昨日は日帰り出張で東北へ、
灯油ビジネス最前線でも販売動向は業者によって「まだら模様」の様相を呈していますね。
灯油は需給がタイト化しており、仕切り値上げも急ですからリテールにおける販売価格の転嫁という面では業者の意識格差によるタイムラグが出ています。
さすがに、今シーズンについては「馬鹿安値」は少ないようですが、
これまでと異なり灯油ビジネスでは安値追従といった現象はあまり見られなくなったようです。
値取りも、収益確保も「自己責任」といった意識が強まっています。
購入数量や決済条件などお客様毎に価格設定も細分化で対応している企業も増えていますが、
上手い売り方だと思います。今後、灯油ビジネスではこのような販売手法が増えてくるはずですね。
顧客管理データベースのシステムを駆使すれば、
前年の顧客別の販売データなどは瞬時に把握することも可能ですから、価格の細分化は有効です。
今後の課題としては、「受注システム体制」の構築などが急浮上してきそうです。
インターネットや携帯WEB環境などを活用した無人の受注体制に注目が集まっています。
灯油ビジネスは、季節要因などで変動しますが、総じて震災後は灯油復権による動きが明らかになってきました。
これが、来季以降も継続することになるのか、原発問題による電力との兼ね合いにも注目です。