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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

「日本と原発4年後」

2024-11-06 23:10:48 | 知ろう福島のこと

     原発裁判の資料として河合弁護士が作成したフィルムから映画になった「日本と原発」シリーズのドキュメンタリー映画。

     その中でも、下の「日本と原発4年後」まだ、見る価値が十分あります! とうとう、20万viewを超えたようです。

     今日も美容院でカットをしてもらいながら、美容師さんと電気料金の話をしていたら、「原発再稼働したら、電気代もやすくなっていい」と美容師さんがいうので、「トンデモない!!!」と、原発事故でどれだけ多大な損失と賠償金、廃炉費用がかかるか。北朝鮮がミサイルを飛ばしてくるけど、原発は核弾頭を用意しているようなもの。ウクライナが大変な思いしているので知っているでしょう?と話したら、美容師さんがシュンとなって、「確かにそうですねっ」て。

  美容師さんと同じように原発のことを思っている方、是非、ココか、下の画像クリックで、原発の怖さ、なぜ日本で原発を再稼働してはいけないのか、知って下さい!!! 

     

    他にも、

  『日本と再生 光と風のギガワット作戦』

    というのも、無料でyoutubeでみられます。日本は再生可能エネルギー後進国。化石賞を毎年もらっている恥ずかしい現実に目をむけましょう。

    (両方とももう古い映画じゃん)と思うかも知れませんが、古いのはいまだに「原発の安全神話」「原発は安価」だなんて言って再稼働や新設まで画策している人たちです。そして、それを支持する人たちがいるかぎり、この映画は重要な「人々に警告を発し、原発の真実を知らせる」という役割を果たしてくれます。

    日本人の全員が見るまで、是非拡散して下さい。

 

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おれたちの伝承館と若者たち!

2024-09-21 19:27:44 | 知ろう福島のこと

   私が応援しているチェルノブイリ&福島原発の写真家・中筋純さんが福島に作った「おれたちの伝承館」*

   建築段階でもたくさんの応援する人達があつまったが、その後、ひきもきらず、完成後も色々な人が集まっている。

   最近、大学生がやってきたり、さらには、出前授業に中筋さんが行って、今度出前授業を受けた高校生たちが伝承館に訪ねてくることになったらしい。

   素晴らしいなあ~。私は、facebookはほとんどやっていないので、こちらに転載させて,もらい、より多くの人に伝承館の存在を拡散していきたい。

   この記事をきっかけに、中筋さんに興味をもってくれて、彼の活動を応援してくれる人が増えることを願っています!!!

   中筋純さんのfacebookココから転載しま~~~す。興味が湧いた方は、オリジナル/サイトからみて下さいね。

    やるな~~~中筋さん、若い人達に、どんどん中筋さんとその仲間の熱い心を伝承し、広げて行って下さい!!!!

    中筋さんの活動、いつも応援していますよ~。 

*因みに、最初の「おれたちの伝承館」を東京新聞の記事にリンクしておきました。私の応援する東京新聞は、私のイチオシの人も応援してくれるいい新聞なんです。

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祝「おれたちの伝承館」開館1年(チェルノブイリと福島の写真家・中筋純)

2024-07-15 11:27:53 | 知ろう福島のこと

   「チェルノブイリ&福島」の写真を撮り続けてきた写真家・中筋純さんが、福島に「おれたちの伝承館」を開館して1年になるという。中筋さんの活動を応援してきたが、残念ながら開館1年となるのに、まだ伝承館を訪ねることができていない。(それどころか、3人の子ども達の家も実家にもこの2年まったく行けていない。どうにかならないかな)というぼやきはともかくとして・・・

  「おれたちの伝承館」が、開館!!!(NHKニュースでも放送~)

   を書いてから、1年。たくさんの訪問者を受け入れて、中筋さんも周囲の支援者も大忙しの1年。多くの訪問者が、伝承館から受けた伝承を全国で広めてくれることを心から願っています。と言うわけで、中筋さんのFacebookから、登録のない方には見られない現在の様子を転載して、下にご紹介します。

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   そして、今日までですが、イベントをしているので、その様子もお知らせ。

   

      この素晴らしい天井画も是非、いつか見に行きたいと思っていま~す。

      

追伸)今回の記事を書くために、カテゴリーの「知ろう福島のこと」で検索をかけてみたら、惑星の記事などをカテゴリーを入れ間違えているものが多いのに今更ですが気づきました。30分以上かかるほど間違いが多くてちょっと閉口しましたが、カテゴリーを修正。これからは、気をつけます。カテゴリーに分けづらい、いろいろなカテゴリーも混ざった記事もあると思いますが、そこは甘くお許しをよろしくお願いいたします。

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祝「おれたちの伝承館」開館1年(チェルノブイリと福島の写真家・中筋純)

2024-07-15 09:37:14 | 知ろう福島のこと

   「チェルノブイリ&福島」の写真を撮り続けてきた写真家・中筋純さんが、福島に「おれたちの伝承館」を開館して1年になるという。中筋さんの活動を応援してきたが、残念ながら開館1年となるのに、まだ伝承館を訪ねることができていない。(それどころか、3人の子ども達の家も実家にもこの2年まったく行けていない。どうにかならないかな)というぼやきはともかくとして・・・

  「おれたちの伝承館」が、開館!!!(NHKニュースでも放送~)

   を書いてから、1年。たくさんの訪問者を受け入れて、中筋さんも周囲の支援者も大忙しの1年。多くの訪問者が、伝承館から受けた伝承を全国で広めてくれることを心から願っています。と言うわけで、中筋さんのFacebookから、登録のない方には見られない現在の様子を転載して、下にご紹介します。

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   そして、今日までですが、イベントをしているので、その様子もお知らせ。

   

      この素晴らしい天井画も是非、いつか見に行きたいと思っていま~す。

      

 

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3月20日「さよなら原発集会」代々木公園

2024-03-15 11:44:57 | 知ろう福島のこと

 旧統一教会問題、裏金問題などで、「現政権は、自分たちの特権を国民より優先させる人の集まり。しかも、SDGsと政府も誰もが口にしながら、その内実は、それと正反対の古色然とした、古くさい考え方に懲り固まった老人たちやその2世・3世の後継者、それに追随する人たちの集まり」という本性が遂に白日の下に晒され、次々まあ呆れるまでにその素の姿が暴露されつつあります。ここに至っては、彼らの言ってきた様々なこれまでの嘘八百にも、しっかり気づかなくてはなりません。

   でも、悲しいかな、実はここにいたっても、こんなニッポン放送の記事がyahooニュースに掲載されていて、心底がっかりしました。

朝日世論調査「原発再稼働賛成50%・反対35%」が示す国民の声 女川原発2号機再稼働へ(ニッポン放送)

   朝日新聞をで購読していますが、この世論調査には気づきませんでした。でも、この世論調査の結果はショックです。そして、この世論調査を利用してのニッポン放送の放送したと思われる、ジャーナリストの佐々木俊尚の結論(再稼働も仕方がないと世論が考えている~)には、さらに唖然としました。

   <私に言わせれば、トンデモナイ間違った結論です!!!!>

   佐々木氏曰く、世論が再稼働容認に傾いた原因は、電気料金の高止まりにある。 実際に東京電力・東北電力の方はあまり再稼働できていないから、電気代がどんどん上がっている。一方で九州電力は再稼働しているので、電気代がかなり抑えられている。生成AIはものすごく電力を使用する。また、EVの話もあり、この調子で普及してすべてがEVになると、電力が足りなくなる。「再生可能エネルギーだけが素晴らしい、原発は撤廃せよ」と言っているだけでは済まないことを、我々はいい加減学んだ方がいいと思う。

   <みなさん、そんな間違いを学んではいけませんよ~~~!!!!>

   プーチンが再選されるのが濃厚のようですが、ウクライナで何が起きているのかをロシア国民はどう知らされているのでしょう。でも、実は、日本だって程度の差こそあれ、同じなのです。世論調査に原発再稼働賛成とした半数の人は、何をどう考えたのでしょうか、直接聞きたいところです。

   経済、コストを優先にして考える1部の人たちの考えが、お金の力によって歪めた情報が流されている。原発は安全に稼働できるという「原発神話」の復活が、再びながされている。福島原発事故で何が起きたか、どれだけの人が多くのものを失ったか、十分に伝わっていないのではないでしょうか。本当に、福島原発事故のことを忘れて、再稼働に賛成の人が半数もいたのでしょうか?しかも、能登半島地震のあとで・・・絶句。

   ウクライナの惨状を知っていたら、プーチンをロシアの人は再選するでしょうか。あなたが再稼働賛成と思っているなら、あなたは本当に福島原発事故を知っていて、そう思っているのでしょうか。ロシアの人たちが、ウクライナの惨状を知っていて、プーチンを支持し続けるとしたら、あなたはどうおもいますか? 知らされずに選んでいるなら、まず、知ってほしいと思いますよね。

   私も、50%の再稼働賛成の方に、是非 事実を知ってほしいです!

   太陽も、風も、バイオも、東京電力、東北電力のやり方次第で、コストは原発よりよほど安価です。国の対策の取り方次第では、ソーラーシェアリングなどで、新たな土地開発をしないでも、平野の狭い日本でもエネルギーは智恵さえ使えばたっぷりあるのです! 原発なしでやって行けるはずなのです。

   それなのに、日本の政府は毎年COOPの世界会議で化石賞を連続受賞の恥ずかしさ、無策。間違ったエネルギー政策の迷走を続けています。

   もう4年前の記事「原発なしでもCO2減 火力では増加の懸念覆す!」で書いたのですが、再度掲載します。

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原発がクリーンどころか、自分の死んだ後にまで残す放射能廃棄物を生むこと。福島原発事故の後始末がいかに高額のお金をかけても終わりがみえず、手の施しようのない汚染水を海に捨てるとかいう事態に陥っている事実。環境悪化といえば原発の環境悪化はCO2以上に酷いという現実に目が向かないのでしょう。

 「クリーン」にさらに「安価」をつけて説明する場合もあります。でも、その嘘も、廃棄物の処理費用や、福島事故の処理に「原発処理費用、22兆円のウソ」(日経ビジネス)では22兆円どころかその2~3倍はかかると公益社団法人、日本経済研究センターの小林辰男・主任研究員が試算している。80兆円近くなるとも言われています。「安価」と考える人は、事故が現実に起きた後ではもう計算の仕方が破綻していることを、どうして認められないのでしょう。しかも、大地震や富士山の爆発まで想定され、前例のない自然災害に相次いで晒されている今の日本で!

 福島原発事故で、ドイツをはじめ世界で再生可能エネルギーへの転換が始まっている中で、日本だけがまた神話にかじりつき、他国に政府が後押ししてまで原発ビジネスを続けようとした時代錯誤。それも、さらに原発の海外輸出を図るなど正気の沙汰ではないと思えませんでしたか??? 勿論、買い手などある訳がなく頓挫したが、その世界に見捨てられた原発に未だにしがみつこうするなんて(嘆) 福島の人々の叫びを是非、映画「日本と原発4年後」(youtubeノーカット無料公開中)や、それが長ければ 短編「東電刑事裁判」(約30分)を通してしっかり受け止めてほしい。

 フクシマで何があったかを思い起こし、日本のようなドロドロの原発のしがらから自由な目で原発事故の教訓を学び直してほしい! さあ、原発が「CO2を出さないからクリーン、安価」というのはウソです。

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今朝も地震がありました。「想定外の地震」という考え方が間違っているのは、当の政府機関の気象庁の「地震発生のしくみ」に出ている下図

をみれば、一目瞭然。日本での大地震の発生は必然なのです。

世界の主なプレートと地震分布

 

 私と同じように考える人たちが、3月20日に代々木公園に集合するようです。

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2011年3月11日の東日本大震災、東京電力福島第一原発事故から13年目を迎えました。「『さようなら原発』一千万署名 市民の会」主催の「さようなら原発全国集会」が、2024年3月20日に東京の代々木公園で行われます。

呼びかけ人である鎌田慧さんや落合恵子さん、脱原発運動を各地で実践している人たちのトークライブがあります。集会後にはデモも行われます。全国の脱原発の動きを知り、改めて原発はいらないという声をあげていきましょう。
11:00 ブース出店
13:00 オープニングライブ 松元ヒロさん(元ザ・ニュースぺーバー)
13:30 トーク
呼びかけ人
 鎌田慧さん、落合恵子さん
福島から
 片岡輝美さん(これ以上海を汚すな!市民会議)
 フクシマ連帯キャラバン
各地から
 志賀原発 北野進さん(志賀原発を廃炉に訴訟原告団)
 東海第二原発 阿部功志さん(東海村村会議員)
 女川原発 多々良哲さん(女川原発の再稼働を許さない!みやぎアクション)
環境団体から
 ワタシのミライ
 Fridays For Future Tokyo
15:00 デモ(渋谷方面・原宿方面)

■日時:2024年3月20日(水)春分の日
■会場:代々木公園(JR 山手線「原宿駅」、東京メトロ千代田線「明治神宮前駅」、千代田線「代々木公園駅」、小田急線「代々木八幡駅」下車)
■主催:「さようなら原発」一千万署名 市民の会
    落合恵子 鎌田慧 古今亭菊千代 澤地久枝 武藤類子
■協力:ワタシのミライ、Fridays For Future Tokyo
■問い合わせ先:さようなら原発1000 万人アクション事務局
        東京都千代田区神田駿河台3-2-11
        連合会館1F 原水禁気付 TEL.03-5289-8224
 
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まずは、知ることから、始めましょう。ロシアのようになる前に、情報をしっかりと自分の手で掴みましょう。
 
ソーラーシェアリングについては、調べればたくさん出てきますが、JICAが、若い人の視点での取り組みをココでまとめていました。農業にも未来を感じられ、エネルギー源でも、農業でも自給率が低いという日本の問題を、若い人が真剣に取り組んでいるのに未来を感じられます。
創案者の長島彬さんによると、日本の農地の1割にソーラーシェアリングを設置したら、日本が必要とする国内総電力需要量を1兆kWhと仮定したとして、その24%で賄えるとのことでした。 1割でですよ! 原発より、安全。しかも、先ほどのココをのぞいてみれば、いかに簡単に設置ができて、しかも原発に比較してその設置費用の安さ、メンテの簡単さ、安全性、地域振興、若者達の未来に夢をもたせ、楽しく未来を描けるか、理解してもらえるのではないかと思います。

 

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原発を止め、自然災害に備える! 軍拡で敵国を作るより、廃炉と防災とSDGsの日本へ

2024-03-09 19:43:22 | 知ろう福島のこと

  日本に確実なのは、大地震・自然災害のリスクが多い中で、もう2度と故郷を追われる福島の人たちと同じ苦しみに遭わないで済むように、全原発の廃炉を進めていくこと。でも、政府はま反対のことをして、60年の老朽原発まで再稼働させることを進めようとしている。それも、脱炭素でクリーンを装って。福島原発から何も学んでいない!

  この前の能登半島地震には、「稼働していなかった志賀と建設されなかった珠洲、能登半島の2つの原発」がある。

  もし志賀原発がかどうしていたら~、もし珠洲市に原発ができていたら~。今日のTBSの報道特集では、金平さんが珠洲市を訪ね、原発阻止に力を尽くした人たちを取材してきた模様が報道された。反対した人たちには随分反対や脅しもあったようだが、中心になっていた方が僧侶だったこともあり、(地方の貧しさの問題もあった)と賛成派と敵対することはしなかったようだが、これで賛成した人も自分たちの過ちに気づいただろう。 

  震源は珠洲市にあった。志賀原発は稼働していなかったが、再稼働に向けて再稼働反対の声が強くなるだろう。運転が止まっていても、外部電源や非常用電源が一部使えなくなり、放射線監視装置(モニタリングポスト)の一部も測定不能になるなど多数の被害が出たのだから。再稼働していたら・・・。

  そして、今日はこのような情報をみつけました。珠洲市のように原発建設を止めたところが、予想よりたくさんあったことだ。粘り強い市民運動の結果として、原発の建設を中止、断念させることに成功した地域は30カ所を超え、計画地点とされた段階で計画を撤回させたり、着工を食い止めた市町村を含めるとその数は50カ所以上にのぼっている! ココから、詳細見られます。

   

計画があるも原発建設に至らなかった場所(山口県上関は現在工事一時中断中)
平林祐子「『原発お断り』地点と反原発運動」表1「原発建設に至らなかった地点」より作成
http://oisr-org.ws.hosei.ac.jp/images/oz/contents/661-03.pdf

   想定よりたくさん原発を拒否した自治体があったことに驚いた。和歌山県は、私が福島のカテゴリーでよく書く写真家中筋純さんが「僕の出身地には、原発がない」と話していたので知っていましたが、日本の人がこんなに自分の地域の安全のために闘ってきた歴史を持っていたとは。しっかり学んでおかないといけないと思いました。

   そして、今現在ある運転可能な原発が33基、もんじゅなどの高速増殖炉を含めた廃止および廃止措置中の原発が26基あります。33基の運転可能な原発のうち、関西電力の大飯3・4号機、高浜1・3・4号機、美浜3号機、九州電力の玄海3・4号機、川内1・2号機、四国電力の伊方3号機、合計の11基が稼働している状態です(2023年8月時点)。

   

   原典:日本の原子力発電所マップ 2023年版 | nippon.com

   福島原発事故を知り、能登半島地震でも地震が頻発した上でM7の地震があり日本海側でも津波がきたことを知った今、原発とはさよならをしましょう。立派に廃炉を成し遂げ、世界にその技術を広めていきましょう。

   日本は、エネルギーも食料も自給率が非常に低いです。

   その両方の自給率を上げる打開策となるソーラーシェアリングが、農水省の許可で門戸が開いて農地の上で太陽光発電をはじめてから10年。まだまだ十分とは言えませんが、これが日本の農地の1割の上に設置されるだけで、日本の電力需要の4分の1を賄えるという試算もあるようです。そうなれば、発電収入と農業収入で若い人も農業経営に未来を感じてくれ、エネルギーと食料の両方の自給率を向上させてくれる産業として農業が活気を戻すでしょう。化石燃料を輸入しなくても大丈夫。日本は、知恵さえ出せば、自然の恵みの豊かな地に生きているのです。それに気づかないといけません。

   

          仮想敵国のために、兵器を強化し、沖縄の緑を奪って軍事施設を作る愚かさ。強化した銃の先、ミサイルの先は、あなた自身がそれに恐怖して兵器を強化したように、軍拡を招くだけです。相手のもっている人としての優しさを奪い、武装を強化させることにしか役立ちません。まさに相手のことを非難して相手と同じ行動を取る愚かさ。冷戦で危機を何度も繰り返した経験から、学ばない愚かさ。

   武器は、使わなければ、なんと酷い資源とお金の無駄でしょう。使えば、殺人とその家族たちの悲劇、恨みの連鎖 破壊の悲劇しかないのです。使っても悲劇、使わなくても悲劇。そんな世界の人々の人間としておかしい、恥ずかしい行為をやめるために、ゴールを見つけて運動を世界が足並みを揃えてしようとしたのが、SDGsなのではないですか?

   日本は、自然災害を人災にしないために、原発を廃炉にし、防災にお金をかけ、武装強化するのでなく、世界の廃炉や防災に手を貸すことで安全保障をえる国になることを、私は願います。

   3.11を繰り返す日本では、日本に未来はありません。

 

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もし珠洲原発が建設されていたら!

2024-01-06 21:21:18 | 知ろう福島のこと

  今回の「令和6年能登半島地震」で大きな被害を受けた珠洲市。ここに「珠洲原発」の建設計画があり、28年の長い経過を経て、断念された話はご存知でしょうか? 私が、このブログで推している東京新聞が次のような記事を大きく1月5日に出していました。

  まずは読んでみてください。テレビでも少しは言っている局もありましたが、この2つ続きの大きな紙面は大変な情報です。

  

  

  

  

   まず、第1には、能登半島の志賀原発にトラブルがあったこと。それが十分に国民に伝えられていないことが問題です!それは、地震国日本の将来の原発政策に大きな意味をもつからです。官房長官の第1声「「志賀原子力発電所をはじめ、原子力発電所は現時点で異常がないということが確認されています」だけを記憶に残している人はいませんか? 2回目の緊急記者会見では「北陸電力の志賀原子力発電所で変圧器に火災が発生し、消火済み」と報告。その後は、どうコメントしていますか?今回の事態を原発のこれからの政策にも影響を与える~と深く受け止めていますか?

      第2には、今回は休止中で、酷い放射能漏れの事故に至らなかったこの志賀原発を、2016年には「活断層の存在が否定できない」とされて事実上再稼働が不可能とされていたのが2023年3月に規制委の判断が覆され、再稼働の動きが進もうとしていることです!

      第3に、よく読むと、1999年には制御棒が落下して臨界事故を起こして板にもかかわらず、2007年まで隠蔽して公表していなかったこと!!! (そして、この隠蔽体質はいまも続き、NHKの報道「志賀原発 外部電源一部トラブル 漏出の油量は当初発表の5倍超」によると、下のように言っていました)

「志賀原発では今月1日の地震により、1号機と2号機で外部から電気を受けるために使われている変圧器2台の配管が壊れて、絶縁や冷却のための油が漏れ出し、一部の系統が使えなくなっています。北陸電力はこのうち、2号機の変圧器から漏れた油の量について、当初およそ3500リットルと発表していましたが、5日開いた会見で、推計に誤りがあり、実際にはおよそ1万9800リットルにのぼったと発表しました。また、新たに2号機の別の変圧器1台でも、配管の隙間からおよそ100リットルの油が漏れ出していることが確認されたと発表しましたが、外部から電気を受けるために使われるものではないということです」。

      因みにさきほどの繰り返しですが、林芳正官房長官は2回目の緊急記者会見で、北陸電力の志賀原子力発電所で変圧器に火災が発生し、消火済みだと明らかにしたようだが、これを重大視していない様子です。臨界事故をホッカムリした前歴のある原発で、トラブルがあったことを過小にみせようとしている。本来なら再稼働を視野に入れて動いている今、その是非を考え直さないといけないのに!!!!

      そして、さらに最初の「珠洲原発」の計画が実現し稼働中だったとしたら、どんなことになったのかと肝を冷やしながら、その珠洲原発をいかに住民が反対して建設を阻止したのかのいきさつを探してみた。

      すると「珠洲原発反対運動の歴史」というサイトの中の特に「珠洲原発反対運動の歴史<簡略版>」に、その活動がしっかり記録に残されていた。そこを読むと、珠洲市長選で、開票後,投票総数が投票者数より16票多いことが判明し、「選挙無効」とするまでがいかに大変だったかなども書かれていて、原発推進派の呆れるほど滅茶苦茶なやり方と闘い抜いた1975年から2003年に至る凄まじい28年を理解できました。

     前述の志賀原発の事故やトラブルを隠したり過小にみせるやり口も汚なさ。そして、原発推進派の過去や事実や現実に向き合わない態度は恐ろしいものがある。それを忍耐強く覆し、建設を断念させた珠洲市の方々の努力には、読んでいて心から頭が下がった。今回の地震で大変な思いをしていると思いますが、<福島原発事故の時は災害救助すら避難指令が出てままならず、まだ下敷きになっていたり助けられる人がいたのに待避せざるをえなかった>と映画「日本と原発 4年後」(youtube で無料公開中)で福島の方々が無念さを語っていて、涙が出ました。

      それに比べ、能登では120時間経った中でも救助された方がいるニュースが入りました。原発を拒否した珠洲市の方たちのお陰で、救助を続けられることの重さを感じました。頑張ってください。あなた方のお陰で、福島のように故郷を一瞬で失った人は出ないで済んだのです!大変だけれども、故郷は放射能で穢されることなく、故郷を必ず再興していけます。防災服を着ても訪ねることもできない福島の被災地のこと、国民は忘れないために、是非「日本と原発 4年後」(youtube で無料公開中)をみて、日本中にある原発について、真剣に考えましょう。

      日本は地震国です。他国の人と殺し合う「軍隊」なんかいりません(自衛隊は、今も活躍してくれていて感謝しますが、防衛には最低限の配備で十分です。沖縄の美しい自然を壊して敵基地攻撃能力をつけるための配備をするなんて私は大反対です)。地震に対して脆弱で危険極まりない原発は、廃炉にしていきましょう。人を殺す目的の兵器を大人買いして米国の軍需産業を儲けさせるのでない、平和国家日本として、もっと大事なことにお金を使いましょう。日本は、仮想敵国より先に、自分たち自身の政策の誤りで故郷の自然と豊かさを失った福島原発事故の経験を持つ国なのです。闘い、お金をかけるべき所を決して間違えないでください。

      珠洲市の方たちがチェルノブイリや過去の原発事故に学んで行動したように、全ての日本人は日本の国土や国民の生活を守るのは、地震や自然災害に備える事がまず第1!だと肝に銘じましょう。仮想敵国のための兵器を買うお金より、その方が大事でもっとも現実的です。阪神、東日本、熊本などの震災以外にも、水害、台風被害・・・日本国民はまず自然災害と真正面から闘い防備することの方を優先しましょう。

      その災害対策のノウハウは世界の役に立ち、廃炉技術で世界に貢献する日本の方が、憲法の前文に謳われた「平和で世界に役立とう」とする日本の平和理念に1番そぐわしい。しかも、それこそが、日本国民の本当の幸せになること。世界の平和に通じる行動です!!!

      ウクライナやガザで分かるように、兵器では平和を生むことはできません。命と財産とが奪われ、憎しみと次の争いの種だけが生まれるのです。

 

            

 

          

      

  

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「CO2が出ない火」って!? JERAが流した宣伝にSTOP

2023-10-08 10:55:36 | 知ろう福島のこと

   最近、「CO2出ない火を作る」という衝撃的なフレーズのCMをテレビで数回みて、私は驚きました。みなさんも、気づきましたか?

   

   広告主は「JERO」という聞き慣れない名前です。何だろう?と気持ち悪く思えました。「2050年 CO2排出ゼロに挑戦」の言葉も、ウソっぽい。思わせぶりで、どうやって実現するのかもハッキリ分かりません。

   すると、私が皆様にお薦めしている東京新聞が10月6日の新聞に次のような記事を大きく掲載して、様子が判明しました。

「CO2が出ない火、はミスリード」 発電会社JERAの広告はグリーンウオッシュ? 環境団体がJARO申し立て

   上のタイトルをクリックすると、東京新聞を購読してない人でもネットで記事が全文読めます。

   <Jeraとは、東京電力と中部電力が出資して設立した会社であること。  このCMが、海外では規制が進んでいる「グリーンウォッシュ」(環境への配慮を謳いながら、実態を伴わない問題を孕むCM)であるとして、NPO法人「気候ネットワーク」という環境団体が、日本広告機構(JARO)に、CMの放送中止の申し立てをしたこと>が記事を読んでわかりました。

   この記事になった環境団体の「気候ネットワーク」は、ゴールドマン環境賞受賞・平田仁子さんが属していたNPO法人として、以前いくつかの新聞が大きく取り上げたので、私も知っていました。すごい人がいるな~と思い、実は、Zoomでお話を聞いたこともありました。

   米国の環境NGOで学び、帰国後NPO法人「気候ネットワーク」の創設スタッフとなり、今回のプレスリリースを行った代表・浅岡 美恵と共に 脱炭素社会実現のために、情報提供や政策提言を23年続けてきたと話していました。

   そして、平田さんたちは、提言するだけでなく、問題になる地域に出向いて仲間を集めて会社に訴えたり、様々な活動を地道に続け、遂には千葉県では、毎年約2400万トン(一般家庭約600万世帯相当)の炭素排出が見込まれた石炭発電所計画が全て撤回させ、全国では、17基の石炭発電所建設計画を撤回に導いたのです。「気候ネットワーク」は、非常に実現力、実行力のある注目すべきNPO法人なのです。

今回の浅岡代表のプレスリリースが、下のロゴをクリックすると、直接見ることができます。  

 

ベンジャミン・フランタ博士(オックスフォード大学)のコメント(仮訳)
『CO2が出ない火』を謳うJERAの広告は、誤解を招きかねません。火力発電所は、化石燃料を直接的・間接的に使用する限り、地中に貯留されていた炭素を大気中に放出することになるため、『CO2が出ない』とは言えず、水素やアンモニアを燃料としたにしても、化石燃料を使って製造する限り、『CO2が出ない』とは言えません。よって、JERAの広告は、化石燃料を使用する同社の火力発電所からは『CO2が出ない』と消費者に誤解を与える可能性があります。

                     ベンジャミン・フランタ博士(Benjamin Franta, JD, PhD)

  と、権威ある博士のコメントも、プレスリリースに添えられていました。

  EV車の宣伝を見る度に、EV車が「CO2ゼロ排出」と言われても、そのEV車が石炭や石油など化石燃料由来の電気を使っていれば意味がない!とこれまでも苦苦しく思っていた私。 まさに、水素やアンモニア燃料による「CO2ゼロ排出」は消費者に誤解を与えて、『CO2が出ない火』はまやかしだっ!と、この宣伝を見た時から、気持ち悪い宣伝と思えたのでした。

  詳細を読んで頂ければ分かりますが、この広告の問題は、しかも石炭火力でアンモニアを混焼するものであること、及びアンモニア製造などの過程で大量のCO2を排出することが告げられていないことだけに留まりません。さらに2030年に20%混焼されても残り80%は石炭を使っており、1.5℃目標の実現に求められる2030年の排出削減と整合していないことが大問題なのです。

  石炭火力をさらに使い続けるこんなやり方では、「気候ネットワーク」が多くの市民を巻き込んで、全国で17基の石炭発電所建設計画を撤回に導いた意味が失われてしまい、まさに「再生可能エネルギーへの動きに逆行」していると言えます。

  

  この、まだ不確かな技術に肩入れしている政府。2030年の目標も危うくする石炭火力の温存、優遇。おかしくないですか?2023年6月に出された経産省の「今後のエネルギー政策」をココでみると、こんな石炭火力への逆行が見てとれます

水素やアンモニア燃料による「CO2ゼロ排出」(右側)の実現のために石炭火力を進めていくのが政府のやり方でもあるのです。

  

  

  そして、その一方で、間違ったエネルギー政策の上塗り「原発の再稼働・新設」。トイレのないマンションと言われ、自然災害にも脆弱さを露呈した「原発の推進」が進められているのです。CO2排出がゼロでも、多くの人々の故郷を奪った「クリーンエネルギー」とは真反対の原発の再稼働!を進める政府。国民の命と財産をどう思っているのでしょう。

   

    

 

   日本のエネルギー政策は、迷走しています。投資をするべき先を根本的に間違っています。こんな政策を進めて、老朽原発が再稼働されたそばで、あなたは本当に安心して暮らせますか?しかも、核ゴミの安全な捨て方も、引き取り地域も確定できないでいるのに?   

  オレオレ詐欺も、出資金詐欺も、犯罪に繋がる高額バイトも、しらない間に私たちにそれらしい言葉で近づいてくる世の中です。テレビで堂々と宣伝しているからと、信用がおけるかなんて分かりません。国の行った2万円クーポンのマイナンバーカードも、「お得」で吊って拙速に加入を強行したため、個人情報が漏れたり大問題となりました。

  ふるさと納税も、仲介業者にも利益がいき、自分たちの住む地域の地方税収入を減らす結果になっていることを忘れてテレビのCMに踊らされていいものか、注意が必要です。

  また、ジャニさんの性加害を伏せていたように、このような宣伝を含め、EV車が増えればそれでCO2がゼロになるわけでなくEV車が使う電気の由来が化石燃料では意味がないこと、大事なこれらの問題が、どれほどマスコミで流されていたでしょうか。あなたの読んでいる新聞は、この問題をちゃんと大きく伝えていますか?

  ネット調べると、東京新聞、毎日新聞、朝日新聞は報道したようですが・・・最初に伝えた「CO2が出ない火力」のCMの問題、あなたの読んでいる新聞には書いてありましたか? 

  報道には、伝える記事の「選択」、「扱いの大きさ」で、読者に与える情報のインパクトが全然違います!あなたの毎日読んでいる新聞が、サービス品がいくらよくても、必要な情報をあなたにしっかり届けていなかったら、その新聞を取る意味はないのでは? 

  値段は東京新聞が安いし今、私のイチオシになっていることは、「東京新聞を応援」のカテゴリーまで作ってしまったほどです。「#新聞比較」で大事な時には、数紙の記事で比較して、皆さんの読んでいる新聞を他の新聞とどう違うかわかるヒントをご提供しています。参考にしてみて下さい。

  そして、テレビで流れている「CO2が出ない火」なんて言葉に一緒に夢をみている場合ではない現実を、しっかり直視しましょう。そうでないと、日本はますます世界のCO2削減の潮流から遅れてしまいます。

  とはいえ、ウクライナ戦争、今度はイスラエル・ハマスとの紛争再燃、人間が武器で同じ人間と殺し合い、兵器を消費していくのでは、CO2削減も、SDGsのゴールへの到達も遠のくばかりの様子。世界が分断と破滅に向かっているように私には思えます。平和憲法の前文にあるように、日本が世界を理想に近づける力を発揮する時代にしないといけない時に、日本が「原発だ、石炭火力だ~」と後ろばかり見ているのでは、話になりません。

 

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関東大震災100年に考えるべきなのは「原発ゼロ」でしょう!!!

2023-09-03 20:10:20 | 知ろう福島のこと

 関東大震災100年の報道は、NHKを始め特集ではかなり力をいれて、新しく過去の動画映像や写真をカラー化したり、今に活かせる当時の状況の掘り起こしがあったように思う。「首都直下型の大地震の30年以内に起きる確率70%」というショッキングなデータも多くの人の脳裏に刻まれたと思う。ただ、不思議なのは、そんな地震が迫っている話が、一番大切な情報と繋げて語られないことだ。

 地震大国と認識したら、何をすべきか。原発を即刻ドイツのように全廃することでしょう。これが、当たり前の結論になっていくはずなのに、そこにコメントするテレビ局やコメントする人がいない。震災の恐ろしさをマスコミが報道していても、防災の中に「原発ゼロの廃炉にする話」が出てこないかぎり、それは防災として片手落ちだろう。

 ジャニーズ問題で、マスコミの沈黙が、ジャニさんの暴挙を許したこと。あの黒川さんに代わって検事総長になった林真琴弁護士が指摘しているが、原発問題もジャニーズ事務所へのマスコミの忖度とまったく同じようだ。原子村への忖度が、マスコミの間で原発事故後も変化がなく、今も続いているということだ。

 日本の当時の民主党政権は、菅直人首相の下で日本全国の原発を全停止した。民主党政権も決して原発反対ではなく、原発輸出まで考えていた政権ではあった。しかし、福島事故の酷さ、危険を前に、全停止を決断し、再生可能エネルギーへの道筋を立てた。

 ところが、その後、民主党の野田政権の時から、「脱原発依存」の姿勢が原子村(電力業界、自民党、経済産業省など)の圧力でジワジワと揺るがされた。そして、政権が自民党に代わると、ドイツや海外では、福島事故を受けて再生可能エネルギーへの転換が進んだのに、日本がどんどん遅れを取り、それどころか、日本では「原発神話」の復活が始った。

  原発について、よく分からないという方は、是非無料公開になった映画「日本と原発4年後」「日本と再生 光と風のギガワット作戦」などを是非 ご覧ください。原発裁判の河合弁護士が裁判所に提出するための資料を撮り始めた画像を纏めて映画にしているものだ。

  ジャニさんの問題以上に、原発は、国民の命と財産にかかわる問題。それなのに、何でこの関東大震災100年で防災が語られる中で、原発問題が語られないのか、私には理解できない。

  福島の津波にも地震にも耐えた家や土地が、原発事故から12年経った今、他の地震被害地より復興が滞り、人が戻れない理由。それは目に見えない放射能のせいだ。「これから確実な可能性で起こる大地震で、国民に福島と同じ悲劇を背負わせてはならない!」はっきりと大きな声で告げるマスコミがないのは、どうしてなのか。私はマスコミを犯罪的だとすら感じる。

  日本は、他国からの侵略や攻撃に備える必要より、未だに老朽原発にお金を注いで再稼働などと地震国で危険を増大させ国民や国土を危機に陥れているのだ。

  それなのに、政府は8月24日に福島の処理水を海洋放出を漁業者などの反対の声も押しつぶして開始。そのことで、中国が日本の魚介類の不買を始めたことへ「科学的に安全が保障されているのに・・・」などの言葉で、中国の魚介類拒否があたかも間違っているかのように非難をしている政府の声がニュースで流れされ続けている。福島の漁業者を守るかのように、日本の漁業者を守る立場にいるかのように装って、自分たちは科学的であるかのように言っている言葉がそっくりそのまま・・・。

   処理しきれなかった放射能物質を、薄めて海水に混ぜて放出して、安全という。本来なら、そんな自然界にないものを流すことは、推奨されるはずがない。許容範囲と決めたものに対して、今はOKと他国の基準に合わせて言っているだけだろう。中国が、日本を非難することに対しては、下の表を出して、ニュースでも説明している。

   でも、中国に対しては、この表を示して「科学的でない」と抗議するのではなく、私ならこういう。

  「あなたの原発でも、私たちの福島以上に有害物質は排出してしまっている。もう、だから原発は互いに止めて再生可能な安全エネルギーに転換していきましょう。持続可能な社会にしていくために、手を取り合って、技術革新を進めていきましょう。安全が第1なのは、私にもあなたにとっても、命ある魚にとっても、みんなにとって大事なことです」

   

 ところが、日本はいま「科学的な根拠なく、政治的、恣意(しい)的に特定の国の水産物を全面禁輸するような国には、TPPに加入する資格は全くない」「中国の根拠のない対応は断じて受け入れられない」「(中国の禁輸措置は)経済的な威圧だ。何らかの対抗措置も考えておく段階に入っている」と自民党の幹部が 中国を悪者にするかのような発言がなされている。

 この「科学的に安全なのに〜」との政府の言葉をマスコミが右から左へながしているが、科学的に必然と地震学者が大地震を予測している日本の大津波の危険性も高い海岸線で、老朽原発を60年を超えて再稼働するために莫大な費用を使おうというものに、「科学的」なんて言葉を使う資格なんてない! 放射性廃棄物処理の道すじすらつけられない日本で、そんな危険な再稼働を許すなんて。そんな愚かな、科学的でない政権を野放しで、国民の安全なんて、同じ口でいえるはずがない。

 いま、関東大震災100年で様々な過去と現在の検証から、その驚異、過酷さを理解した日本人は直ちに、福島原発事故の過酷さを思い出して、廃炉でこそ国民の命と財産が守られること。世論を中国批判に誘導するのでなく、いかに原発がこの地震大国日本にとって目の前に迫っている重大解決課題かを、マスコミは、いま人々に強く訴えるべき時なのだ。 

「60年の老朽原発を再稼働するなんていう愚かな自公政権」に、任せておけないことは疑う余地はない、と国民は気づくだろう。

 野党も、正直情けない。反原発を言わない野党も多く、以前、「原発ゼロ」を掲げて「希望の党」を立ちあげた小池氏もとんだ食わせモノだった例もある。 だから、今 大事なのは、国民一人一人が、まずは再稼働を進め、防衛費増強し、敵基地攻撃能力などと言って、隣国との緊張を高める軍拡を進める馬鹿な長期政権にNOを突きつけること。

 自分たちの地位を温存するために、統一教会とも手を組んだ議員を処分すらできない自浄能力のない長期政権にも本当に呆れました。そして、そんな自民党にまだ手を組もうとする公明党も不思議です。選挙協力を続けると今日もニュースでやっていましたが、創価学会の平和を愛する人たちは、そんな公明党に、さすがにNOを告げる時がきたと思っているでしょう。

 平和を愛する創価学会SGIは池田大作氏を長年リーダーとして、I CANや被爆者たちといっしょになって「核兵器禁止条約」の採択に力を合わせてきたではないですか。自民党のいう「核の抑止力」は、核を脅しに使う危険なやり方と、被爆者が怒っているのを知っていますよね。国民の安全のために自衛隊に敵基地攻撃能力をつける自民党、それと手を組み続ける公明党と創価学会は、もう一緒になんか、絶対やれないはずですよね。

 『日本が自然災害で自滅しないような 「原発ゼロ」を目指した廃炉を確実に進められる政府』

 『明日にも起こるかもしれない大災害の現実を直視した防災で「国民の生命と財産」のために予算を使う政府』

 『隣国と緊張ではなく協力関係を、平和的に進められる政府』

平和を愛し、戦争を憎み、世界の人が等しく幸せを享受できる持続可能な世界を目指す人は、いまこそ、しっかり声を上げて行動に移していかないと、私は思います。もう人間同士で争っている時間はありません。それは破滅への時間を進めているだけのことです。

  日本の自然災害、南海トラフ、首都直下大地震への残り時間もどんどん近づいていますが、人類の終末まで「残り90秒」となりました。

  ロシアによるウクライナ侵攻とそれに伴う核兵器使用のリスクが増大したこと、気候変動がもたらす継続的な脅威や、新型コロナウイルスなどの生物学的脅威に関するリスク低減に必要な国際規範や制度が機能停止に陥っていることも要因となった。」と指摘しています。2022年から10秒短くなったそうです。

  今年の猛暑は誰もが異常さな気温の上昇が、肌で感じられたはず。山火事も報道されないだけで、ハワイだけでなく世界中で起きて環境状況を悪化させています。せめて、人間だけは、人を傷つける兵器という愚かなものにお金を使うことを止め、自然災害からの被害を最小に留めること。世界が互いを尊重し、力を合わせて持続可能な未来を築くSDGsの本当の意味を理解し、愚かな人間同士の争いを見直していきましょう。

  防衛費増大、老朽原発再稼働ではなく完全な廃炉へ。兵器は、痛みと死と恨みしか生みません。そんなわかりきったことを人間はいつまで続けるのでしょう。大事なのは命です。

  命を守るには、人は危険を生み出すのではなく、危険を力を合わせて排除していかなくてはならないのです。

  日本では、まず原発の廃炉です。

 

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「おれたちの伝承館」が、開館!!!(NHKニュースでも放送~)

2023-07-16 23:12:08 | 知ろう福島のこと

    7月12日、とうとう中筋純さんが頑張って建設してきた「おれたちの伝承館」が福島でオープンしたようです。

   

    私も、この輪の中に入ってお祝いしたかったです。

     

     

    この天井絵と天井に手を伸ばしているような大きな彫刻。凄すぎますね。

     

      外は外で、素敵な絵の前にデッキがあり、ここで演奏会でも、講演でも、なんでもできそうですね。中筋さん、頑張りましたね。

      いつか、絶対いきます。それにしても、有言実行のひとですね。感動しました。

      すみません、説明がなくて、中筋純さんて誰? 「おれたちの伝承館」って何?と思われた方は、なんとNHKでもウェブにでていたので、そちらで動画も見られるようなので、そちらで謎を解いてくださいませ。

 

    

       クリックすると、NHKのサイトに飛んで、伝承館の様子がNHKニュースで説明されています。

       めでたい。ともかく、めでたいです。とうとう、NHKが放送するに至ったことも、実にめでたい。

       全国放送でも流れたのでしょうか? まだ流してなかったら、是非流してくださ~~~~い。

      

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