今日は、前回のレッスンから2週間しか経っていませんが、先生アレンジで前回頂いた”My Favorite Things"や、復習で自分で弾き始めた"Somewhere In The Night"を練習で弾き始めたら疑問がいっぱい出てきたので、間違った譜読みで練習し続けるとへんな癖がついてしまうので、早めにレッスンして頂くことにしました。
1曲目は、”藤井英一のJazz Standard special 2"の中から前回とは違って新しく”You Go To My Head"を選び練習しました。
最初「頭にくる」ってどういう事かと思いましたが、<「忘れられぬ君」は、ジョン・フレデリック・クーツ が作曲し、ヘイヴン・ガレスピー が作詞した、1938年のポピュラー音楽の歌>とネットに出ていたので、そうか「頭にくる」のではなく、「頭から離れない→忘れられない」という恋慕の歌と分かりました。確かに、頭にきている感じではなく、優しく品のいい曲です。ただし、うまく弾けばのことですが、E♭の実に黒鍵が入り乱れている譜に苦労して弾いている段階では、優しさからも品のよさからも、私の演奏は遠いですが・・・(苦笑)。
今回は和音の横に波線のついているアルペジオを、これまでは大変だからと最後の高い音を飛ばして弾いたり、ごまかしていたのを真面目に練習していました。でも、成果を見せるつもりで弾いたのですが、結局1回目は、アルペジオどころか、和音すら抑え間違えたりで、やや拍子抜けの迷走ぶりを見せてしまいました。 そこで、2回目のトライへ。
どうにか、ようやく調子が出て、タイなど、後の音は押さえているだけなのに弾いたりなど不注意な部分を気をつけて弾いてくることになり、譜読みもまずまず大きな問題はない確認もできました。
今回は、全8枚の長い曲の内の3枚分を弾いたので、次回はまた3枚頑張ることに。先生が、先のページをめくりながら、「それにしても(藤井先生)よくまあ、細かい音を書き込んでいるなぁ~」とひと言。 ということは、前途多難ん~~~~のようです。
そして、2曲目。1曲目に合わせて、先生オリジナルのE♭の曲の中から、以前すでに教えて頂いた "Somewhere In The Night"を弾き直してみました。まず、出だしの基本メロディーに間違いがないかの確認と、途中で変調してCキーになったり戻ったりするので、音間違いの確認もして頂きました。アドリブも含め、E♭の曲は黒鍵が多用されるので慣れないとどうしても指が迷って音が遅れ、途中で止ったりのひどい演奏になりましたが、次回はスムーズになるように頑張ることに。
「Cmから入るけど、基本はE♭で弾いているので~(簡単なはずなんだけど)」と先生。素人さんの弾く大変さを先生は理解できないようでしたが・・・次はもう少しE♭のスケールを弾き慣れるようにしてみることに。
最後は、前回頂いたサウンド・オブ・ミュージックの”My Favorite Things"。先生がコード譜から普通の譜に左手もフルに書いてくださった新譜です。 アドリブ前のところまで練習したのをご披露。
そもそも3拍子のオリジナルのを、4拍子に編曲! それに、イントロや、アドリブも独自の味付け。弾き始めは、だれも”My Favorite Things"を弾いているとは想像できないアレンジになっています(笑)。
先生が自嘲気味に「へそ曲がりのアレンジ?」という、3拍子を4拍子にした滅茶苦茶おもしろいけれど、難しいアレンジ。先生の模範演奏では、それが魅力となって、曲が揺れ動き、聞いていると気分が楽しくなるアレンジなんです。
ところが、弾くとなると、左の入れ方が、最初は単純な和音で安心していると、Bからは「ターッターッター」というように、メロディーラインの(3・3・2、3・3・2)を4拍にとる基本リズムを、左でも、右に重ねて弾くように変化(ちょいムズです)。
それが、Cでは、左でベース音のように(2・2・2・2、2・2・2・2)と言った感じにボンボンボンボンと弾きながら、右はBのリズムを弾くという弾き方に変化(ウ~難しい)。間違えそうになり緊張感いっぱいのこの箇所を、汗を掻きつつ乗り越える!
すると、ひと安心。後半は、左が単純な基音だけの4拍子になって、右はBのリズムをそのまま維持すればいいだけに。
という具合。途中のBCでは、素人の私はジェットコースターを運転している気分になるアレンジです。
先生が、「考えたら、ちょっと難しかったですか?」と心配して下さっていたようですが、「難しいけれど、ゲーム感覚でおもしろかったです」と言って弾いてみました。
この新しい左の音の入れ方に、まだ慣れてないので、途中で止ったり苦戦しましたが、先生の予想よりは形になっていたようで、激励を戴き、次回もう少し弾き慣れてるよう練習することに。頑張れば、アドリブも行けるかな???
ドキドキするようなジェットコースター気分の演奏もある楽しいレッスンになりました。
やっぱり音楽は楽しいです。