香港、ミャンマーはどうなっているのか。なかなかニュースが入らず、心配してきた。香港では、民主活動をしていた歌手デニス・ホーまでが逮捕されてしまった。その後のニュースは流れてこない。
そんな今日、偶然に食事中に見ていたNHKがミャンマーの軍事政権に対し、民衆が決して屈服したのではないこと。現地に直接行って、一見平穏になったように見えるミャンマーのヤンゴンでも、国民に人気の宝くじが収益が軍に流れるからと不買運動が進み、閉じられた窓口もあること。 軍に近い所に資金が流れることが知られている”Red Ruby"というたばこも、国民の間で不買運動が進んでいること。
SNSで国軍のクーデターから1年となる来る2月1日に「沈黙のストライキ」が計画されていること。(その日は仕事を休み、家に留まろう)と呼びかけられていること。さらには、若い世代が反国軍の戦闘に多く参加している戦闘地区の話など、知りたかったことが、しっかり分かる素晴らしい特集でみることができた。NHKプラスを利用すれば、日曜2月6日(日)6:43終了まで、まだ見られる!!! <1/30日放送6:05~>の番組、タイトルは「地球まるわかり」 是非是非、みて下さい。
そして、実はそれだけではないのです。調べてみたら、さらにNHKのラジオ放送では、もっと詳しい情報を下のような番組で、今日1月30日午後3:05から、こちらは50分に亘って、放送していたことがわかりました。すごい!
こちらも聞き逃し配信があり、今聞くことができました。しかも、こちらはNHKのテレビで引用された国軍と闘う道を選んだ若い青年達のナマの声がさらに詳しく聞けた上に、そういう青年達や、現在のミャンマーの情勢を知り尽くした上智大の根本教授の話。その上、現在は高校1年生でクーデターの時には、父親の赴任で家族で実際にミャンマーにいた野中さんが、ミャンマーで起こった変化を体験したナマの体験を聴かせてくれたのも凄かったです。
帰国後に国軍が子どもまで殺戮している事実などからじっとしておられず、「YANGONかるた」を、同じようにミャンマーに住んだことのある仲間と作って活動をはじめたこと。(ミャンマーが、クーデター前の民政時代は、どんな様子の国だったのか~)から伝えながら、同世代に分かりやすく、ミャンマーに今起こっているかを知らせてきた紹介も聴けました。
非常に内容が豊富で、考えさせられることの多い、いい番組でした。
こちらも、1週間だけ聴き逃した人に放送が下のような画面から、見られるようになっています。
上の画面の下に、切れて見えなくなっていますが、「いますぐラジオを聴く」というのがあり、押すと下のような画面になります。三角の再生ボタンから、こちらも無料で聴けます。 若い「Z世代」といういい方、初耳でしたが、若い世代の人に是非是非、こちらも聴いてほしいと思いました。順番としては、最初に15分弱のテレビを見てから、ラジオを聴くのがお薦めです。
ラジオを聴いた後、野中ゆなさんの「YANGONかるた」の活動に感動! サイトをみたり、Facebookも見ましたが、素晴らしい活動だとおもいました。さっそくかるたを購入してみようと思いコンタクトにメッセージを残してみました。
来週の日曜日までしかチャンスがないですが、ミャンマーのことを知ってみましょう。民主主義が10年続いた国が、一瞬で崩れてしまう恐ろしさ! 香港とミャンマーとアジアの2つの国で起きたこの大きな悲劇を、悲劇で終わらせてしまわないように、NHKも、若い世代の野中さんも行動してくれている!!! 心から感謝の気持ちを持ちながら、自分も動かないと~とさっそくブログに書かせてもらいました。
また、今回、特にこのNHKの番組でいいなと思ったのは、話の最後に、日本政府がいかにこのミャンマーの民主主義の危機に当たって、冷たい対処をしているのかもしっかり指摘していることでした。他国の民主主義の危機にそっぽをむくような政府や国民であっては、民主主義は守っていけません。
しっかり、自分たちの問題として、ミャンマーや香港の問題を考える人を増やしたい! 私同様に、そう思った方は、1週間限定なので、素早くこの情報を拡散して、広めて下さい。
そして、NHKの方には、是非、こういう危機的状況の非常に大事な国の情報は、1週間の限定を外して、問題が解決されるまで誰でも視聴できるようにして下さい!!! ご検討をよろしくお願いいたします。