公式HP↓
http://fishstory-movie.jp/
公開された新作「ゴールデンスランバー」も気になるところですが、
その前に、ずっと見たかったけど時間がとれず見ることができなかった
「フィッシュストーリー」。
同じくバンドもので言えば、「少年メリケンサック」もまだ観ていないのですが、
2月はゆっくり時間もとれそうなので、見逃してた映画を精力的に観ようと思ってます、
言わば・・・映画(DVD)強化月間ですね。
「売れない早すぎた日本のパンクバンドの1曲が世界を救う」
と一言で言えばその通りなのですが、その「パンク」のスピード感を
そのまま映画にしたような、短編小説らしい佳作品でした。
何かと前情報が多かった為に、「なるほどねぇ~」とは思うのですが、
「アフタースクール」の時のように吃驚するほどではなかったのですが、
ラストの1曲が流れながら映像だけで全てが繋がる趣向は、
実に映画的でゾクっと来たし、良い本をちゃんと理解して、あまり余計な説明を加えずに
映画にした処が良かったのではないかと思いました。
もともと、映画的な小説だと思う伊坂幸太郎作品ですので、
よく出来てて当たり前なのですが、たまに余計なことをして台無しにしてる映画もある中、
そこら辺、地味ではありますが実によくできた小作品だと思います。
どうしても、肩肘張っちゃう彗星だのSF風のシーンも、
そのショボさ加減とか、逆にいい感じでした。
映画ならではと言えば、小説では書けない、この映画のミソでもある曲。
斉藤和義プロデュースの「逆麟」も良かったと思うのですが・・・。
何の前情報もなく、夜中のテレビでこの作品を観たら、
最後に大きな拍手をしてしまうのではないかと思います。
その点、「ゴールデンスランバー」も期待してます。
いまのとこ、批評関係を調べると、「フィッシュ ストーリー」で、
私が思ったことと同じく、邪魔しない演出は良いのだけど、
どうも見終わった印象が・・・「地味」ということです。(笑)
そこがいいのかもしれないですが・・・。
映画館でなく、DVDでもいいのかなぁ~・・とか言わないのぉ~(^o^;)/