ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

販売価格の末端転嫁と設定は自己責任ですね。

2013年01月18日 09時48分37秒 | Weblog

為替が急激に円安に振れてきたために、石油業界では仕切り価格の値上げに伴い、
リテール部門でもみずからの販売転嫁のための値上げ作業が急務となっています。

とんな商売でも、「値下げ」や「値引き」は消費者に喜ばれますから楽ですが、
逆に、「価格値上げ」というものは、大変な作業ですね。

石油リテールにおける基本的な販売競争は今後も継続するはずですが、
それゆえ、隣接や同一マーケットの競合他社の提示価格を「横睨み」しながらけん制し合っていて、
市況構築がままならない。といったケースが多いようです。

かといって、みんなで話し合って販売価格を決めたら「公取」で問題になりますから困ったものです。

それでも、石油業界が消費者から「便乗値上げ」や「談合」などという言葉で非難されていた時代を思えば、
これだけ為替などの情報が国民に理解されてきた現代ですから、ガソリン価格の変動は自然な動きのように感じられます。

一番収容なことは、販売業者側の姿勢と覚悟だと思うわけです。
昔は、競合他社よりも値上げのタイミングを遅らせて拡販しよう・、なんてSSもありました。

地方などでは、親の代から仲が悪くて感情的にいがみ合っている同業者もいるようで、
因縁の価格商戦となっているところもあり、そんなケースでは周辺業者が大迷惑。

時代も変わりますから、石油ビジネスの環境も変化してます。
「儲からない。」と嘆く前に、価格転嫁は自己責任です。

昔のような、元売りによる「地域特価対応」なんて曖昧な値引きなども善し悪しですね。


腹立たしいこと。

2013年01月18日 06時06分13秒 | Weblog

最近、少しばかり腹立たしい話がありました。

某大手コンサルタント企業に勤務していると称する人間から、
「パトロール給油」の内容と課題に関する質問メールが来ました。

コンサルティング企業として、先方から出てきた課題に情報提供しなくてはならないという事でしたが、
その件に関する知識がないので教えてくださいとのこと。
そもそも、石油流通の現場ビジネスには疎いようでしたので、メール返信で概要を説明しておきました。

その後、今度は別の企業から同様のメール質問が来ましたので、
今度は無視しておいたら、次は「パトロール給油」に関する質問の電話が来ました。
電話ではなくて、正式なオファーとしてなら時間をとりましょうと答えておきました。

前回の人からは、その後何のコンタクトもありませんでしたし、
何の関係もないよく判らない人に説明する必要もないと考えて、軽くあしらっておくことにしたわけです。

さらに後日、その某コンサルティング企業から再び電話連絡がありました。
前回こんなことがありましたよ、と苦情を言いましたら、
最近当社スタッフと称していろいろな情報取得をしている悪い奴がいて困りますよ。

それ以来、突然の電話質問には注意しています。
人の名前を名乗ったり、色々とビジネスマナーに反するような人も多いですね。

「オレオレ詐欺」なんて・、と思っていましたが、
自分でこのようなことを体験してみると、お年寄りなどは簡単に騙されそうな気がします。

あまりお人好でも困ります。気を付けましょう。