ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

成功する経営者と企業の「寿命」

2009年04月09日 08時20分32秒 | Weblog
経済誌や財界関係誌を枕元において睡眠薬代わりに、片っぱしから読んでいます。
いつの間にやら、熟睡です。スポーツストレッチのおかげで最近は本当によく眠れます。

某経営研究グループでデータを取った
成功している経営者の思考と行動について分析している小冊子がありまして、
興味深かったのでさわりだけを紹介します。

成功して業績を伸ばしている経営者、
そして、理屈ばかりで低迷、または淘汰に向かっている経営者について、
それぞれのグループには人的資質のみならず思考能力のパターンというものがあるようです。

ビジネスというものは、学歴などの知識よりも、
経営者本人のビジネスマンとしての後天的「才能」、「人的資質」、「性格」などが成功要因としては大きいようです。

生まれ育った環境、その後の運命、友人関係、
実際に「人」として生きていく環境の中で体得していくいろいろな情報や知識により
本人の人格やある意味で後天的な「才能」と言えるようなものが芽生えてくるということです。
そのような「潜在的な才能」というものは、誰でも、どんな人でも持っているようです。

古来、「役が人を創る」。とか、「財が人格を作る」とか、
確かに、成功したり、人に認められたり、お金持ちになると人格も変わるわけです。

一度、成功のパターンの波に乗れば、「金持ち、喧嘩せず」というわけで、
「勝ち組」として、自然に人格も穏やかに備わるわけです。

そうなると、さらにその人の周辺には「それなりの人達」が集います。
当然、収集可能な情報の「質」も変わってくるわけです。
「友人」や「付き合う人達」の「質」は、その後のさらなる成功への大きなステップのファクターとなるわけです。

中小零細企業の経営者などでは、
学歴よりも、その後の実社会の中で体得したキャリアや人格や、
「良質な」人間関係の繋がりで成功するパターンが圧倒的に多いということです。

大企業の社長なんてそう誰でもなれるものではありませんが、世に社長と呼ばれる人達は数多存在しています。

昔は、成功する経営者の条件は
1.死にそうな病気なかかる。
2.倒産を経験する
3.刑務所に入った経験がある
などという「条件」だったそうですが、聞いただけで、「成功したくはない」
と思いますよね。

しかし、現実の問題として、
親から事業継承した会社の維持で手一杯なのに、社会活動ばかりに熱心な二世経営者や
視野が狭かったり、視点がポイントを外していたり、
論理も胆略的で一つの方向からしかものが見えない人間が
もし、事業継承するとしたら、部下や社員にとっては本当に悲劇的事態です。

反対にモチベーションの低い怠慢な社員にものも言えないような二世経営者では、余計に困ります。

経営者は常に、前向きに考えなければ、
どんなに隆盛な企業でも所詮は30年のビジネス寿命なのですから・・・。

そんなわけで、経営者自らの自己研鑽
「友や環境から学ぶ」ということは、本当に大切なことなんですね。
「良き友」を持つことが経営者、ビジネスマンとして成功する要素だとしたら、
 自分の身の回りを、見渡してみる必要もありそうです。

妻をめとらば才たけて、みめ美わしく情ある

友をえらばば書を読みて、六分の侠気四分の熱

  恋の命をたずぬれば、名を惜しむかな男ゆえ

   友のなさけをたずぬれば、義のあるところ火をも踏む  

     汲めや美酒うたひめに、乙女の知らぬ意気地あり

      簿記の筆とる若者に、まことの男君を見る
  
      あゝわれコレッジの奇才なく、バイロンハイネの熱なきも

       石を抱きて野にうたう、芭蕉のさびをよろこばず

「人を恋うる歌」  与謝野 鉄幹

最近、ブログアクセスランキングが、急上昇中で気合いが入ってきました。

冷静な経営対応が必要な時期に入ります。

2009年04月09日 05時21分16秒 | Weblog
GMが破産法申請を検討・・
アメリカの自動車産業も斜陽化から淘汰期へ・・
時代ですね・・

インドや中国などではこれから自国産業振興を目指し安い国産車の生産を開始します。
どんなビジネスにもサイクルやビジネスの「寿命」というものがあるようです。
カネボウの問題が発生したころ、
上場企業レベルでも日本における業種の寿命とサイクルは約30年といわれましたね。
世界の消費をリードする、自動車大国のアメリカの自動車メーカーも淘汰期に入ったということです。

当然関連する産業にも変化が起きることは自然の流れです、
今後、最大の関連商品である米国石油産業に一体どのような変化が起きるか注目ですね。

日本でも高級車の販売不振や若年層の自動車離れなどが指摘されています。
今後日本の自動車関連産業、そして石油ビジネスの行方を占う上でも興味があるわけです。

日本には日本の特性があるはずですから、
すべてが米国と同様の推移を辿るとは思えませんが、数年先の予測材料にはなるはずです。

やはり、「世界不況」の影響がいつまで続くのかということが最大のポイントですが、
過去の「産業革命」のような大きな構造的な変化が起きることになるはずです。

米国の覇権衰退と、インド、中国など中進国の経済勃興を題材とする経済関連誌が本屋の店頭に山積みとなっています。
諸説紛々ですが、経営者としては冷静に勉強、分析しながら大局を予測し、
自分のビジネスにどのようにフィードバックして生かしきる事ができるのか、

目先の石油ビジネスも大変ですが、とにかく変化のスピードが早まることが予想されますから、
大局を見据えての経営展開がポイントになりそうです。

日次、月次の「目先」の仕切り価格ばかりで大騒ぎしていると、経営の大局を見失うことになりそうですから要注意です。

自分のビジネスの足元をもう一度見直して、確実な対応を図ることがポイントです。

日本政府も
追加経済対策、財政支出15兆円!!!

いよいよ、過去最高の100兆円の一般会計予算の時代に突入です。
カンフル注射で、ハイパーインフレ到来となるか?

幾つかの、前向きな減税策も発表されています。
はたして、歴史的な経済転換期に突入するのでしょうか・

とにかく、大きな経済転換期に入りました。
石油ビジネスの経営者というよりも、すべての経営者にとって、
よりグローバルな視点での経営展開で大きな格差が発生する時代に突入したようです。

中小零細にも、必ず大きなビジネスチャンスが起きるはずです。

能力と行動力のない、経営者にとってはいよいよ淘汰のピンチです。

一方、やる気と能力と行動力のある経営者にとっては最大のチャンス到来です。

これからの10年間で、貴方自身が、「勝ち組」なのか、「負け組」なのか、必ず明確になるはずです。

こんな事を書いている、私自身の推移がどうなるのかも興味あるはずです。
自分の見解や生き様をこうして、リアルタイムに文章にしながら、
実際の行動とリアルタイムに照合しながら生きていく。
経営者としてのドキュメンタリーブログです。