今日は、朝の羽鳥慎一 モーニングショーで、インフラ一斉老朽化 「予算追い付かない」校舎雨漏り…修繕できず3年 橋は通行止めに(2023年9月26日)日本のメンテナンスの酷さを扱っていて、余りの酷さに絶句した。まずは、下の画像をクリックして、どんなに日本の学校教育にお金が回っていないかを確認して下さい。
こんな酷い状態に子ども達が置かれているのに、軍事予算に5年で43兆円の予算をポンと決めてしまい、マイナンバー促進のための宣伝費用や対策には大判ぶるまいできる政府。「少子化対策」にさも頑張っているようなことを言っていて、このザマか!!!!
日本の将来を担う子ども達が、こんな劣悪な環境で勉強していて、赴任した校長先生が唖然としていると、「すぐに慣れますよ」と生徒に言われたという。雨漏り、壁や外壁の落下の危険性も。
この国は、狂っている。政治家の見ている方向が「自分の地位の安定。自分の家族、子ども、子孫のことばかりなのでは?」と思えた。「こども家庭庁」! ポストを増やし、選挙の時に頑張ってくれる旧統一教会や、古くさい家族制度を復活させたい人たちに喜ばれる「家庭」という文字を入れたニオイを強く感じるのは私だけか?
そして、首相になった人たちのしていたこと。忘れている方のために、復習してみると・・・
「菅首相、長男の接待疑惑「森友以上」の深刻度
岸田首相長男で秘書官の翔太郎氏が公邸で忘年会…
自民党の世襲議員の多さは断トツだ。衆院議員全体で見ると、全465人のうち102人が「父母や祖父母、または三親等内の親族に国会議員がいて、同じ選挙区から立候補して当選した」いわゆる世襲議員です。党派別では自民党が断トツで、261人中84人。3人に1人の割合で、この中には3世、4世議員も含まれます(ココから)
今回の内閣改造では、女性閣僚は首相を含む20人のうち5人となり、過去最多に並んだ。改造前の2人から大幅に引き上げることで女性活躍に取り組む姿勢をアピールする狙いがあるが、識者は「女性の顔が一時的に利用されることがないように」とくぎを刺す。一方、初入閣の3人全員がいわゆる「世襲」議員で、女性議員が少ない上に世襲率が高い自民党の現状も浮き彫りになった。また、内閣改造後では、世襲議員は8人で4割!!!
しかも、女性を閣僚に登用して、女性の人気を取ろうとしたのか分からないが、岸田再改造内閣の副大臣26人・政務官28人の人事を見ると、女性起用がゼロ! 政府は「社会のあらゆる分野で指導的地位に女性が占める割合」を20年代の可能な限り早期に30%に引き上げる目標を掲げている。目標に逆行する人事に、自民党内からさえも「さすがにひどすぎる」と批判の声が上がっている。
世襲に話をもどせば、ココに詳しく書いてあるので、そこを参考にみると・・・
前回の岸田内閣の全閣僚20人のうち、妻の父も含めて父親が国会議員だった人が、首相を含めて8人。4割を占めるのと同割合。ほかにも、夫や伯父など親族に国会議員経験者がいる人を含めると11人で半数を超えていたという。
首相に限ると世襲率はさらに高く、1996年に小選挙区制が導入されて以降の首相12人のうち、世襲でないのは菅直人、野田佳彦、菅義偉の3氏だけで、自民党に限れば菅義偉氏1人。ほかは全員世襲です。
世界的に見て日本の政治家の世襲率はかなり高く、朝日新聞が紹介したアメリカの研究者の調査では、タイやフィリピンなどに次いで世界で第4位。先進7か国では突出していて、イギリスの貴族院ですらおよそ1割です。しかも先ほど言ったように、首相に限れば小選挙区制導入以降の12人中9人、閣僚も近年は半数前後が世襲という、国際的にみればちょっと異様な状況。
そして、豊かと思われる日本で、子どもの7人に1人が貧困家庭に育っていると言われ、「子ども食堂」が全国的に広がっている。「子どもの貧困」を書いて、日本の子ども達の現状を伝えた渡辺由美子さんの「KIDSDOOR(キッズ・ドア)」を始め、多くのNPO法人が学習支援や生活支援などを続けている。
さて、去年ですが、東京新聞が掲載した次の表を、みなさんしっかりみて下さい。
ココから、詳細は読んで下さい。
自民党は国内総生産(GDP)比2%以上を念頭に防衛費の大幅増を政府に提言し、岸田文雄首相も「相当な増額」を表明した。2022年度の防衛費はGDP比1%程度の約5兆4000億円で、2%以上への増額には5兆円規模の予算が必要となる。自民党は、厳しさを増す安全保障環境の下、国民を守るために防衛費の増額が必要と説明するけれど、5兆円の予算を教育や年金、医療など暮らしのために振り向ければ、どのようなことができるのか、考えてみた~というのが上の表である。
防衛費は長くGDP比1%程度とされてきた。それを、台湾有事や中国、北朝鮮への抑止力のためとして、防衛費を2%に拡大しようとする政府に、私は大きな声で「NO!」を突きつける。
「大事なのは、私はもっとも大事にするべき将来を担う子ども達に投資すること」
「大地震の頻発する今の日本で、実際に福島原発事故のように自然災害で驚異的な被害を避けるために、自然災害対策にこそ予算を割くこと」
他国からの攻撃に狙われやすい、極めて脆弱な老朽原発の再稼働をするのは、核弾頭を日本が用意するような愚行。そんなことをしつつ、隣国を刺激するように「敵基地攻撃能力」を抑止力のためにつけるなんて、あり得ない!!! 隣国とは、友好関係を構築して、早急に日本を立て直さないと、子どもたちにも、働き盛りの人たちにも、高齢者にも未来はない。
戦争は、ウクライナをみて分かるように始ったら泥沼になり、人の命、財産、生活を奪い去る。人を兵器で脅して平和は手に入れられない。ロシアがクリミアを簡単に手に入れたと思っても、それが、次の戦争の火種になる。戦争は戦争を招き終わりがない。
「SDGs」という言葉を口にしながら、殺傷と破壊のための兵器を使って平和を実現しようとする人間も国も、私は一切信じない。兵器ほど「SDGs」に反するものはない。世界の誰ひとりも取り残さずに幸せを追求するのがSDGsなのだ。