ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

いよいよ本格化する、弱肉強食の淘汰の時代

2009年04月17日 14時53分23秒 | Weblog
久し振りに出社してみれば、資料作成作業が山積みです。
これをすべて片付けるにはかなりの根性が必要です。

私にも一人くらいは、「できる秘書」が欲しいところなのですが、
まだ昔のような贅沢をいっている場合ではありません。

今年は、春先から大手ディラーの基幹システムに対する問い合わせが殺到中。
やはり、「新仕切り価格体系」への対応は各社とも手を焼いているようです。

「新仕切り価格」は、当然ながら特約店業務に大きな業務課題を発生させているわけです。

「週決め単価」や今後予想される「日決め単価」などに対して、「値決めルール」はルールとして、
流通管理の実務の中で具体的にどのように対応したら良いかが大きな問題として表面化してきました。

中身については、私が申し上げるまでもないわけですが、
この課題は、「特約店」レベルで発生している課題であり、
サブ店やPB業者などには、ほとんどのケースで今迄通り「単価決定の結果」としての通告となっているのが実情のようですから、
そうなると、やはり、
この騒ぎも最終的には、市場では「大山鳴動して鼠一匹」となるのかもしれません。

しかし、特約店としては、
「新仕切り体系」は元売りからのルールはルールとして存在し、現実に対応する必要があるわけですし、
傘下のサブ店からは仕切り価格の要因と内容の説明を求められることも売るわけです。
支払条件と担保条件が万全であれば、その理屈も通りますが、口がうるさい割に財務内容が伴わないサブ店も多いわけです。
特に、サブ店同士の「横のツーツー」に悩まされることになります。

元売りはすでに、今後、サブ店との取引関係については特約店の自己責任ともいえるような対応になることは確実です。

従って、中堅特約店以上では卸売や大手に対する直売部門の業務としてかなりの「宿題」を抱えることになるわけです。

こうなると、同じ石油を商う業者でも、
SS運営中心の「ガソリン屋ビジネス」と中堅以上の特約店の卸売や直売などに課せられる業務課題では業務の中身も次元も全く異なります。
ですから、お互いに理解しあわなければ、
余計な誤解やシコリが発生することにもなりかねません。

今迄、サブ店は特約店のお客様という立場でした。
威張って仕入れて、支払の問題さえ発生しなければ仕切りは「叩き放題」でしたが、
すでに全国各地で多発している店舗閉鎖や倒産などの問題で特約店もかなりのダメージを受けており、今後もその傾向は増加の傾向です。

ある意味、石油業界が今迄タブーとしていた、特約店とサブ店の垣根と関係いうものが本音と建前の両方で矛盾して表面化する可能性も出てくる訳です。
私がこのような事を指摘する前にすでに、そのような認識は当然のこととしているのが大手ディラーであり、元売りです。

石油流通ビジネスの最前線で仕事をしている皆さんの中では、すでに当たり前の事ですね、
サブ店などの方が、いまだに情緒的で関係とビジネススタンスの変化に気付かずに商売していたり、
事を簡単に考えている方も多いようにも感じられます。

いよいよ、これから日本全国で色々な業種の淘汰が始まります。
これは一般論ではありません。

身近に倒産の情報が増えてくるはずです。
現実に地方でも、大きなマーケットの変化が起きています。
ジャスコさえも赤字に転落のようですが、

先日お伺いした、九州鹿児島の(株)マキオ「AZスーパーセンター阿久根店・鹿児島」凄いですね。

地域密着のビジネス開発、マーケティングとしては新たな視点での手法です。

これから、全国各地で発生するビジネス現象だと思いますね。

特約店とサブ店が賀詞交換会で
「元売りと特約店は親子の関係。特約店と販売店様も親子の関係」なんて言ってましたね。
すなわち、サブ店は元売りの孫。
我々くらいの年になりますと、
良く子供よりも、孫の方が可愛いなんて言う方もいますが、
ビジネスとなったら、どうなるのでしよう?

山坂越えて、一緒に行きましょう。

2009年04月17日 10時19分16秒 | Weblog
何日か出張中でブログを書かないでていたら、アクセスランキングが急落です。
それだけ毎日多くの皆様に読んで頂いているということで、ありがたいことです。

「バブルの帝王」のような生活から、一転しての「どん底人生」、
そして、現在に至るまで、自分にとっての苦節十年。
本当にいろいろなことがありました。

現在の「雪ん子」ブログの前には、
「ボスが行く」という題名でのブログを書いていたわけです。
こうなると、もう自分の日記です。仕事と生活のすべてをさらけ出しています。

「百年に一度」といわれる大不況の中で、十年前に破綻した経営者が、
こうして、再生して何とか元気に全国を飛び回っております。

ここまでの私の人生ドキュメンタリーである「ゆきんこブログ」。
こんな時代です。
現在、苦戦している経営者の方も多いでしょう。
これから「どん底」を体感する経営者の方も多いはずです。
どんなに苦しいことがあっても「朝の来ない夜はない」

「山高ければ、谷深し」というわけで、人生は山坂上り下りの繰り返し。

ビジネスが常に順調で、家庭生活が円満で、家族がみんな健康で
なにも悩みがない人なんて、そういるものではないはずです。
みんな、何か悩みを抱えながら生きているのでしょう。

「ゆきんこブログ」を書いていると、「いつも読んでいます」という方とたまに巡り合います。
何かのお役に立てたら、うれしいですね。

もし、今、すべてが順調だとしたら、あなたは「山の頂にいる」わけで、
すぐその先の足元には、「谷底」が迫っているのが人生です。
見晴らしの良い、山の頂上から、日当たりの悪い谷底へ一気に落ちても、
また、「次の山」が控えています。
このブログは、一度や二度の失敗であきらめることなく
何度でも「次の山に挑戦」するよう勇気を読者に与えることができたらと考えています。

私自身、幾多の山坂を超えてきました。

そして、今日があります。
私の創った、システムのユーザー様とともに
明日は、また、向こうに見える「あの山の頂」を目指します。

灯油配送から派生する新たなビジネスフォーム

2009年04月17日 06時56分50秒 | Weblog
最近、数多くの石油販売業者の方から「灯油配送ビジネス」を起点とする
新たなビジネスフォームに関する情報を求められています。

確かに、今シーズンの配送灯油収益は企業収益に間違いなく大きな貢献をしたわけです。
配送体制を持たない業者やコスト的に体制を維持できない業者に対して、
今シーズンは、かなり大きな収益格差をつけることができたはずです。
このことは、真の経営力強化として今後大きな意味を持つことになるはずです。

そして、「次の段階」として、全国レベルではすでに灯油配送を起点とする新たなビジネスフォームもスタートしているわけです。

一部には、「オール電化」などのエネルギー転換などをもとにして
早々と、「灯油販売はすでに終わった」という諦めの意見を述べる方もいるわけです。

しかし、石油とLPガスなどの併売業者などをはじめ、かなりの数の有力石油流通業者は多角的なホームエネルギー部門の充実に努めています。
キッチン機器や家電機器暖房などを同時に取り扱っている灯油販売業者も多いわけです。

よく考えてみましょう。
オール電化が進行する場合、どのような切り口での顧客開発のマーケティングが有効となるのでしょうか、

必ず、現在灯油を使用している消費者が見込み客になるはずですね。
したがって現在の灯油配送ビジネスはマーケティング上大きな意味をもって来るわけです。
したがって、一部販売業者による、「オール電化で灯油は終わった」などという説は間違いです。
未来的なホームエネルギービジネスという観点からみると、
むしろ灯油販売業者にとっては、石油と電気の両方のビジネスチャンスが発生しているわけです。

ですから、首都圏などでも家電機器なども販売する業者が増えているわけです。
ヤマダ電機などでは対応不能な細かいサービスで、着々と地域エリアを底固めしています。
北関東の家電大手メーカーが勢揃いのこの地域でもそんなビジネスが伸びています。

ビジネスというものは、見方で大きく変わるものです。

つい先日も、「オール電化の時代」ですから、灯油の時代はもう終わりますね、
などとノタマウ、某大手ディーラーの馬鹿社員がいらっしゃいました。
「もう、灯油を売らなくてもよくなった」とホッとしているような口ぶりなのです。
腹が立ちました。経営者が聞いたら、怒鳴りつけたくなるはずです。

現代はエコの時代です。ホームエネルギーも変化するわけです。
販売する側としても時代背景を考慮しながら業態を変えていかなければならないわけです。

大手業者などでは、社員が時代の流れに沿った変化に対応する努力に対して怠慢な部分も見受けられます。
やはり、サラリーマン根性では駄目です。
もっと知恵を絞って、汗を流して、自分の仕事として親身になって本気で商売に取り組みましょう。
現状、利益が出ていれば余計な努力をしたくないということなのでしょう。

実際の話、零細企業でもモチベーションの高い企業ではすでに
「灯油宅配を起点とする新たなビジネスフォーム」の模索をスタートしています。
そして、確実に結果を出しているわけです。

個々の。企業がそれぞれの地方合ったユニークなビジネス模索しているわけですから、
我々としては、その努力を尊重して全力で協力することに徹します。

何しろ、本当に真似が早くて、上手いSS業界のことですから。
汗水流して考えたビジネスフォームをそんなに簡単に、しかも無料で流すわけにはいきません。

既存の石油ビジネスを根底から、考え直す新たなエネルギービジネスのフォームを確立すべく努力しています。

もう少し、時間をください。
「雪ん子」ユーザー様のために「決定打」となるようなビジネスアイデアを提示させていただきます。

ご期待下さい。
ただし、あくまでも「雪ん子」のユーザー様に限定したビジネスのご提案となります。