新年あけましておめでとうございます。
最近は年々正月気分も薄い新年となっているように感じます。
今日が仕事始めという方も多いようですが、頭を仕事モードに切り替えて頑張りましょう。
年末の衆議院選挙でだいぶ雰囲気が変わったようにも思えますが、
異業種の皆さんとの交流などでは今年も景気は厳しいという見方が多いようです。
私は、友人に誘われて年末からゴルフ三昧。
とはいっても、異業種との情報交換の場でもありまして毎年恒例となっています。
古い友人などと旧交を温めるにはいい機会ですし、事業で頑張っている仲間と接することで気分も新たになります。
儀礼的な賀詞交換会よりも現実的話題で盛り上がりますから、お互いに啓蒙しあって勉強しています。
ガソリンの需要に関して、
エネ庁ではご承知の通り、2030年には2010年度と比較して60%の減少という見解を出していますが、
現在のエコカーの開発と普及速度を想定するとその消費の減少速度はもっと早まるとの予測もあります。
少子高齢化と若い人たちの車離れも大きな要因となるようです。
あくまでも、予測ですからいろいろな見解があるはずですが、
減販傾向が顕著になることは確実です。
SSとカーライフビジネスは、ガソリンという化石燃料を媒体として深くつながっているわけですが、
最近のテレビCMなどでも燃費向上によりSSへの来店回数が減少するような話題のものがあり気になりますね。
しかし、今年の灯油ビジネスは活況を呈しています。
石油ビジネスには、自動車用燃料を中心とする「カーライフビジネス」と
灯油を中心とする「ホームエネルギービジネス」の二つの側面があります。
「ガソリンスタンド(SS)」というビジネスは「車」を中心としたビジネスフィールドですから、当然、業態変更を迫られることになるはずです。
さらに、油外を中心とする「カーライフ」部門も、カーディーラーや自動車用品専門店などとの競合にさらされる可能性があります。
特に、自動車のエンジン構造変化などに対応するための専門的な技術や知識習得も求められることになるはずです。
今後、SSビジネスがさらに「カーライフ部門」を強化して生き延びるのか、
それとも、「ホームエネルギー」を中心とする『ホームライフ部門』を強化していくのか、大きな分岐点に立っています。
もし、両立するとしたら、一般的な中小SSでは対応が不可能ですから、選択を迫られるケースも増えてくるはずです。
リテール業者としては、自己確立がポイントとなりそうです。
そのためには、絶対に避けては通れないいくつかの条件があるはずです。
今年も、石油業界の皆様と一緒に勉強したいと考えています。
今年も、よろしくお願い申し上げます。