ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

見直される、灯油ビジネス

2013年01月08日 05時24分21秒 | Weblog

ご承知の通り、今年の灯油ビジネスは冷え込みなどの天候条件もあり、
全国的に、販売ボリューム、価格ともに順調な推移を見せています。

さらに、ここにきて一部地域で電力供給問題なども発生したことから節電要請なども話題になっており、
まさに「灯油復権」といった様相を呈しています。

今後、ホームエネルギー分野における灯油ビジネスはさらにヒートアップする様相を呈しています。
元売り各社の出荷ベースでも120%以上の増加が継続中のようですが、
すでに「雪ん子」を運用して灯油ビジネスを積極展開してきた企業では驚異的な販売伸長率が見えており、
SSの油外収益の中心として脚光を浴びています。

過去において灯油から電力などへの「燃転」といわれた言葉はすでに死語となっており、
ホームエネルギー分野では当分「灯油」を中心とする時代が継続すると思われます。

昨日の、NHK「クローズアップ現代」をご覧になった方も多いと思いますが、
米国における『シェールガス』開発や我が国の『メタンハイドレード』などの次世代エネルギーの行方も気になるところですが、
当面、普及には時間が掛ること、さらに我が国における原発アレルギーもあり「灯油」に関する依存度が高まると予測されています。

最近では、元売りを中心とする大手企業からも、
「灯油販売戦略」や消費者にむけての「供給体制構築」に関する提案要請が増えてきました。
本年から、全国各地で多発しているSS閉鎖による灯油供給体制の見直しが開始されるようです。

これまで、システムに関する説明を中心に進めてきたプレゼンテーションに関しても、
より具体的な拡販手法や合理的な配送体制などに関する質問が増えています。

特に、『受注体制』の構築などは、最新のITを駆使して機動力を向上させようという事のようです。

これらのご要望に応えるため、
今年は、「月刊ガソリンスタンド誌」の「変化と試練が人と企業を強くする。」などにより具体的な手法を公開する予定です。
ご期待ください。