ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

ビジネスと戦争心理、人間という生物は・・困ったものです。

2009年04月06日 05時31分06秒 | Weblog
平和で平静な日々が続いているように見える我が国ですが、
頭の上をミサイルが飛び交っているのですね。
ミサイルだか人工衛星なのか判りませんが、とにかく大変な騒ぎでしたね。

それでも、これからまた通常の一週間が始まります。
しかし、今後常に北朝鮮から目が離せない状況が続きそうです。

日本では「石油ビジネス戦争」が勃発!!
石油業界で高知県の「不当廉売」問題です。
日本の石油販売業界の激しい競争原理も「北朝鮮」のミサイル問題も「精神構造」は類似しているような気がします。
最初に不当廉売に抵触するような価格看板を提示したのは「ミサイル発射」で、
その飛翔体を迎撃すべく、近隣企業が対抗して看板をあげるわけです。

基本は、「自分だけ良ければ・・」という経営者心理と、「自己顕示欲」に近い競争心理。
「何するものぞ!」という対抗心が不毛の戦いを引き起こします。
そうなると、公取は、さしずめ国連の「安保理」ということになります。

別に、誰が利益を得る訳でもありません。
核兵器で販売業者全員が被害をこうむるわけです。
それでも、消費者は喜ぶわけですから、
「ビジネス戦争」のほうが、核兵器よりは良しとしましょう。

土佐の国には「金正日」が七人もいるという事ですね。
長宗我部元親の昔から、幕末の竜馬まで、
独立自尊の意識が強い方が多いのでしょうか、
いまだに「一領具足」が生きていて戦となれば激しいようです。

しかし、よく考えてみると、
逆に七人の経営者が協調したら収益マーケットの構築も可能ということになります。
実は、この辺がビジネスの微妙なところなのですね。

全国には、スパ抜けた経営力を持った有力店が存在する地域や、
地域業者が協調して、この時代に収益性が向上している地域もあります。
北東北のように、カキモトという灯油の山賊が滅亡して、
灯油ビジネスが安定してきたところもあるわけです。

戦国時代であれば「地域制覇」を完了した、「戦国武将」の存在です。
そのような地域は、最近では淘汰も進み比較的平静を保っており、今後は安定するはずです。

しかし、その地域の経営者全員が「織田信長」を気取って、
地域制圧に挑んだら、戦さは避けられません。

「石油戦国時代」もそのような、地域有力武将の出現と統一が進むことで平和で収益性に富んだ安定した領土になることを祈るべきなのか。
それとも、地域の、オピニオンリーダーとなる有力業者が、
融和して自ら安定したマーケットを構築出来るのか、
とにかく一般業者に対する啓蒙活動も必要となるはずです。
これからは、「拡販活動」のためのセミナーなどよりも、
協調性を持ったエリア融和戦略などもポイントとなるはずです。

世界には、現実に人間同士が殺し合う紛争地帯が存在するわけですが、
基本的には「後進国」で、野蛮な人種なのです。
「ビジネス」も同様だと考えたらどうでしょうか?

石商活動などのリーダーやオピニオンリーダー、マーケットリーダー企業の力量や「知性」で経営環境は激変します。
視点を変えるだけで、素晴らしいマーケットで、
儲かる商売をすることも可能となるはずです。

今年は、「変わるビジネス、変わるシステム」で全国各地へ出向いてセミナー活動。
システムだけでなく、
戦争好きな人たちに、平和に儲ける商売を提案することも忘れないようにするつもりです。

声をかけてください。

ところで、私のダイエット作戦。
しばらく効果がなかったのですが、ここにきて一気に体重が落ちました。
嬉しいですね。