今日は、前回に続いて"Pray for You" そして、頂いた新曲 "
Eyes of the Heart" (CD”Crescent Moon”)の2曲。そして、おまけ風にThiery laung の”Novembre”
まずは、前回たびたび入る3連符が、タータタといったように1音目が長く3つが均等になっていないとのご指摘を受けての再挑戦。
午前中は今日はたっぷり練習してきたのですが、午後は家事に追われて弾かずにでてきたせいか、(弁解せずとも、どうせいつものことなんですが)最初はうまくいかず、3回目くらいからやっと調子が少し良くなりました。
が、なんとすっかり今回は大丈夫と思っていたのに「今度は3連符がタタターと、2番目が早く出て3音目が長くなっている」とのご指摘が・・・(汗)
やり直してもやり直しても、なんだかピンときません。不得意なんです、数が合わない感じの3つ入れるとかいうの(泣)
先生がまたメトロノームを取り出し、横でカウントし、必死に教えて下さるのですが・・・のれんに腕押し、豚に真珠(アレ?)
次回へのお宿題になりました。
お宿題にされても直りそうもない予感(暗)
それにしても、3回も弾いてまったくしっかり弾けない情けなさ。でも、逆に言えばピアニストが間違わずに弾くってことが、凄すぎです。
先生にそういうと、「間違いをうまくごまかせるだけですよ」と謙遜。
いえいえ、弾いたものにしかわからないけど、凄いことです。
集中力と、体感というか、練習によるだけでなく天性があるのでしょうね。
私は、人前ではとてもひけるようになる予感がしません。
そして、”Eyes of the Heart”。これは、譜起こしがまず1週間かかりました。
先生のアドリブ部分が本当に楽しくピカリと光った演奏になっていて、虜になってしまいました。
譜起こしが大変ではありましたが、まるでパズル。動画の再生に低速再生というのがあって、コードと先生の模範演奏から分析して、音は拾うのですが、謎解きみたいでワクワクしました。
謎解きができたのは良かったのですが、弾くのはなかなか難しく、当然ながらめちゃ難曲なので、1回目弾いてみると・・・先生、絶句(苦笑)あまりの滅茶苦茶演奏に言葉を失った?
しばらく、あって「この曲はリズムのとり方が微妙で、難しすぎましたね。や~」と、困り果てた様子。
もともと前回譜を頂いた時も、譜面通りでなく音は崩して~との微妙な指示を頂いて、先生の模範演奏からその意味は理解していました。
リズムが、譜面の音符の通りでなく、流れる感じに動くというか・・・を期待されていました。
ところが、私がハマった楽しくアップビートな感じのアドリブが、下手くそな私が弾くとゆったりした主要なメロディーと違和感があって、ドタバタに。ちっとも酔えずに、ゾワゾワした曲のような演奏になってしまうのです。
こちらも、再挑戦。3回やって、「さっきのと同じで、弾けば弾くだけよくなるけれど~」と先生。
主要メロディーの部分をもう少し揺らして、アドリブをアップテンポだけどちょっと落ち着いた感じにトーンをやや控えて、全体が違和感のないように弾いてみて~とのご指示。 ごもっとも。
アドリブでは、忙しさに追われて尻尾を踏まれた猫が走り回っている感じになって、確かに自分でも全体がガタガタした感じで納得いきませんでした。やれやれ~~~。
という訳で、今日は3連符の怖い宿題と、メロディーを出して曲全体をなだらかに聞かせるように弾くという難問を抱えて終了。
おまけのThiery laung のトリオのCDの”Novembre”を前半は少し弾き慣れたのでご披露しつつ、アドリブの下のような「あってないような楽譜をどう弾くか~」の教えを乞いました。
最初は、譜面にコードしか書いてありませんでした(!)
書き加えられた音符は渡辺先生が加えて下さったもので、こういう時は、Cは左手がC(ド)から始まると同時に右もCから始めるといい。
D-/Cは、左はCからはじめ、右はDから始め、基本はハ長調なのでその音階を使う(当然、D-でぴったり)。
ここで、例外は1番上右のA♭dim / C。ここは、音階がA♭からスタートする。 4段目の2小節目のD7/F♯も例外。F♯からスタート(右手もDだからファの音がF#になるので、こちらもぴったり)。
分数のようにD-/Cで書かれたコードの基本コードは、上に乗っている方で、その1音が下にドロップされたのが下の音。
だから、下はしっかりその音(例からいくとC)を出して、コードはCではなくDmの音が基本ということらしい。
確かに、上のコードの1部が下に来ているのだからぴったり一致するのも当然か・・・と分かってきた。
SoloⅡの方は、キー音がCでなく転調してE♭がキーになっているので注意するようにとも教えてもらった。
右手の運びや制限は?と尋ねると、「あれ~音楽理論でやらなかったっけ」と途中挫折している「音楽理論」の本の再登場となりました。
4章で挫折中の本の「6章の『コード・スケール』のところを、そこまでのやってないところは飛ばしてOKなので読むとわかるよ」と教えて頂き、再び音楽理論の世界へ再突入することになりました。
ありゃ~、次回までに3連符地獄と音楽理論地獄を乗り越えなくてはならないミッションを今日は頂いてしまったのでした(泣)
でも、さすが渡辺先生。すかさず、「弾きたいと言っていた"To <K> in wonderland"の譜面を作り始めて、まだ途中だけどいい仕上がりになりそうですから、次にあげられますよ」と”飴”のうれしいお知らせも頂きました。
こりゃ、地獄を潜り抜けるしかありませんね(笑)
でも、地獄と言っても、ようやく最近 コードのもたらす音楽の意図が少しずつ読めるようになってきたので、今日は”Novwmbre”のアドリブの解明ヒントも進み、敵に突入するのに武器を得た感じ。頑張りますよ~。
*ところで、今回お話の中で「トリオで弾く時はこの左をベースが弾いてくれて弾く必要がなくなるので、コードの他の音を弾いていることが多い」という話があり、だからトリオだとより豊かな音をピアノが自由に弾けるようになって音が広げられるのか~と非常に納得しました。ソロで弾いていた先生がトリオに移っていった理由にはこんな自身のピアノの広がりを求めた意味もあったのか~と思いました。