが6時間経過。

車の故障の原因が燃料供給バルブを破損で
油漏れということに気づいたのは、
その車で買出しに諏訪に行って帰ってきてから
たまたまJAFに入っていたので、キャンプ終了時に
近くの修理工場に運ぶ手配をかけた。

キャンプ場はすでに満杯状態に近かった。
受付で間違って少なく人数の申告をしてしまった俺。
ある意味、今日一番のグッジョブ!

すでに30組以上はいたようだ。
振ったりやんだりの雨の中、道具をキャンプ場に運ぶ。

テントの下には、雨対策でスノコを敷いて、
その上にブルーシートをかけてから、
テントを張った。
雨の中のものすごい重労働にヘキヘキしそうになったけど、
後から考えたら実に正しい対応だった。

4張りのテント設営に、おもいがけず
サーカス団の苦労を知ることとなったりもしたのだが、
タープを張って、テーブルを並べ、イスを広げたら
それなりに恰好がつき、なんだか本格派アウトドア雑誌の
表紙のような絵になったのだ。

凄いぜ!俺達!自画自賛!
キャンプに行く前から悲観的になっていた
僕の心もこの高原の涼風のように爽やかだ。

「霧ヶ峰」

エアコンの名前にまでなってる、
その響きだけで、相当癒されちゃう。
思っていたより素晴らしいぜ!霧ヶ峰なのだ。

涼しいつーか、寒いくらいだぜ。
陽が落ちるとフリース着込むくらい。
嗚呼 このままここで天国のような暮らしがしたい。
僕らのHEAVEN FIELDよ WELCOMEだ。

思う存分、肉食って、酒飲んで、
へべれけでテントに入って就寝すると、
その天国が一気に地獄へGO TO HELL!!

なんと!一匹の猛獣がテントの中に紛れこんでいたのだ!!

一晩中鳴り響くこの世のものとは思えない
地響きのようなけたたましい轟音がキャンプ場を襲った!!

俺の鼾は酷い、酷いとは聞いていたが、
他のテントから見物人が現れるほど酷かったらしい。
そこまで酷いとは思わなかったけど、
知らないのも仕方が無いよね。

だって、俺 寝てるから自分自身の鼾 聞ける訳がねーし。

2日目 僕のテントの廻りのテントが
全部無くなったのは言うまでもない。

まさに「大草原の小さな家」だ。

霧ヶ峰キャンプ②

2005年08月17日 | ひとりごと・日記
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バカのバカンス その②
「非日常という日常」
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「旅行とはなんぞや?」と考えてみますと、

「どんだけ普段の生活と違っているか?」

その違い(ギャップ)があればあるほど、
「旅行の意味」というか、「行ったぞ度」が
計られるような気がする。

日常を抜け出し、非日常を求め
人は様々な旅をするのでしょう。

雄大な景色を見るとか、
食べたことのない食いもんを食ってみたいとか、
体感したことのないスリルを味わいたいとか、
新しい出会いとか、一晩のメイクラブとか、
つまり心揺さぶられたい訳でしょ?
人は「感動」を求める訳ですよね。

この仮説から言えば、
今回の霧ヶ峰キャンプ2泊3日というのは、
ある意味、逆説的と言いますか、自虐的と言いますか、
真性Mと言いますか・・縛っていただけませんか?
みたいな~

つまり、「非日常での日常」を自ら体感しよう!
ってことじゃないでしょうか?
「どんだけ、今の生活が快適で便利か?」ってことを
「再確認するぞ!」と言う挑戦的な行動だと思う。

わざわざ、水道やガスのない不便な場所に行って
料理したりして
「やっぱ外で食べるのって美味しいね!」とか、
「薪は火力が違うね!」とか言って、
自分達を慰め合う訳ですね。

「おまいらー、焼肉なら焼肉屋さんで食った方が
美味いにきまっとるがなーーーーーー!」

8月14日(日)
7時集合 7時半出発予定だったが、
なんやかんやで、8時頃出発になってしまった。
高速に乗って、上越ジャンクションのP.Aにて
合流組の到着を待った。

待たせたのは、今回のキャンプ企画を持ちかけた張本人。
兵庫県に住んでる彼女と一緒に行くということで、前ノリで彼女の
実姉のいる上越市で合流することになっていた。
ラブラブで暑いのに、手まで繋いでた。
ヤッカミ半分 いい加減にしろ~つー。
天候はもったいなくらいの晴天なり~。
(無駄な晴天ほど悲しいものはないことを後で知ることとなる。)

長野県に入って上田菅平というI.Cで降りた。
「うえだかんぺい?」
くりーむしちゅーなのか、かい~のの寛平さんなのか?
心の中でツッコんでると、UEDA KATABIRAだった。
どっちにせよ、「アブラカタブラ?」 
アラジンのランプか?石油王か?みたいな~。

車の運転はあまり好きではないが、
先頭車両だったワゴン車(トヨタ グランビス号)が
思いのほかぶっ飛ばして行くから逸れるわけにもいかず、
ついてくのにやっとでした。
確かに3000CCの車の性能も凄いのだが、車だけじゃなく血だね。

「THIS IS BLOOD TIPE B」

「これがB型だー!」を地で行く走りに翻弄されっ放し。
後ろの車ついてこうようがこまいが、かんけーねーぜ!

「今、俺は走りたいんだー!こいつを抜きたいんやー!」

カーチェイスのような高速運転で、ヘトヘトの所に下道は渋滞。
無駄なピーカンの空をみながら、ノロノロと
4台のプチ・キャラバン隊は進んだ。

犬は吠えるがキャラバンは進むのです!!

白樺湖から霧ヶ峰までの道中は、
(総称して車山高原というらしい)
たいへん景色がよく、
「もしや、ここはあの大草原の小さな家ですか?」状態。

気温も急激に低くなり、車のエアコンを消す。
車の窓をあけて走りはじめたとたん、
ポツポツとフロントガラスに当るものが・・・
突然の通り雨に打たれた・・。

食材を途中で買ってくる予定だったが、
丁度いい店がなくキャンプ場もすぐなのだが、
買出し班と、キャンプ設営班に分かれるかどうするかという
打合せをしようと路肩に寄った時に、一台の車が異常を起こした。

わざわざ車高をさげて、ローダウンにしていた車が一台あったのです。
そう、上越カップル組の車が路肩の段差で、どこか擦ったらしい。
ん!? 加速がおかしい。
「霧ヶ峰の駅」というお土産屋さんあたりで、
エンジンルームを開けたり閉めたりしたが原因不明。
(開けて閉めただけなんだから当り前なのだ)

襲いかかるような雨!! 
悲劇の自動車故障!!

相次ぐ不測の事態に暗雲は更に広がる
絶体絶命のピンチ

♪風の中の昴~♪ ♪砂の中の銀河~♪
(By プロジェクト エ~クス♪)

ここで大蛇でも現れたら川口探検隊じゃん。(古~)
あるある探検隊! あるある探検隊!

どうする?(アイフル)
もしやキャンプは 中止か?縮小か?・・・
嫌応でもM(マゾ)の悲劇の幕は、
切って落とされちゃったのだった。

霧ヶ峰キャンプ①

2005年08月17日 | ひとりごと・日記
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バカのバカンス その①
「Mの悲劇」
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まず、準備段階からして、
車に詰め込む前の道具の山の
「引越し前夜」若しくは「夜逃げ本舗状態」を見て、
すでに薄々間違いに気づき始める。

「マジ?」って言葉がグルングルンと廻る。
「どして?」という疑問符が頭から離れない。

引越しのサカイのパンダや、鳩のマークの
何気なく通りすぎてくトラックが輝いて見えちゃうのです。

♪運転手さん そのトラックに
こいつも積んでってくれないか?♪ だぜ。
(青空 By ブルーハーツ)

「なるべく少なくしようよ!」

という合言葉空しく、
最低限の道具に絞れば絞るほど、
足りないであろう道具を思いつく、
引き算を知らない世界なのです。

更に、車に積んでみると益々憂鬱になった。

この道具を、現地で降ろしてまた積んでまた降ろす。
よく考えてみたら、引越し屋さんは、積んで降ろすだけ。
キャンプの場合は、積んで降ろして積んで降ろす。

「倍じゃん!」

不思議なことに引き算は知らないが、
掛け算はできちゃうのだ。

更に片付けだよ。
湿ったテントなどを洗ったり、干したり、
畳み直したりしなきゃいけない訳ですよ。

ただ、キャンプの道具ってのは、
実に男の子心をくすぐる訳ですよ。

機能美というか、重厚感というか、
実に頼もしくてカッコイイんですよ。

店に飾られた品々を見てるだけで、
自分が強くなったような気分になれるというか、
冒険小説の主人公になれそうな、
ワイルドな男って素敵!なのです。
このチェアーに座って、ウイスキーなどを
自然の冷たい湧き水でクイっとやってる姿を想像してみる。

実際は、そんなには必要ないだろう!みたいな
過剰な装備ばかりなのですが、
欲しくてたまらない、しかも使ってみたくなるのです。

よーく考えると、
キャンプをしたいんじゃなくて、
キャンプ道具を使ってみたいのだ。

完全に本末転倒でしょ?倒錯的でしょ?
まさに真性M男でしょ?

そして、MかSかは知らないが、
僕らのバカのバカンスは始まった・・・・