ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

儲かる石油流通ビジネスのシステム創り

2008年08月26日 15時27分17秒 | Weblog
明日から出張です。ようやく涼しくなったので楽しみです。
最近、関西からのオファーが急増しております。

石油業界も実は中堅以上の企業では直売部門などの省力化による収益確保を実現するためのシステム構築や見直しが増えています。

少ない人数で大量の受発注データをミスなく簡単にデータ処理することが可能ですから一定量のボリュームを持てば明確な流通コストにもとづく石油流通収益の確保は確かに可能です。

すでに一定量のボリュームを保有している企業では現在の受発注業務処理スタッフを一気に削減して作業時間も短縮業務コストの圧倒的な削減を実行しています。

元売り以上の受発注システムを駆使する大手特約店のシステム構築が盛んになっています。今迄、元売りしか稼働していなかったEDI電子商取引システムが一般特約店でも稼働を開始しています。

よく考えれば、サブ店やリテール直売の顧客からの受注データを元売り各社の発注システムに電子データ連動させるわけですから、経営効果としてのEDIシステムは特約店レベルでの業務省力化によるコストダウンが一番コストダウン効果が大きい訳で今後は急速に普及が進むはずです。

しかも、当社システムはASPによる稼働ですから、導入コストも掛からず安い予算での構築が可能です。

石油ビジネスとしては一見地味なようですが、EDIシステムの導入により石油卸売流通の業務コストダウンは一気に進むはずです。
リッターあたり収益が薄いビジネスだけにシステムによる業務効率向上は企業にとって大きな経営格差を生み出すことが可能となります。

これから、全国各地へ発信します。

須賀流  孫子の『兵法』 の 「商法」への応用

2008年08月26日 05時57分52秒 | Weblog
最近は、中国の古典を勉強中。
秋の夜長の読書、商法と兵法の関係が最近のテーマとなっています。

昔の中国で戦史の研究に没頭していた孫武は、戦争に勝つには勝つだけの理由があり、負けるには負けざるを得ない理由があることを知りました。

「史記」に伝わる孫武は兵法の研究に精励した結果、戦に関する「勝利の方程式」ともいえる13巻からなる「兵法書」を完成した。
この13編がはたして今日伝わっている「孫子」なのかは実は諸説あるらしい。

とにかく、天下一の兵法書であるから色々な意味で興味深い、昔の日本の武士にとって「孫子の兵法」を勉強することは子供のころからの義務教育のようなものだったようです。
しかし、古来からのセオリーである「孫子の兵法」をビジネス戦略に置き換えれば、成功(勝利)の方程式も導き出せるはずです。

そこで「兵法」と「商法」を置き換えながら「孫子」を読んでいくと驚くほどビジネスが判り易く勉強になります。

「ビジネスで成功するには成功するだけの理由があり、失敗するには失敗せざるを得ない理由があることを知った。」
となるわけです。

戦でも、ビジネスでも、オリンピックのような「競技」でもすべてに共通する考え方です。

問題は、当事者意識なのです。
単なる「読書」で知識として頭の中に留め置くのか、
それとも実践としてビジネスに生かし切れるか?
今回のオリンピック選手でしたら、敗戦の理由を自らよく考え、分析して4年後を目指す。金メダルを取れたら、「取ることができた理由や原因を分析」してさらに努力を重ねる。
期待されてもメダルを獲得できなかった選手にはそれなりの理由があるはずです。
モンゴルの無名選手に「双手狩り」で敗れた柔道の鈴木選手などは一瞬の油断から生涯の汚点を学んだはずです。「あの一瞬の油断」は彼にとってあまりにも大きすぎた。

「己を知り、敵を知れば百戦危うからず」
自分の力を知り、対象とするビジネスをよく研究して理解できれば経営上の懸念や失敗は回避できるはず。油断や怠慢も生まれず、常に努力するはずです。

現実の人生では、失敗してみてから理解できることが多すぎますね。
それでも成功(実は失敗の始まり)や失敗(実は成功の母)などのキャリアをプラスに生かし切れるだけの実力と忍耐があればどんな試練も決して怖いものではありません。充実した人生を送れるはずです。

鈴木選手が今後柔道の指導者になったら、本当に油断のない常勝の素晴らしい弟子を作り上げることでしょう。「兵法」とは負けてから学ぶ事も多いわけです。

金メダルを取った選手が指導者やコーチになって一流になることは本当に少ないわけです。自分にできれば誰でも出来ると考えてしまうからです。

そう考えると、落合監督、王監督、野村監督はすごいですね。
しかし、彼ら三人ともそれぞれに大きな試練があり、それを克服してようやく成功した人たちなのです。

星野監督も今回、何かを学んだはずです。

土俵の砂付けて「男を磨く」
負けて、覚える相撲かな。

人生幾つになっても修行です。
自分自身に謙虚になって努力しましょう。