今日のレッスンの課題は、「4分音符を4つでカウントで感じて<♪・・♪> ターアタと16ビートで感じて付点の部分を弾くこと」
ところが、練習をしていて、ハタと疑問になりました。
いつも最初に弾いている練習用の、「オスカー・ピーターソンのジャズハノン」
そのまま楽譜通りに弾いていては、ちっともジャズらしくない。「全部跳ねた付点がある感じで弾きましょう」との先生のご指導で、弾いていました。それが、譜に書くと課題の16ビートで感じる<♪・・♪> ターアタ???
これまで、実はよく考えるとでも問題なくそれを弾いてきていました。なぜ、”Chant of Soil”では、おかしいのか・・・
レッスンの初めに先生に質問。
すると・・・「全部跳ねた付点がある感じで弾きましょう」と言ったのは、本当の付点8分音符ではなく、3連符の最初を伸ばすのでOK。
だから、これまで弾いていたので大丈夫。譜にするのが大変なので同じに書いているけれど、16ビートではないとのこと。
どうやら、付点8分音符をタータと3連符の音を跳ねた感じで弾き慣れて混同してきた為にうまく感じがつかめてなかったことが分かってきました。
先生曰く「こっちの方は跳ねた感じ、Chant of Soilの方の付点は跳ねてない」
私は、Chant of Soilの方が、短く音を出すから跳ねるのかと思っていましたが、こちらはピーターソンの時の♪・より・がひとつ分多く、♪・・と3つ分伸びることで跳ねない抑えた感じがでないといけないと気づきました。
ということで、レッスン・スタート。
「オスカー・ピーターソンのジャズハノン」PIECE No.7は、これまでのようなタータで弾いてOKだったので、こちらもつっかえはしたものの、譜取りも問題なしでOKになりました。
そして、もういきなり”Chant of Soil”へ突入。さて、「ターアタ」を意識して、いざ16ビートへ。
あまりに16ビートを意識して、アドリブにまわるのを忘れて早め終了。
先生の反応は・・・「ゆれてますねぇ。弾けてたり、違ってたり、安定してないですねぇ」
「それ以外の部分はいいんだけど・・・」
本人は、全部同じにほぼ弾けている印象だったので、トホホ。
先生も肝心のこの曲のコア部分をウヤムヤに放置しておけない。
「それに、ターアタを弾くと後のワンテンポ早めにでないといけない次の音が遅れるのがまた困る。ここはどうしても早めに出てもらわないと」
「どうしたもんじゃろの~~」と考えた末に先生が出した結論は、<♪・・♪>の4つ目の音を諦めるというびっくりの決断。
「もうシは最初の音だけにして、そのかわり次のドの出だしをしっかり間違えない!」となりました。
どうにかそれなら弾けました。何というどんでん返し。
「16ビート至難ですね」と嘆くと、「16ビートが最初から簡単に弾けちゃう生徒もいるんですけど、いろいろですね」とのこと。
棚上げにならずによかったというか・・・次回まで、このシをひとつ落としての練習をしてくることに。
次は、前回「日々の祈り」のイントロにOKが出て、アドリブのコードの確認ができたので、アドリブをCDからまずまずに譜起こしして作ったので、これをイントロからアドリブすべてを通しで弾いてみました。
前回うまく弾けたイントロをちょっとトチリましたが、まあ75点の演奏。まずまずの評価を頂いて、ただオリジナルの音を練習している内に変形させてしまっていたところを1か所指摘を受けて、OKに。譜は、間違って弾いてクセがつくと、ずっと間違って弾いてしまうようで、時々こうやって以前の曲をまた見て頂くのも大切なことだと思ったことでした。以前なら諦めたアドリブが自分でCDから拾えるようになった進歩も感じられたのも、ちょっと自信になりました。
最後は、”
亡き王女のパヴェーヌ”。間違いもなく、次はアドリブを入れてくることに。
ト長調で始まり、途中からC#の音が加わって、Bmの音調に3度上がっていくのが面白い。転調についてや2-5の部分。同じ音でもベース音を違う音でとっているところの話など。でも、全般的にこの曲はかなり元の音に忠実にコードを考えてあるとのことでした。
16ビートへの挑戦はとん挫してしまいましたが、また1歩1歩やっていって、その内に再挑戦。
できないことが、できる日まで!今回は、まずはできるところをよりうまく聞かせる工夫をすることにしま~す。