今回は間があいて、4週ぶりのレッスンでした。間があくと、途中でよそ見が多くなり、あれこれ昔の曲を弾いてみたり、今回は、気が付けば、何だか練習していても纏まらないなと思っていたら、いつの間にか、練習用1曲に、先生のオリジナルの新曲を1曲、先生のアレンジ曲1曲、最近復活したecomusicから2曲と、5曲も抱え込んでいました。これでは、ひとつひとつがしっかり練習できてないのも、しょうがない。
少し、先週辺りから腰を据えてとおもいつつ、なかなか進みませんでした。と言うわけで、なんと5曲を持って、1時間の間に何をどう教えてもらうかもぶっつけ本番という感じで始ったレッスン。
1曲目は、「ジャズ・スタンダード 30」から”In the Mood" これは、有名な曲ですが、藤井さんのアレンジでなくちょっと違う雰囲気。跳ねる曲なので気を抜くと間違えたり、つっかえたりでしたが、どうにか弾き終わると、先生からの注意は~跳ねるべきところで、スタッカートに間違って弾いている箇所の指摘と、逆に最後のタララララ・・・・と長く音階を弾いて行くところがスタッカートの印がついているのにスタッカートになっていないでした。
2曲目は、オリジナルの新曲、前回に続き2回目の”One for Norma"。最近、よく船橋のコクリコット・フォルテとかその隣の同系列店で、フルートやヴァイオリンとデュオ演奏をしている先生。私が聴きにいけるのは土曜日午後の演奏に限られますが、前回も、前々回のライブでも、先生はこの最新曲を弾いていました。でも、私が自分で弾くと全然ちがってしまう(泣)。そりゃ当然ですが(苦笑)。 それでも、前回からアドリブもいれ、弾き慣れしていこうと、ピアノに向かえる時間には必ず練習していたのですが・・・結果は、60点くらい。
それでも、一旦曲が終わるかのように弾いて、また、弾き始めるところ、その後のEの部分の頭にGの音をしっかり入れるようにと先生から指摘された部分、をどうにか修正。さらに、前回弾き落としていた、左手でE、E♭、D、D♭と音を下げて行きながら弾くところとか、数カ所の修正を1回ではうまく行かなかったものの、何回か弾き直しながら納得できるところまで弾き直し・・・「そう、それですね」と先生がOKして下さるところまでは弾けました。それで、「全体的に、だいぶまとまってきましたね」ということに。次回は来年になりますが、地道にもう少し、滑らかに弾けるように頑張り続けます。
そして、3曲目は、大問題の4拍子を3拍子に先生がアレンジした”Close to You"です。 先生に、「イントロも4分の3拍子と書いてあるけれど、何回聞いても、3拍子に取れないのですが・・・ゆっくり弾くと、3拍子にカウントできるようになったのだけれど、先生がそれを速く弾いているのを聴くと、2拍子にしか取れなくなるんです」と嘆いたのを受けて、「2拍子というのが、まったく僕には分からない・・・」といいつつ、先生が迷いながら遂に解明してくれました。
私が最初のイントロを2拍子で感じて弾くと弾きやすいという時は、跳ねてない8分の6で数えていること。逆に跳ねない8分の6で弾いて、それを跳ねたジャズワルツと対比して弾いてみて下さいました。「ジャズワルツ」という先生の言葉に、ビクリッと反応した私。そうなんです、まえ、やってもやっても難しくて、苦しんだ「ジャズワルツ」。
2拍子とはならずに少しずれるジャズの乗り。先生の弾きながらのジャズワルツの説明を録画させていただき、この年越しから新年にかけて、これをまたじっくり見直して練習することに。これを、うまく乗り切ると、苦節10年のジャズピアノに進化が生まれる?
ということで、ホンの最初で中断して止った”Close to You"の練習、次はどこまでできるやら。
さて、さらに2曲残っていた曲は、ecomusicシリーズの中の先生のオリジナル曲。
クリックしていただくと、youtubeの美しい世界の風景に音楽がついているのが聴けます。
上の曲は、「小鳥たちのために」という渡辺先生の曲。こちらは、ちゃんと楽譜をすでに頂いて、以前レッスンで弾いたこともあるのを再度弾いてみました。前回のレッスンでアドリブをどう付けるかをお尋ねして、今回はアドリブ部分も作って、弾いてみました。よくよく上のyoutubeのを聞き返すと、これには先生のアドリブ部分がないことに気づき、先生に話すと、「これは、完成された曲というより、曲と曲の合間にちょっといれるために作った曲だったからです」とのこと。
でも、かわいい曲です。しっかり練習できてないながら、アドリブも入れて演奏すると、先生が「懐かしいなぁ」とひと言。ひどい演奏でしたが、弾いた甲斐がありました。
そして、問題は下の「ラスベガス」。こちらは、アドリブも実に魅力的で、サックスとの相性も抜群。以前、このシリーズを練習した時も、やや難しそうで弾けるかは疑問ながら、先生に楽譜を探して頂いたのですが、見つからず諦めた曲でした。今回も、先生にecomusicがyoutubeに復活した話をしながらまた楽譜の話をしたのですけれど「探したけれどなかった」とのことだったので、一念発起。そろそろ、音から拾えるのではないかと、チャレンジ。主要メロディーのみですが、ちょっとリズムは難しいながら音だけは苦労してサックス部分とピアノの部分を譜にしてみました。
それを、先生に聞いていただくと・・・つたない演奏ながら先生の記憶に曲が蘇ったようで・・・「あ~、分かりました」。「先生、この曲は放っておくのは勿体ないですよ」と伝えると・・・「これも、さっきのClose to You と一緒でジャズワルツなんですよね」と先生。
「音はどうにか拾えたのですが、ジャズワルツだからリズムが拾いづらかったんですね。自分で弾くと難しすぎて雰囲気がだせなかったんです」と私。
すると、先生がピアノの前に座り、私の酷く単純なリズムの不完全な譜をみつつ、「ラスベガス」を弾き始めました。ちょっと待って下さいと録画開始。 「この先はどうだっけ」「ああ、ここのコードはこれじゃないですねぇ」といいつつ、先生の記憶が蘇ってきて、書き入れてくださったりもして・・・。出だしの部分だけでしたが、目の前で、アッと言う間に先生が私が嵌まったラスベガスのメロディーを目の前で再現して下さいました。ウォ~~~~~ッ! この部分が録画でゲットできたので、どうにかとっかかりを掴めそうです。
次のレッスンは来年ですが、私自身はひどい演奏ばかりでしたが、次への練習の材料が、今日はだいぶ揃って、来年の目標は「ジャズワルツの習得」になりそうです。