東京も開花宣言。春雨が降り、コートが不要の日も多くなってきました。
空でも、冬のオリオン座が主役の座から降りて、北斗七星、アルクトゥルス、スピカを結ぶ春の大曲線が空いっぱいに目立つ存在になってきました。
3月は金星と木星に三日月のショーを楽しみましたが、これからは火星・土星が楽しませてくれますよ。
では、ひとつひとつ今月の目で確認できる惑星を見ていきましょう。
水星:明け方の空に移動しました。今月は日の出前の空低くにいて、19日が西方最大離隔。それでも、まだ低く地平線近くの雲に邪魔されやすいですが、精いっぱいの高さで輝きます。まだ暗い内に起きる早起きさんは、ちょっと東の地平線が見えるところで目を凝らしてみて下さい。
金星:まだまだ主役は渡さないとばかりに、日の沈んだ西空で、明るく目立っています。
火星:西空に金星を見たら、反対の東空高くにすでに赤い顔で地球を見下ろす火星を探して下さい。かなり目立ってみつけやすいです。
木星:沈む時間が早まりました。低い西空に現れ太陽を追いかけるように沈んでいきます。今の内にお別れを言いながら、見つけてあげましょう。
土星:日が暮れると、東の空に春の星座達と一緒に輝いています。おとめ座のスピカのそばですよ。肉眼で十分みえます。輪っかは肉眼では無理ですが(笑)。
さあ、今月は北斗七星を北空にみつけたら、そのひしゃくの柄を南空へと延長していって、アルクトゥルス、スピカに至る壮大な「春の大曲線」を探しましょう。スピカの横には土星もいます。
また、先月と同じ光景が23日から25日に再現。
木星→金星と細い三日月が相手を変えて踊って行くのが見られます。ただし、木星がだいぶ低くなってきているので、日が暮れたら早目に見ないと木星は見逃してしまいますからご注意。早起きさんのご褒美としては、4月19日に上述のように見やすくなった水星が、さらに細い三日月の下にいて見つけやすいです!東に開けた場所をみつけて、日の出の45分くらい前が最適かな~。私は、春眠暁を覚えずで