felizmundo's website

月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

お相撲面白知識-内館牧子の本を読んで

2008-06-26 11:42:00 | 日記
 「きょうもいい塩梅」(内館牧子)を読んだ。相撲好きの理由とかものみ込め、私には無縁の格闘技ファンの気持ちが少し見えた。
  ところで、その中で特に相撲界での格差話しが格別に面白かった。

  十両以下は人でない!
  草履は履けず下駄。取り組み中の照明も薄暗く、塩を取り組み前に撒くことも許されない *(びっくり1)* 幕下だと、テレビでも、しこなの書体までも単なる活字で、相撲字書体で書いてもらえない  *(驚き)*  
  行司もいっしょで、十両格行司以下は、土俵で足袋も履けず裸足だという。
  
  次の場所の時は、こういった所まで注目してみてみよう、と楽しみになった。

  それにしても、テレビで私が見るのはたいてい十両以上の取り組み。それだけでは、相撲というもののホンの一部しか見えていなかったのだな、と感じた。

  他にも、この本、面白いエッセイがたくさんあり、オススメです。
  
詳細は、本のコーナ-<http://myshop.7andy.jp/myshop/felizmundo/-/shelf_id/09> へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋葉原通り魔の弟が週刊現代に手記

2008-06-16 23:29:00 | 日記
 前回の日記では、派遣という社会問題の視点から、秋葉原通り魔事件について書きましたが、今日「週間現代」6月28日号の「秋葉原通り魔弟の告白」を読んで、今回の事件の原因を探る上で、この手記も大きな鍵を提供している、と思いました。
 
 他誌では書かれていない真実が、この手記にははっきり書かれています。
 
 あえて、私の感想はここでは書きませんが、同じ親に育てられた弟が、どのように考えてこの手記を寄せたのか。しっかりその思いを理解しながら、一人でも多くの人にこの記事を読んでいただきたいと思います。
 
 今回は前編とのこと。来週も是非買って後編も読んでみるつもりです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「若者は なぜ3年で辞めるのか?」(城繁幸 著)

2008-06-13 12:43:00 | 日記
 秋葉原通り魔殺人事件を起こした加藤容疑者も、江東女性不明事件の星島容疑者も派遣社員だった。しかも、学生時代成績優秀だった派遣社員男性であるという共通点に引っかかりを感じていた時、偶然本屋でみた「若者は なぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の将来」という題に惹かれて、この本を読んだ。

 政治でも、経営でも、労組ですら50歳以上の人間が中心に進めた「雇用の確保」で、彼らの世代が一番の被害者となってしまっていたことが、この本には明確に解き明かされている。

 1980年代までは、経済が成長を続けていたので維持された年功序列体系だったが、成長が翳って矛盾をきたしたこと。しかし、それに抜本的に解決を考えることを避けて、既得権をもった人々が「新規採用の手控え」、「非正規雇用」で切り抜けたこと。まさに、上記の2人の派遣社員は、この時代に就職できず、派遣で働いていたことになる。

 一方、しぼりこまれた中でせっかく正社員になれた勝ち組と思われる若者ですら、就職戦線ではきびしく専門性を問われながら、いざ就職すれば既得権で相変わらず中高年者に厚い給料体系、裁量権限の少ない仕事で、若年正社員の少ない職場で仕事量だけは多く、日々仕事に追われ、将来年功序列で給料が上がる保証もないので将来への夢も抱けず 3年も我慢すればもう会社にいられないものが辞めていく現実があげられている。

 最後6章の将来を考えるための「働く理由を取り戻す」では情緒に流れて結論として疑問を感じたが、この本の5章までを読んで、より多くの人が、今の若年労働者の問題を真剣に取り組んでいく必要を感じた。

 この世代の子どもを持つ親、またこれから就職する子どもを持つ人には、是非一読をオススメする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ザ・マジックアワー」(監督:三谷幸喜)見るべし!

2008-06-13 11:11:00 | 日記
「ザ・マジックアワー」見てきました。涙が出るほど笑って、泣けました。これまで、三谷の3本の映画を見てきましたが、これが最高!

 最近また、いやな殺人事件などが続いていますが、どんなに幸せそうに生きている人でも楽しいことばかりではないのです。
 
 それでも、高杉晋作に言わせれば「面白くなき世を面白く」、相田みつをに言わせれば「しあわせは いつも 自分のこころが きめる」。
 
 自分だけが不幸だと考えるのは心も見方も狭すぎます。人生の終わりを迎えるまで、この日が沈む前の奇跡の時間(マジックアワー)を信じて、みんな頑張っているのです。

 是非この映画を見に行って、馬鹿馬鹿しさに泣いてしまいながら、ひとりでも多くの人の心に暖かい灯がともりますように *(キラキラ)* 
 
*映画感想詳細:<http://my.movies.yahoo.co.jp/profile-ceQnqJWPYDyaPqY5>
*「ザ・マジックアワー」詳細:<http://www.magic-hour.jp/intro.html>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

相田みつを美術館

2008-06-02 13:26:00 | 日記
 先日、相田みつを美術館にいってきました。
 以前の都庁敷地後と思われるあたり、都心とは思えない静かな木立の空間もある東京国際フォーラムの中に、それはありました。
 
 6月8日までは「みんなほんもの」という展示で、こころに響くよい作品がいくつもありましたが、わたしには「セトモノ」という詩が特に印象にのこりました。
 
  セトモノとセトモノ
  ぶつかりっこすると 
  すぐこわれちゃう
  どっちか
  やわらかければ
  だいじょうぶ
  やわらかいこころを
  もちましょう
     そういうわたしは
     いつもセトモノ

 「そういうわたしは いつもセトモノ」という正直さが、とてもうれしかった。

 偉そうなことを言うのは簡単だけど、そうできない人間の性。それを受け入れながら、よりよい自分になりたいと思う願いが、切なく心に響きました。

 この展示で、若くして有望な書家としての道が開けながら、これまでの書の世界にあきたらなく、自分の言葉と書を探すために退路を断って自分の書の道を歩み始めた相田を、足利の実業家(須永花火社長)が長年にわたって支え続けた話しも印象に残りました。「支える人なくしては、偉業なし」を実感すると共に、そのことを感謝をこめて書かれていることが、好印象でした。

  また、今回の展示では、横に英訳がでていて、これがまたなかなかよかったです。
  例えば、「しあわせは いつも 自分のこころが きめる」(Happoness is always decided by one’s own heart.)

 英文には 原作とはまた違った味わいがあり、とても楽しめました。

 いつか、心のやすらぎを必要としたとき、あなたも「相田みつを美術館」を是非訪れてみてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月の惑星

2008-06-01 00:59:00 | 日記
 5月は、結局天気など条件悪くて水星は見られませんでした。残念*(泣く)*
 見られないままに水星は、また朝へと移っていってしまうので、朝の苦手な私にとっては、水星観察はまた暫くお預けです。
 代わりに金星が明け方から夕方の空にと戻る準備を始めてくれているので、それを楽しみに待つことにしましょう。

 さて、では6月の惑星の主役は誰でしょう。木星が見やすくなってきます。夜ふけに南東の空を見ると、いて座あたりに燦然と輝く木星が見つかるようになります。夜ふけの東の空に都心でも見える明るい星をみつけたら、まず木星と思ってよいでしょう。

 西の空の火星・土星も、まだ健在ですが、早くに沈んでいってしまいます。

 という訳で、6月は早い時間なら火星と土星を西の空に見送り、遅い時間なら木星を東の空に迎えてみることにしましょう。

  6月8日には、夕方三日月と並んで赤い火星が見えるはずなので、惑星観察初めての方にも見つけやすいはず*(ハート目)* 是非見つけてみてくださいね。火星を見つけたら、その左上に土星も見つけてあげましょう。

 * ところで、以前ご紹介した「惑星を全部みよう」というキャンペーンに、今日6月1日にまさに木星を見つけたのでいれようと思ったら登録できませんでした*(ショック)* なぜなら、キャンペーンが5月31日で終わってしまっていたからです。残念*(泣く)* もっと続けてほしかった!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする