最近、どうも好きにピアノは弾いているけれど、真剣な練習というのに身が入らない。今回も、前回問題が多々あることがわかり、オリジナルの先生の楽譜と付け合せてもう一度ちゃんと「歌手が一緒に歌えるように、リズムやメロディーをいい加減にせずに弾けるように」という先生の指示を頂いていたのに、のびのびにしていて、当日の前にバタバタとやっと重い腰が上がって、始める始末。どうなるか不安を抱えながらレッスンへ。
最初の藤井英一の「ステップアップ・ジャズピアノ」気持ちをとても落ち着かせてくれる「テンダリー」は、何度となく弾いたものの、ややまだ不安定なところが残っていた。弾くと、先生の感想は「あれっ?これは跳ねないで弾くんですね。普通は跳ねるんだけど」。まあ、でも確かに譜面はそうなっていますね。「CDの模範演奏も跳ねずに弾いてました」というと「それはそれでいいですが、最初のフレーズが違っていましたよ」というので、最初に出て来る(私の不得意な3連譜がだめだったかぁ~)と思ったら、「それは大丈夫でしたよ。そうでなくてその後です」というので、弾きなおしてみると、確かに、4分音符をいい加減な長さにしていました。
そして、1回目がつっかえたりしていたので、再度そのまま先に進んで弾いていると・・・先生が暫くして横でワサワサ何かの作業を始めた??? 弾き終って先生の方を向いてみたら、足でベースを弾くフット用鍵盤の用意ができて、先生が「これは、コードのベース音がないので、今ちょうど最近これを出して練習しているので、僕が下を弾きます」とのことで・・・やや自信がないままに弾きだすと、先生のベースが低く響いていい感じに。
途中、先生のベース音に耳を傾けると、こちらの手がお留守になって、慌てて建て直したり~などしたものの、楽しく演奏。あまり、私の演奏はうまくなかったものの、終了。
次の藤井さんの編曲のガーシュイン・イン・ジャズは、”I Got Rhytm”の3回目。今日は、最後まで弾いてきました。ただし、スピードはオリジナルにはとても追いつけません。特に、複雑なアドリブは、息を付けずにまくしたてるようなところもあり、スピードが勢いがつくところと、のろのろ運転のミックス走行。
弾き終ると、先生から「最初のイントロと次の2小節目と、スピードが全然違ってましたよ」と早速ご指摘が。「速く弾けるところは、曲のイメージに近づくように速くしてしまって・・・」と弁解。生徒には生徒のレベルでの練習法???「なるほどねぇ」と先生も(仕方ない練習法)と理解して下さったのか、呆れたのか(苦笑)
でも、これも、アドリブの難しいところを、再度私がチャレンジすると、先生がまたフットベースで伴奏をつけてくださって、どうにかカバーして頂きながら、乗り切って弾き終ると、(これは、これ以上どうにもならないでしょう~)の修了に(笑)。あっさり、THE END
さて、次は、先生のオリジナルで”Semi Fogotten Dream" 。昔弾いたものを前回弾いて、さらにもう1回弾いてみました。前回より弾ければと思ったのですが、それほど上手く弾けず、でも、特に問題があるということもなく、あっさりこれも終了。
こうなると、今日は弾いたものか迷っていたCarol King "Will you love me tomorrow"も、バタバタ練習ながら、見て頂くしかないかなぁ~と取りだして、「何だか、なかなか思うようにならないのですが」と弾いてみると・・・「やっぱり、まだ速くて、ゴチャゴチャしている。スローバラードなので、もっとゆったりと」「あと、E♭のコードからEm♭に3小節目から4小節目にしているので、3小節目にマイナー音のG♭は入れないで下さいね。対比して意図してちがえているので」(なるほど、なるほど) 前回、「音がウラウラに入るのが多い曲なのだけど、それがウラに入っていないみたいですよ」というのをウラに入る音を色で分かり易くして、間違えないように弾いたのですが、そこの指摘はないものの、やはり、どうも全体的にオカシナ感じが抜けきれず。どうも、最初に変に弾いてしまった癖が抜けず・・・先生にGive up宣言。
新しい曲をお願いしました。すると、あれこれ探して下さって「悲しくてやりきれない」がメロディーも譜に載っていたというので、頂けることに。模範演奏。先生らしいユニークな出だしが途中でも随所に入り、アドリブ部分ではまってく違う曲のように。 「ちょっと、難しそうですね」と伝えると「どうにかなりますよ」とのことで、ちょっと簡単には済みそうにない編曲が多くて、これも Will you love me tomorrowと同じにならないかと心配ながら、楽譜をうやうやしく頂いて、帰宅。
今日のレッスンは、先生のフットベースで面白い体験もしつつ、私の練習をもう少し立て直して真面目に積み重ねて上達に向かって努力しないと・・・と反省したことでした。