すみません。毎月月初にお届けする今月の惑星。今月は慌ただしくて、1日遅れてしまいました。
さて、先月は、雨や雲に邪魔されながらも、結構お月見をしてきましたよ。
昨夜も、こんなお月様が上っていて、寝る前の日付がかわったところで写真を撮れました。
くっきりと見えました。今朝も天気がよければ沈む前の月を青空の中にみられる予定でしたが、あいにくの天気でしたね。
月の様子は、写真ブログで追っているので、「近頃、月をみていない」なんて思った方は、結構見えてはいたのですよ。写真ブログでご確認ください。
今月の惑星です。
惑星たちは、今ほとんどが朝に集まっています。
ひとつひとつ見て行きましょう。
水星:ほとんど」の惑星と書いたのは、水星だけが例外だからです。
未明から夕方の空に移動してきて、これから年末にかけて夕方の西空でひっそりと輝きます。といっても、水星は肉眼では見つけづらく、たまに写真で西空を撮っていたら「写っていた!」という位の見え方。他の惑星がいる時は探しやすいのですが、水星だけのために西空をさがすのはおすすめではありません。諦めましょう。
金星:明けの明星として、未明に燦然と明るく存在感いっぱいに輝いています。未明の東空で明るい星があったら、まず金星と思って間違いなしです。日本の金星探査機「あかつき」が、今月2度目でラストチャンスと言われる金星軌道にのるトライを12月7日にする予定です。うまくいくかなぁ~。ニュースを待ちましょう。(このミッションの詳細はJAXAのココから)
火星:明け方にいます。今は、地球から離れているので、金星や木星ほどには明るくはありませんが、それでも11月には肉眼でどうにか見えました。カメラで撮れば、写り込んでくれるはずです。三脚を使い、シャッタースピードを遅くしてしっかりとらえてみましょう。
木星:明け方の高めの南空に見えます。肉眼でもOK。木星は大きいので、明るく見えます。
土星:残念ながら、太陽に近くてみられません。朝の惑星たちに来年になると仲間入りしてきますので、お待ちください。
という訳で、今月のみどころは未明の金星・火星・木星。これらをどうみつけたら良いかというと、お月見をかねて、お月様に惑星を紹介してもらうのがGOOD!
国立天文台サイトから転載しましたが、きれいな図ですね。これで、わかるように、お月様が12月4日には「僕のそばにいるのが、木星だよ」と教えてくれます。12月6日には火星を、12月8日には金星をそばまで行って教えてくれます。
細い月を愛でながら、惑星も見られるという素敵な未明。さあ、天気に恵まれた上に起きられるかどうか、そこが問題です!
起きないと惑星が見られない。でも、起きても天気が悪かったら、がっくり。
そんな風にならないように、快晴でお願いします!!!視線を西に移動させて、沈みゆく冬の星座たちも見送ってあげるのをお忘れなく。
楽しいのは、12月上旬の未明ですよ~。東京では5時頃が見頃です。