ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

乱世の奸雄 レッドクリフの開幕です

2008年12月12日 16時44分02秒 | Weblog
時は平成20年暮れも押し詰まりまして世界経済は大混乱。

日本国内では、かつてのバブル崩壊を上回る大企業によるリストラの嵐、
これから一体何が起こるのか?

まさに、本物の石油ビジネスだけが生き残る。
厳しいサバイバルビジネスゲームのスタートです。

淘汰されるべき者は、淘汰され、
志あるものだけが生き残る。

経営者としての情報収集の「質」が問われます。
本物を見分ける「眼」も必要です。

本気で勉強しましょう。
勇気を持って行動しましょう。

まさに、意志決定の速さが問われる時代です。

スピーディーな意志決定をするには正確な情報と広い視野がポイントです。

好きですね、こんな時代。

ファイトがわいてきます!!

自分のクライアント企業とともに考え、共に行動して、
大きな結果を出してみたいものです。

不景気は、乱世の奸雄が生まれます、
チャンスです。

戦国時代の始まりです。
三国志のような群雄割拠しての生き残り戦争。

黄巾の乱(世界大不況)が勃発、

世を憂いていた劉備は、関羽、張飛らと出会い、桃園で義兄弟の契りを結ぶ。
政治経済はますます混乱。そして、天下を狙いましょう。

「レッドクリフ」でも観て、元気を出しましょう!!

今夜は勇者の忘年会。

ついに来たか・・・・、 米国ビッグスリー救済法案合意不成立

2008年12月12日 15時41分33秒 | Weblog
本日、日本の為替は90円を切って88円台に突入ですか、
アメリカでは三大自動車メーカー救済融資法案が廃案になったという事。

これから一体アメリカで何が起こるのか?
そして、世界経済に与える影響は?
日本経済はどうなる事やら・・・・・

極端な見方ですが、アメリカの商業銀行に波及して、年明けには国家的なデフォルト(債務不履行)宣言なんてことになるかもしれません。
もしそんな事が本当に起きるとしたら、考えただけでもゾッとします。

アメリカは オバマ
日本は   おバカ

お互いに大変だ!
なんて洒落を言っている場合ではなくなりそうです。

大きな流れでいえば、アメリカ経済の問題は起こるべくして起こったといえるようですが、これほど早くアメリカの覇権が崩壊することになるとは、そしてアメリカに追従してきた日本経済はどうなる事やら。

まさに、乱世です。

国内の石油ビジネスは大きな過渡期になるはずです。

本日は、都内で旧○○総研のシステム部と打ち合わせでしたが、
国内の石油流通ビジネスは「直売部門」などを持つ大手企業による寡占が進みそうだという見解で一致しました。この動きはある意味で先鋭的な業者にとっては大きなビジネスチャンスが到来したという事です。この時代をピンチと捉えるかチャンスとして生かすか、これは経営者の意識の問題です。

日本でも、いよいよ待ちに待った「ジョッバービジネス」の時代が到来です。

この変化のスピードはものすごい速度で進行するはずです。
果たして、このことに気づいている経営者の方が石油業界にどのくらいいるのか気になります。

私たちは、この流れを先取りできるよう頑張ります!

やはり、安易なSS店頭販売オペレーションだけの競争の時代は終焉します。
当然、ついていけない企業が相当数あるはずです。
さらに、淘汰が進みそうです。

お金儲けの秘訣を買える・?

2008年12月11日 12時08分09秒 | Weblog
会社帰りにブラブラ散歩しながら、
本屋の店先の経済誌コーナーに並んでいる最近の本の表題を見ると恐ろしくなります。

世界的な大恐慌。100年に一度の経済危機。 
悪夢の経済危機。 まるでこの世の終わりです。

そんな中で
「ソロスは警告する 」  超バブル崩壊=悪夢のシナリオ
を手にとって買ってきました。

読み始めたら、実際のところ何が何だかわからない。
よく考えたら、1600円で世界有数のお金儲けの名人の知恵やノウハウが買えるわけもありません。
やはり、ジョージソロスはお金儲けの天才です。

概念的で教義的な事ばかりで少しも面白くないわけです。
だいたい、人のお金儲けの手口を知ろうとして本屋の店先で1600円を支払う自分のあさましさに反省しました。(笑

こんな時代ですから、危機感を煽れば確かに本も売れます。
お金儲けがしたくて藁にもすがる気持ちで現状打破を夢見て本を買ってきては読み始めて、「な~~~んだ!!!」という気持ちになる人も多いはずです。
これでは、まるで夜店で香具師が売っている怪しい手品のおもちゃのようなものです。

SSなどのコンサルティングや拡販ツール販売を生業とする人達もいろいろいますね、あまり敵に回すと悪口を言われてひどい目に逢いますので控えますが、

大体において、神聖な商売の店頭に賭博のスロットルマシンのようなものまで設置してお金儲けをしようなんて何が石油ビジネスなんだといいたいわけです。
そこまでするなら、パチンコ屋か闇カジノでもやった方が儲かります。

私の自宅の前のヤマダ電器本店LABIの店頭にもカード会員のポイント管理用のスロットルマシーンが設置されています・
何も買わなくても、一日一回だけスロットルに入れると最低10ポイント(10円)加算されるわけです。

あれは、確かに顧客囲い込みになりますね、しかし、SS店頭のスロットルで7が三つ揃うと本日のガソリン代がタダになるという馬鹿げた仕組みがあるのです。
自分の主要商品をタダにしてたらいったい何で飯を食うというのか・・・・

油屋のダンディズムも地に堕ちたものです。
名門企業でそんなことやっていたから社長をどやしつけたら、
本当に倒産してしまいました。

お金儲けは、確かに「仕組み」です。
しかし、そこには節操と商人としてのダンディズムが必要なのです。

私たちは、その部分には絶対にこだわりたいのです。

年の瀬を迎えて

2008年12月10日 14時25分41秒 | Weblog
テレビのニュースや新聞では派遣社員や非正規労働者などの解雇の話題でもちきりです。
年の瀬を迎えてまさかこれほど仕事がなくなるとは・・・、
そして学生の就職活動でも採用取り消しが増えているとのことで、
失業者が街に溢れる年の瀬になるのでしょうか?

日本の産業を代表するトヨタ自動車やキャノンをはじめそうそうたる大企業がこれほど過激に人員削減を行うということは、やはり、
今回の不景気は普通ではないということなのでしょう。
まさに百年に一度の大恐慌ということです。

それにしても、大企業というところは本当にドラスティックにリストラをするものです。
こんな時は中小企業の経営者のほうが優しいような気がします。
家族を抱えた若い社員の顔を見たらこの年の瀬にとても首になんかできません。

私なんか、いつでもA君に「社長は社員に甘すぎる!」と言われてしまいます。
別に人が良いわけではなくて厳しいほうだと思うのですが、
つい、「信賞必罰」の原則さえ忘れてしまいます。

今年は当社はすでにボーナスも昨日に支給しまして、
作業は年末に向けてのラストスパートです。
しかし仕事はとても年内で片付くはずもなく、来年も大変忙しそうです。

このビジネスを立ち上げて苦しかった時には、社員にボーナスも出せなくて、テレビなどで大企業のボーナス支給額などを見ては、経営者として本当に情けない思いをしていたものです。

そんなわけで、苦しかった頃を思えば社員諸君も「こんなに仕事があるのはありがたい事だ」と思っているはずです。私も同様です。

あとは、社員一人一人の夢を叶えられるよう、みんなで協力しながら努力しましょう。

私は約十年前に経営していた会社が破綻して、個人としても何もない最低の条件から人生の再スタートを切ったわけです。
それでも、今こうして仕事をして生きています。

今回の不況で苦しい思いで年の瀬を迎えている経営者の方もいらっしゃるはずです。
しかし、人生、それほど捨てたものでもありません。

「朝の来ない夜はない」ということです。

「山高ければ、谷深し」

どんなに、事業で成功しても
「立って半畳、寝て一畳。天下取っても二合半」ということなのです。

残り少ない年末なのですが、

今年は、まだまだプレゼンテーションがいくつもあるのです。
石油業界は上流から活性化してきたようです。

来年の予測

2008年12月10日 05時08分01秒 | Weblog
来年から「月刊ガソリンスタンド」誌の執筆を行うわけですが、
来年の予測についての原稿を仰せつかりました。

それぞれの先生方が自分の得意な分野について予測を行うということです。
予測が難しい年ですね。

政治も経済もこんなに混乱している状況ですから、来年はどうなる事やらというよりも、年明けあたりの予測も難しい昨今の情勢です。

スタッフと当社の企画や運営についても色々と話していますが自分達のことでもなかなか予測となれば思うにまかせません。

それでも石油業界の勝ち残りについての傾向と流れはある程度見えてきたと感じています。

来年は本当に経営格差が拡大する年になりそうです。
コストダウンや合理化で企業としての収益体質を完全に構築できれば石油流通ビジネスは本当にいい商売なのです。

「勝ち残れば最高」のビジネスとなるはずです。
そのための「道筋」を作るためのお手伝いをさせて頂くのが我々の仕事です。

テレビ会議は慣れるまで難しいです

2008年12月09日 08時44分57秒 | Weblog
昨日は一部上場の商社で石油流通ソリューションに関する打ち合わせ会議。全国の支店を結びテレビ会議システムで各支店の担当者と打ち合わせでした。

テレビ会議システムは初めてで期待していたのですが、意外でした。
それにしてもテレビ画面での打ち合わせというものは慣れないせいか違和感があります。
それと、パソコンの画面などがテレビに映像として映せれば判りやすいのですが、単に発言者の顔が映るだけのシステムですからシステムのうち合わせにはあまり向いていないと感じました。

テレビカメラの設置やマイクなど、かなりの投資だと思いますがちょっと期待外れです。
当社もいつかはあんな設備が必要な企業になっていたいものだとは思いますが、導入時にはあとひと工夫でもっと使いやすくしたいものです。
何でも勉強ですね。

ところで、原油価格は来春にかけてまだまだ下がりそうだという見方が強いようです。ガソリン価格の動向と収益性に関してはかなり注目です。

先週も関西、九州の大手ディラー様と打ち合わせでしたが、
今後は石油流通ビジネスとSS(ガソリンスタンド)運営オペレーションを完全に別モノとして分けて考えたほうが無難な時代が来たように感じます。
よく考えればそんな事はすでに当たり前な事なのですが、今更ながらの実感です。

すでに多くの企業がSSを起点とする新たなビジネスオペレーションを模索している時代です。
これからの時代ガソリンスタンドがどんな形に変貌していくのか興味があります。
灯油を軸にする宅配ビジネスなどではすでに、消費者ニーズを前提に色々な工夫が開始されています。

来年からの、我々の石油流通ビジネスソリューション展開にご注目ください。

ユーザー様との勉強会なども企画しましょう。
全国の志ある若手経営者の方と一緒に考えていきたいと思います。

上州の空っ風 

2008年12月08日 06時58分29秒 | Weblog
今週も関西方面からのスタートです。
某大手商社の石油部門で各支店を結ぶテレビ会議での打ち合わせ。
時代は刻々と変化しています。

ここにきて、石油流通ビジネスの直売部門では劇的な変化が起きているわけです。
「新仕切り体系」やら「日決め対応」、伸縮する「与信限度額管理」、
「販売先別油種別数量管理」、「受発注システム」の構築などに機動的なシステム対応を図ることで、
石油流通の直売部門は確実に収益構造を確立できることが明確になってきたからです。

逆にいえば、直売部門などで旧態然としたオフコンシステムなどやSSPOSなどでの小手先の対応では複雑化する石油流通ビジネスへの円滑な対応が不可能になっており、企業格差が拡大しているわけです。

難しい時代です。
しかし、システムによる対応でビジネスが劇的に変わるわけです。

もはや、SS店頭オペレーションと「直売部門」、そして「宅配部門」などは完全に分業化の時代に入りつつあるようです。
しかし、分業化しても企業としては完全な統合管理が可能なわけです。

寒くなってきました。
関東平野では乾燥した「空っ風」が吹いてきました。
寝ていても喉が乾燥してヒリヒリして困ります。

ようやく、自宅マンションと新幹線ホームが道路をまたぐ橋でつながり非常に便利になりました。出張から帰ってもそのままホームから自宅へ、
贅沢な環境です。仕事もがんばります。

石油業界のSSビジネス・オペレーション変化

2008年12月07日 05時54分45秒 | Weblog
関西、九州の出張から帰りましたが週末も石油ビジネスのコンサルティングに関連する業界の方が来訪して面談。頭は結構石油ビジネスで詰まっています。

昔から「ガソリンスタンド」と言う業態に対するコンサルティングビジネスはかなりの数があったわけですが、最近ではセルフ化などの進行により当然のことながらSS店頭フィールドにおける「油外収益」などを切り口とするコンサルティング屋さんは減少してきたように感じています。

セルフオペレーションですから、「ガソリン販売に専念」する事が前提なのですが、それでもここにきて「油外収益を」といったビジネス企画もあるわけです。
SS販売業者としてセルフオペレーションの基本コンセプトとフルサービスによる「油外収益確保」のはざまでグラグラしているところもあるようです。

○紅さんんの、セミセルフ「Me」は関東の激戦地でも大健闘ですね。
元売り(コスモ)のセルフと向かい合いでも、同価格ですから完全に売り勝っています。
よく観察してみると、専任スタッフが給油しているだけあって顧客来店時の回転率が元売りの完全セルフよりも全然早いですね。それでもお客様が3列ぐらいで列をなしています。
うちの家内なども「完全セルフ」よりは早くて使いやすいと言ってます。
アピタのショッピングセンターとのコラボレートも効果があるのでしょう。チケットがたまると千円の商品券がもらえるらしい。

実は、先日も車に同乗して視察勉強してきました。
とにかく、スタッフが若くてキビキビしていて気持ちが良い接客です。
油種確認から数量、決済確認まで非常にスムーズです。

そのかわり、窓ふきなし、ゴミも捨て、フッドオープンなどのサービスは一切ありません。洗車設備もありません。ただひたすら、給油作業のスピートアップに専念しているわけで、ガソリン以外のものを売ることは一切していないわけですから消費者にとっては非常にわかりやすいわけです。

開店当初に、若手の若手のマネージャーと私の身分を明かしてしばらく話をしたことがあります。アンテナショップとしては完全に成功ですね。一番のポイントはスタッフの教育のようです。近くの商科短大の学生や経大生などを本格的に研修させているのですが、余計なことをしないので非常に早く店頭に出せるようです。
元売りの「ドラコン」などによる、フィールドサービスのための人材育成コストなども不要なんですね。

なんで、今更こんな話題を・・、と思われるでしょう。
実は、アナログなSSコンサルタントさんと面談したのです。
自ら、「今年は演歌が売れました。ですから、私のようなアナログなコンサルティングも」と自ら話しています。驚きました。
確かに、石油業界の経営は厳しいかも知れません。
また、SS業界の経営者は主体性がない「金太郎アメ」みたいな人が多いのかもしれません。しかし、そればかりではないわけです。

ガソリンスタンド経営は昔とは違います。
訳のわからない精神論だけで、経営できるほど甘い商売ではありません。
具体的なコストダウンや経営効果をどう出していくかが問題なのです。
本当に呆れました。

ですから、私は
高崎の「Me」のオペレーションは潔いビジネスオペレーションだと感じているわけです。

年の瀬に向けて

2008年12月04日 08時34分34秒 | Weblog
テレビなどでは大企業によるリストラの報道が盛んです。
製造業などでは生産数の減産が即時明確になりますから人員削減への対応が早いわけですが、サービス業などでは月次データなどが出てから経営者があわてるケースも多いようです。年の瀬を控えてまだまだこんな状況が続くはずです。

石油業界は史上空前の高値高騰から一転して大暴落のこの市況。
懸念された灯油価格もホッと一息。
これだけ安くなったわけですから、ある程度の販売数量は見込める状況です。

石油業界も一部では価格乱高下の間隙をぬって瞬間的にですがかなりの収益が出た企業もあるようです。

本来なら、今こそ石油業界全体で収益改善を目指したいところなのですが、基本的に販売競争が激しい業界ですから再び安売り戦争の様相を呈して来ました。

いつになったら業界が安定した収益を確保できるのでしょう。
「商品格差のないガソリンは価格競争しか消費者に対する格差をつけられない。」という販売業者の悲鳴が再び聞こえてきます。

今週は、営業、技術スタッフは全員関西から九州方面へ出張です。
忙しい年の瀬になっています。

久しぶりの九州です。
博多の「もつ鍋」と「ふく」でも食べてきましょう。

石油流通ビジネスは過渡期を迎えました。

2008年12月03日 17時03分02秒 | Weblog
不景気とはいっても、我々にとっては本当に色々と忙しい仕事ばかりです。
石油流通ビジネスは業界全体が大きな構造的変革期を迎えているようです。

今迄とは次元の異なる、話題や課題がどんどん噴出してきました。

IT技術でなんとかカバー出来そうなこともありますが、ウ~~ンと唸ってしまうような事まで、色々とあるものです。
「新仕切り体系」の課題などについては、その事による変化よりもシステムについてまさに抜本的、基本的なことから見直していかなければならないようです。

リテール業者など仕入れる側と、特約店や商社など仕入れて販売する側の直売流通処理は全く視点が変わります。

直売流通の処理はリテール業者が使用する単純な勘定系POSシステムとは全く異なります。
ですから、本当に色々な課題が噴出してくる訳です。
実際には、それらの煩雑な業務を一気に解消できれば、中間流通でかなりの収益が出せる経営環境なのです。

COD取引などにおける現金振り込みと銀行入金のデータ処理のタイムラグなどをなくすことでスピーディーな出荷処理などが可能となるわけですが、その辺のシステム改善が可能になれば仕入れる側も売る側でもかなり資金効率が向上するはずです。

直売システムは本当に数え上げたら、きりがないくらいの課題が出てきます。

これだけの急速な市況下落により業界が大きく変化するはずです。
小手先の知恵だけでは対処が難しいかも知れません。

一気にシステム化が進むはずです。