我々のビジネスは特殊です。
まず、パソコンがあれば製造設備が不要。在庫も不要。店舗設備も不要です。
しかし、環境の良い「開発スペース」は絶対必要ですね。
最近では通信環境も整備されて、軽井沢のこんな山の中にも光ファイバーが整備されました。
ですから、自分の仕事のほとんどは、夜中から早朝にかけて自宅で作業をしています。
私の仕事は開発企画を立てたり、フローチャートを作成したり、システム検証やバグ取りをしたり、原稿を書いたりしていますが、
以外と時間が掛る作業は関連資料の作成である『ドキュメント類の制作』などです。
それらの作業もアイデアを生み出す集中力が必要ですから昼間の会社のオフィスでは、なかなか落ち着いて作業に取り組めません。
そんなわけで、私のライフスタイルは「早寝。早起き」です。
夕方は風呂に入って食事をとれば、9時から10時までには床に入り、3時から4時には起きだして作業しているという毎日の生活パターンの繰り返しです。
その間、出張で全国を飛び回ってのシステムプレゼンなどに取り組んでいるわけです。
最近、そんな私の仕事も内容が少しずつ変化しています。
いつの間にか、クライアント企業の要望もコンサルティングやセミナー形式による石油システム勉強会のようになってきました。
しかし、私はシステム屋であり、コンサルタントではありませんから報酬をいただくことはありません。
私は、昔から自分で石油流通ビジネスの実務経験が永いわけですが、
どうも「コンサルタント」という「理屈」だけの業種に胡散臭さを感じていて好きになれません。
実務から生まれた実績や自分で汗や涙を流した課題(ソリューション)を自ら解決できる具体的な「ツール(システム)を提示できなければ意味がないと考えているからです。
石油業界における情報取得力などについても、最近は大きな格差を感じています。
自分は、昔は複数の系列マークを持ち、サブ店と特約店という立場でのキャリアがあります。
しかも、元売りや商社の本社直売部門と大規模土木プロジェクトなどの供給に携わりパトロール給油なども展開していました。
そんなわけで、昔一緒に仕事をしていた仲間も今ではだいぶ出世して、
元売りや商社の役員になったり、支店長となって活躍しているわけですが、
昔の私を知っている方とは、楽しく仕事をしたり、ゴルフをしたり、「あの頃」の良き時代の話題で盛り上がります。
そんな仲間も年齢を重ねて、少なくなり残っている人たちは業界の大重鎮のベテランばかりです。
はっきり言って、石油業界はすそ野も広く、「情報力」も立場や力によって変わるものです。
昔は、私も元売り批判や業界の批判に明け暮れて文句をいったり喧嘩をしたりしていたものですが、
最近では、立場も変わり、見方が変わってきたように感じています。
これからは、もう少し時間的にも余裕を作って、石油業界の皆さんと触れ合いながら仕事を進めていきたいものだと思っています。