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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

渡辺かづき先生とのレッスン239

2025-02-06 08:51:37 | ピアノ

   今回のレッスンは、4回目となる先生のオリジナル曲、”Circle on the Bridge"で、悲惨な結果になってしまいました。

   この曲のレッスンではすぐに メトロノームといっしょに練習するようにと言われながら、メトロノームにいっこうに乗り切れず、それでも何か分かってきたような気分になって、自分ではそれなりになってきた?と思えるようになってきていました。

   それが、家を今日は早く出て銀行とかの用事を済ませて昼ご飯を先生の家の最寄り駅で時々よる店でランチを食べて・・・いざ、レッスンとなって弾き始めると、何だかハチャメチャ。音は外すし、頭がピアノモードにならず・・・先生は勿論、自分も唖然とするような演奏になってしまいました。

   今、そこでご飯を食べてきたばかりで、それで調子が出ないのかも~と、嘆きつつ、2回目も弾かせてもらってみたものの、相変わらずのできで・・・かなりのひどさ。 やはり、レッスンの日には、家を出るぎりぎりまで練習をして直行でレッスンに向かわないとダメなようです。レッスン前に何か用事を足して、ほとんど事前にその日は練習できずに行ってしまった昨日のレッスンは悲惨でした(泣)

   先生も「突っ込み処が満載で、どこから手をつけてよいやら」と困惑の苦笑。

   まずは、イントロ。「最初の休符が、休んでなくてリズムが崩れています。それと、1つ音も間違って弾いていました。今のように弾くとそこで終わってしまうので、音を上げて(CでなくEへ)次に繋がっていくように弾いて下さい」と先生。それで、弾き直し、うまくいかず弾き直し~~~。メトロノームで実は練習していなかったこともバレバレでした。しかも、ずっと間違った音や休符間違いで練習し続けてきたため、修正に苦戦しました。ああ、途中でメトロノームを放棄してしまった天罰です。 

   結局、悲惨な状態ながら、ソコソコ私も努力しつつ、それでもどうしようもないと諦めモードに。そして、先生も諦めモードになったところで中断・・・(と言っても、後々もそこがこの曲の肝なので、先に進んでもトラウマのようにそこでまたこの出だしのイントロ部分に何回も戻るので、避けようにも避けられず、戻るたびに冷や汗をかく結果に)。

   ともあれ、恐る恐るAに進むと・・・イントロ、「A」に進む前、Aの途中でも頻出する(ラソラシド)という弾き方について

   「さっきのイントロのところもそうでしたが、。ここの弾き方も速すぎていますね。カウントを崩さないようにして~」と注意され、イントロ、つなぎ、途中に出てくる(ラソラシド)のスピードに気をつけてやり直し。曲の肝になっている音が滅茶苦茶だったことで、大変なことになってしまいました。

   先生が「トリオで弾いた曲だったので、ドラムがないとこの曲は難しいですよ」と慰めの言葉をかけてくださり、とりあえず「B」へ。そして、先生の沈黙のまま、「C」へ。

   「Cの2つめの音取りが違ってますよ」の指摘。「あっ、そうですね」ということで、「ターアー、ンタタタ」といつの間にか思い込んで弾いていたところを「ターアー、ウン(タタータ)」に改め弾き直し。あれあれ。随所に、いい加減に聞いて弾いてしまうズボラな私の性格が丸出しになっていました。

   そして、ようやく「C'」へ。でも、ここも弾きづらい和音4つの難関の山を3つ連続。フ~~~.弾き直し3回目に少し調子を戻し、アドリブへ。

   アドリブは、自分で音さえ外さなければ自由に作ってあるのでどうにか過ぎて・・・・難関の和音に4つの難関山を3つ連続超えにもどり、最難関イントロへ~~~~~~そして、力付きながらもAのコーダマークでコーダへ、どうにかやり過ごし、最後 再度難関山3つ超えの末に終了。何かそれなりになっていたつもりが、もう、ハチャメチャでしたぁ。

   弾いた私も疲れましたが、先生も聞くだけでお疲れさまでしたの前半。「もう少しどうにかなっている積もりでしたぁ」とポツリと伝えると「やはり、ドラムがあって弾ける曲ですから、ないと難しいですよ。アドリブのところあたりは大丈夫でしたけどね」。

   書いてる私も今日は思い出すだに疲れましたが、これをここまで読んで下さった読者がいるとしたら、その根気には尊敬します。

   この後、前回先生に譜を頂いた、先生がeco musicに書き下ろした昔の曲を再登場させてライブでお披露目した、”After the Rain"。先生に、「最初のイントロだけ、まず弾いてみたら」と言われていたので、イントロを中心に、その先を少し予習したところを少し見ていただきました。

ボサノバ風が、途中で狂ってしまう間違えを教えていただけたので、次回注意深く先まで練習してくることになりました。

   「藤井さんの練習曲は今日はないのですか?」と先生。”Circle on the Bridge"は、もういいのではムードでした。

実は、もう1曲、”A Star TO My Father"というT.Langの静かな曲も練習していたのですが、レッスンは今日は2曲で終了して、次のレッスンはもう少しまともに弾ける曲に変更しようか、しつこくこだわってCircle on the Bridge"を5回目するか?迷うところです。

    

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渡辺かづき先生とのレッスン238

2025-01-16 09:00:41 | ピアノ

    前回、「メトロノームの刑」執行が出されてしまった先生のオリジナル曲、”Circle on the Bridge"。ここ数日、かなり追い込みをかけて練習していました。でも、それにかなり時間を割いたため、あとは他に手が回らず、前回レッスンの最後に先生が「前に弾いた『巡りゆく時』の新しいバージョンを加えた部分の楽譜ができたので~」と渡して下さった楽譜を昔弾いた時の楽譜を見つけ出して、以前の楽譜に新しい部分を入れて作り直したものの、そちらは少し練習しただけ。それ以外の練習をする時間はなく、2曲だけ持ってレッスンに向いました。

    「巡りゆく時」の方は、以前弾いた部分は♭の多い曲ながらも、かなり昔弾いたのを指が覚えていて、それなりに弾けました。でも、新しいところは、なかなか思うようにならず、ちょっと苦戦。油断すると拍子がズレてしまう感じでした。レッスンでこちらから弾き始めたら、案の定 落ちました(苦笑)。

    先生に「新しいところのが、何か違ってましたね」と言われ、やり直すたびに間違えて。字足らずの短歌を詠んでいるような違和感?

    自分でも間違えたと感じるのですが、今ひとつ分からなくて…しつこく4回くらい弾き直して、ようやく間違えなくなりました。先生、ごめんなさい、不勉強な生徒で。

    さて、もう1曲は、”Circle on the Bridge"。かなり練習だけはしましたが、それでも、これまた♭だらけ。変化も激しく、しかもオリジナルは高速スピードで駆け抜けていくような曲なので、頑張って弾くと・・・・むむむ・・・それでも音を間違えつつも疾走して、区切りのいいところまで駆け抜け、息をつくために一度止まると。

    先生が「まず、そこまでですけど、1番弾いてほしくないように弾いているんですよね」「マネして弾けないけれど、短すぎるというか、跳ねているというか」・・・

    私が、「それって、痛い音になっているということですか」と聞くと・・・「そうですね」とハッキリ。「もっと、長さをちゃんと取ってというか・・・」

    少し大人しく?頑張った感じでなく弾き直すと。「あっ、それが少し近いけれど・・・」と言われて、工夫してソフトな感じと、繋げるところをしっかり抑えてぇと、私なりに何回か弾き直すと、だんだん近づいてきたようで、「その音の感じですね」と言って下さる時もでてきて、少しずつイメージが掴めてきました(たぶん)。

    「痛い音」という指摘をけっこう受けてしまう私ですが、音楽でなく、頑張って譜を正しく弾くことに一生懸命になると、どうやら痛い音でがなり立てている印象になるみたいです。確かに、先生の演奏はいつも速く弾く軽快な曲でも尖らずに心に響く音楽になっているのです(不思議?プロだから当たり前?)。私の音は、頑張るとつい尖った音や痛い音になって、音楽の「楽」が抜け落ちちゃうみたいです。 

    いくつか曲の雰囲気が変化する曲で、最初の部分がようやく掴めてきて、残りの部分はそこよりは問題が少なかったようでした。でも、難しいのは、最後の不思議な和音をどんどん重ねていくところ。何回練習してもなかなか1回ではうまくいかず、今回も4回、5回目になってようやく聴けるくらいに弾けて。先生も辛抱強く待ってくださっていたので、どうにか弾けたところで、「お疲れ様でしたぁ~~~~」ということになりました。

    難曲は、乗り越えられない山を登っていくようなもので、苦しいけれどもその先に何か開ける世界がありそうで、夢中になって弾いて、嫌な事や苦しいことが頭からすっかりなくなって気持ちがリフレッシュします。滅茶苦茶に弾かれている自分の曲を聴く先生には「忍耐」を強いてしまいましたが、楽しかったです。

   それで、先生に「これを、もうちょっと弾いてみたいのですが、アドリブはどこをどうやっているのか分からなくて、まだ全然やっていないんです]と伝えると、「あっ、このアドリブは譜の中のどこを探してもないんですよ。珍しく、アドリブをまったく違う感じで弾いていましたから。ことによって、楽譜を上げた時にそのアドリブも書いてあるんじゃないかと思いますよ。この最後の部分のも含めて。上げた時に一綴りのものを上げていると思うから」とのことで・・・実は、帰宅して、その後、夜に月のブログを書き、今ようやく時間が取れて過去のこの記事を読み直して、いつ”Circle on the Bridge"を弾いたか調べたのですが、これがやっと今みつかりました。 

   驚いたことに、こんな難曲を、凄く早い時期に先生から楽譜を頂いていたことがわかりました。なんと、9年前です。今が238回目のレッスンで、この譜を頂いたのは、84回目。読み返して、先生の困惑をヨソに、無茶ぶりで楽譜を手に入れて頑張った昔の自分の姿に思わず笑っちゃいました。あまり変わっていない。

   楽譜を頂いた次のレッスンで弾いた私に、教えようがないと宣告されてしまったことも判明(笑)

渡辺かづき先生とのレッスン 84 2016-10-27 

  私が新曲に"Circles on the bridge"を下さい というと、「トリオの曲をピアノだけで弾くのは難しいですよ。僕にも弾けるかどうか・・・。でも、弾きたいなら、まあいいか」とのことで、「譜面は今もよく弾いているからすぐでるし」と3枚つづりの譜がでてきました。      *"Circles on the bridge"はyoutube にもアップされていないので、渡辺かづきのCD”Into the Light ”から聞いてみてくださいませ。

  模範演奏。ここの4ビートのとこはどう弾くかなぁ~といいつつ、少し弾いて、あっという間に準備OK.トリオで~といいつつ、ソロでもすぐ弾けちゃうんですね。「難しそうですね」というと「少しずついきましょう。少しずつ」と先生。下手でも、我慢できずに先へ先へと行ってしまう私に先生から牽制球(笑) (この曲は先に進みたくても、大丈夫、すぐには進めそうもありません!)
  

渡辺かづき先生とのレッスン 85

「16ビート、(君には)難しそうですねぇ。ドラムとかが一緒にあってのトリオの曲だから、ピアノだけで弾くのは難しいかも。やめましょう」と先生がきっぱり。 (棚上げ~~~~)カッコよくて、大好きな曲ですが、確かに無理そう、トホホ。とりあえず、Chant of Soil で、16ビートがマスターできたらでないと、こっちのジャズらしい跳ねた感じの表現はできそうにありません。アドリブ前まで譜は作っていたのですが、上記の事情でとん挫。

   と記録に残っていました。しかし、諦めの悪い私は、再度2回目の挑戦を2年後に試みていました。しかも、この時もぉ~~~~

渡辺かづき先生とのピアノレッスン121  2018-09-08

昔頂いた楽譜の”Circle on the Bridge"を弾いてきてみたんですが・・・と弾き始めてみると。「それは、僕でも一人じゃ難しいから、止めときましょう」と先生のひと言で断念(泣)

   と、再チャレンジを伝えても、あえなくStopだったようです(笑)

   そんな懲りない私の再々チャレンジが前回のレッスンでした。再チャレンジの理由は、前回のレッスンの所で説明したように、

   <苦労した"Body and Soul"と一緒にもう1曲くらいはレッスンで弾くのに用意してみようと思って探しだした曲は、つい、同じゲーム感覚で弾きたかった曲。しかも、よりによってこれも黒鍵だらけ。メロディーも変化に富んで・・・こちらは、先生のオリジナル曲、”Circle on the Bridge" >

   頭も最近は少し衰えて、うっかりミスや、思い出したいのに名前がでてこない!などの症状が出ていますが、まだ挑戦する気力は残っているようです。このエネルギーが枯渇してしまわないうちに、維持して動かし続けて油切れにならないように~と思います。

   そして、過去歴から頂いた楽譜が3枚だったことがわかり、無事に3枚がみつかり、それにアドリブも最終の部分もあったので、しつこく先まで頑張って、次のレッスンでも先生を呆れさせてみたい~と思ったことでした。ふふふ・・・。

  

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渡辺かづき先生とのレッスン237

2024-12-25 18:21:26 | ピアノ

    前回のピアノのレッスンから、非常に忙しい日々となってしまって、実は練習の時間があまり取れないままに今日のレッスンに行きました。

    幸いにも、ほとんど病気らしい病気もなく、日常的に通院する病院もない私。唯一の心の病院?となっているのがピアノのレッスンです。お月見と一緒で、レッスンでうまく弾けようが弾けまいが、何だか心が安まるのです。私には、レッスンが「心の安定剤」となっています。

    さて、今日は前回からほとんど上達していないと思える"Body and Soul"から弾き始めました。前日になって、前回先生から「3連符がどうも3つの音が均衡に弾けていない」との指摘を受けたことを思い出して、そこはしっかり意識して弾きました。

    弾き間違いはたくさんありましたが、2回弾いて、「まあ、曲全体のイメージは掴めてきていますね。それに、これは確かに転調したり変化があって、むずかしかったかもしれませんね」と、先生。いつも、厳しいことは言わずに、オブラートに包んで伝えてくださる優しい先生です。

    2回以上弾いても、よくなる見込みもないので、自からあっさり終了。

    次は、前回先生が「これ弾いてない譜だったかと思いますけれど、いりますか?」と渡してくださった「陽だまりの鳥たち」。実は調べたら以前弾いた証拠が残っていて、私がコードから譜起こしした譜も出てきました。 久しぶりに弾いてみたら、私の不得意な1テンポ早めに出たり、ちょっと複雑なところがある楽譜。でも、ちょうど、拍子を取りづらい難曲”Circle on the Bridge"にチャレンジ中だったので、いっそのこと~と少し思い出しながら練習してみていました。 

    昔弾いた曲は、それなりに指が覚えていて、曲として流れは掴みやすかったです。出だしがやや難しいので、まずその最初の部分の確認をとったところ、まずまず出だしのOKがでたので、曲を全面スタート。それなりのできでしたが、先生は私に譜を見つけて渡してくださっただけでご自分では弾いてみなかったようで、「後半のところも曲の感じが変わって面白い曲でしたね」と伝えると、「そうねぇ、今聞くと突っ込み処もいろいろあるけれどね」とのこと。

    これも、黒鍵責めはないものの、なかなか曲に変化があって、再び練習してきて、もう少しうまく弾けるようにしたいと思いました。先生が気に入って、また弾き始めそうな予感のする曲でした。

    ということで、最初の2曲は、うまく弾けた訳ではないけれど、10分ずつで終わってしまったかんじで、時間がたっぷり残っているように思えました。

    そこで、最後に取り出した究極の難曲。先生に「リズムが違いますねぇ。休符がカウントが足りない。やはりメトロノームを使って、弾いてみるのがいいですよ~」とメトロノームの刑執行が出されてしまった先生のオリジナル曲、”Circle on the Bridge"です。

    格好いい曲なのに、リズムを正確に弾くようにゆっくりカウントして弾いても、裏で弾くか、通常の頭で弾くかの判断も難しく、そこでまず譜の確認。休符の長さや、弾く音符の長さ、小まめにこの至難の最初の2段を徹底的に確認。

    でも、ゆっくり弾いても、8分休符がてんこ盛りで、しかも、4分休符に連なった休符の時もあり、その至難の(イントロ2)がクリアできず・・・一音一音確かめて、薄氷の上を歩くようにやってみましたが結局、先制も私もさじを投げることに(苦笑) つまり、諦めて終了。

    イントロ2の先の伸びやかになった曲の変わり目から続きを弾いて、滅茶苦茶ながら、最後まで到達。

   「この曲に関して言えば、音は伸ばしたりせずに譜の通りに均一な感じで弾いてほしい」と先生。ジャズ風にタータとするのでなく~とのことで、数カ所、いつの間にか私が勝手に音を伸ばして弾いているのを指摘されました。無自覚に自分の都合の良いように弾いているのに気づかされ、驚いて修正~というのが数カ所。

   この曲を、譜の通りに弾けることができるでしょうか。先生に「なぜこんなに難しくしているのですか?」と聞いたら、「それを狙っている。ワンパターンでなくしたかった」とのこと。4頁に楽譜が亘っていますが、4ページ目は和音が素直に指が動かず至難なので、次回へまわし、終了。それでも(今日は、何だかよく闘いましたぁ~」というレッスンでした。先生も、お疲れ様でした。

   すると、先生が、「前に弾いた『巡りゆく時』の新しいバージョンを加えた部分の楽譜ができたので~」ときれいな楽譜を渡してくださり、気分は一転!

   しかも、その加えた部分の模範演奏も聞かせて録音をさせていただきました。癒されましたぁ~~~~~!!!

   かくして、やはり渡辺先生は私にとっての唯一の健康維持のために不可欠なお医者様的な存在と、今回も確信したのでした。いつも、お世話になっております。

 

 

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渡辺かづき先生とのレッスン236

2024-12-05 09:30:08 | ピアノ

   いろいろ身辺で心奪われることが多い年の暮れ、そんな中、ピアノに向かう時は、ピアノに集中できるのが何よりのエネルギー源となる私。

   特に、前回に先生に頂いた先生アレンジの"Body and Soul"は 黒鍵だらけ、難所だらけの先生のアレンジ。でも、それが逆によい!?

   なぜかというと、弾いている間は、なにもかも忘れて音とリズムを間違えないようにひとつのことに打ち込める貴重な時間になるから。

   脳の回転速度をあげてゲーム感覚で、曲が求める速さに少しでも追いつけるようにくりかえし、どうにかやっと、先生に何を弾こうとしているかは分かってもらえるところまでに辿りついて、さあレッスンに臨みました。

   弾き終わると、先生、聞くだけでも大変だった状態?何から注意していいものか・・・無言(苦笑)。「先生にアレンジを易しくして頂いた譜でしたが、それでも黒鍵との闘いがたいへんでした」と伝えて、最初から再度弾き直し。今度は少しゆっくり目に慎重に。

   転調も多いし変化しているから大変でしたね~との先生の同情の言葉と共に、「さっきより、だいぶ良くなりましたね」の言葉をいただきました。

   ただ、「3連符がどうも3つの音が均衡に弾けていなくて、最後の音が長くなって、タタターに近くなってしまっていますよ」とのご指摘も。「3つも音を入れなくちゃいけないと、つい気が焦るんですよね」と弁解しつつ、ゆっくりと弾き直してみている内に、だんだん・・・「あ~それです」「いまのなら合っていますよ」と言っていただける回数が増え、3連符の感じを体得(したツモリ・・・)。これが、何回もご指摘を受けても直らないないので、本当に困りものなのです。  

   弾き直しながらよく譜を見直すと、3連音符がいっぱいのアレンジでした! これは、この3連符をちゃんと弾けるか弾けないかで、曲の感じも違ってくる~確かに、(今のままではまずい!)と気づけました。ということで、次回までに、練習し直してきま~~~す。

   ところで、そんな苦労した"Body and Soul"と一緒にもう1曲くらいはレッスンで弾くのに用意してみようと思って探しだした曲は、つい、同じゲーム感覚で弾きたかった曲。しかも、よりによってこれも黒鍵だらけ。メロディーも変化に富んで・・・こちらは、先生のオリジナル曲、”Circle on the Bridge" 。

   (よりによって、なんで難曲を選んじゃうのかなぁ~)と自分でも思いつつ、大好きな曲なのに、以前はとても弾けずに諦めて挫折した曲。選曲した理由は先ほどのと同じ。「夢中になれそうだった」からでした。当然ながら、練習してもなかなかうまく弾けず・・・レッスンの日になってしまいました。   

   つっかえながら滅茶苦茶な弾き方をする生徒に、もまたもや困惑の先生。「リズムが違いますねぇ。休符がカウントが足りない。やはりメトロノームを使って、弾いてみるのがいいですよ~」との感想。実際、カウントはそこそこにして、頭に描いている曲の感じを掴んで勝手に勢いで弾いちゃっていた私。許されませんよね(笑)。

   「メトロノームに合わせて弾くの刑」を言い渡されてしまいました。正直、きっちりメトロノームで弾くの、私には向いてないのですけれどぉ~~~。

   と言うわけで、今回は2曲の中途半端なドタドタ練習の成果に、先生が言葉を失ってしまうようなレッスンになってしまいましたが、先生は最後に静かに、私に「今度でてきた譜があって。これ弾いてない譜だったかと思いますけれど、いりますか?」と「陽だまりの鳥たち」の譜を見せてくださいました。

   私もタイトルは覚えているものの、CDで聞いているからか、弾いた事で覚えているのかうろ覚えで、コピーして頂いちゃいました。譜が見つかったり、イントロやアドリブをあらたに譜にしたりすると、私のことを思い出してくれる先生の優しさ。 才能溢れる先生の誠実でいつも謙虚な姿、素敵だなと思う私です。いつも、ありがとうございます。

   不出来な生徒ですが、次回はもう少し頑張ります(たぶん・笑)

 

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渡辺かづき先生とのレッスン235

2024-11-06 21:12:24 | ピアノ

       今日のレッスン。前回のレッスンで”Sunny Side Of  The Street"は、終了したので、今回は前回の続きで ”Blossom comes out"。音はだいたい掴めてきたので、3回同じ所を繰り返すアドリブ部分をどうにか練習したいと思っていました。

  でも、前回も、アドリブの勉強をしようと意気込んで先生に聞いたのですが、理解がイマイチ。しかも、この3週間は時間を取られることがてんこ盛り。しかも、藤井英一さんの「ジャズピアノトレーニング」のコードについて書いてあるPart4「コードパターンのアドリブ」まで戻って、アドリブについて学び直し~、前回のレッスンで色々質問をし・・・

Am7のコードの時に、avoid note が シ(B音)というのがあって、私がコードがAm7とあったら、いつもBを避けた方がいいと思っていたのが、間違え! それは、それがCスケールの例の中だからAm7のavoid noteがB音になっているだけ。もし、他のスケールの場合は、同じAm7 のコードでも違う音がavoid noteになるんだと分かり、なんだか、とてもすっきり分かってきました>と1度は書いてみたものの、弾いたり、あちこち見ていると、何だかちっともすっきりできなくて・・・

スケールが違うのに、どの場所に使われたAm7でも、aboid noteが同じに練習テキストの楽譜にあって、疑問符がまたいっぱいになってしまっていました。

  ということで、さて、レッスンでは、他に何かもう一つ、これとは全く無関係に、1曲弾いてみようと、(昔弾いた曲で、Cスケールで、すぐに練習をそれほどしなくても弾けそうで、しばらく弾いていなかった曲)という条件から選んだ曲を用意しました。

 「遠い夢」という先生のCDに収録された曲で”The Missing Link" 。このブログで過去歴を確認。ココに、なんと5年以上前に

<先生が私の弾き真似をしてみせて、(16ビート風になっている)と言ってそれを止めるように言われた。それを、そうならないように何回も先生のCDを聞き直しイメージトレーニング。気分を静かに歌う気持ちにして、ゆっくり目に演奏。それでも、やはり16ビートが染みついていてやや不安が残り、レッスンでも注意しながら弾きましたが同じ。>といいつつ、もうこんなところで~で修了した曲でした。

  今度は、それから5年で成長しているかな?と期待して練習。けっこうそれなりに弾けているような・・・。

  ということで、1曲目は、”The Missing Link"を、しかも、思うさまゆっくりつっかえずに済むように弾いてみました。それでも先生の前だとどうしてか引っかかって間違え連発。う~~~~っ。 

  さらに、弾いた後に、前回のことを先生が思い出して、「この左手のワンパターンになっているのが耳にまだ残っちゃいますね。思い出しました」とひと言。 あれあれ、それだけはかなり意識して避けたつもりだったのですが・・・・(トホホ)。

  さらには、弾き直しながら、音を間違えやすいところに注意喚起マークをつけたりして、すっかり汚くなった楽譜で弾いていたら、「ところで、音ドリが違ってしまっているところがありましたよ」と言って、先生にBのサビ部分の大事なところのメロディーが崩れているとご指摘を受けて、ドッキリ!!!

  目を凝らすと、確かに、CDで聞き慣れていた曲なので、自信をもって弾いていたのに、まさか! 慣れると、自分のいいように聞いて曲を曲解して曲げて弾いてしまっていたのに、自分もびっくり。もう癖になってしまったようで、何回か弾き直しましたが大変でしたぁ~~~~~。

  でも、「先生、この曲は先生の曲の中でもちょっと変わっていて、面白いですよね」と伝えると「Am からA♭に行くところですね」。「そうそう、そこが響きますね」と話すと「これも、新しくリメイクして弾いてみようかなぁ~」と先生。 私のボロい演奏でも、すっかり忘れていた先生に、その曲をおもいだして再評価させる力があったように思えて、うれしい1瞬でした。演奏が上手かったわけではないので、本当は、ただのきっかけにすぎないのですが、それでも先生に昔の大切な音を思い出してもらえる役に立つのは生徒としては誇らしい結果に。

  と言うわけで1曲を終え、2曲目は、先生の新アレンジ”Blossom comes out"。 結局アドリブのところが、上手く弾けなくて、アドリブを「ジャズピアノトレーニング」の「コードパターンによるアドリブ練習」に戻って勉強してみた末に、生まれて来た質問をありったけ先生に質問してみると・・・

  どうやら、私が<コードがAm7とあったら、いつもBを避けた方がいいと思っていたのが、間違え! それは、それがCスケールの例の中だからAm7のavoid noteがB音になっているだけ。もし、他のスケールの場合は、同じAm7 のコードでも違う音がavoid noteになるんだと分かり>というところの理解が浅かったようで、<教本には左の和音と、右手で使うといい近接音と、avoid note が上げられているけれど、たとえば、キー音が違うのに、Am7とあった時、確かに和音とかなんかは一緒でも、その構成音だけでなく、キー音に従って流す音にはそのキー音のスケールに沿って弾いていく。だから、同じコードAm7でも、曲の中の役目が違えばアドリブに使う音も違ってくる>ということが分かってきました。

   そして、私が、”Blossom comes out"のアドリブ部分が自分で考えながら弾くと難しくて・・・と嘆くと、「確かに、このアドリブはコードの変化が激しくて難しいかも」と、いうことになり、実は、他にも仕入れてある他のアドリブ教本とか、もう少しアドリブについて、初歩からやっていくことに。なかなか一直線には上達できないようです。

  そして、苦労の後には、ご褒美が。歌姫のために先生がアレンジしてピアノ伴奏したCDから”Body and Soul"をお願いしていたのですが、「ぎりぎり間に合いましたよ。CDのは、キーがそのまま弾くと、黒鍵だらけだったので、易しく半音下げて譜を書いておきました」とのことで、新譜と、模範演奏を聴かせてくださいました。 うぉ~~~きれいだけれど、滅茶苦茶むずかしそう。

  ということで、今日のレッスンも、楽しく終了。新しい楽譜を手に帰宅しました。

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渡辺かづき先生とのレッスン234

2024-10-17 14:37:37 | ピアノ

       前回のレッスンから、今回のレッスンまで3週間ありましたが、まとまって練習をする暇がなく、”Sunny Side Of  The Street" 、前回弾いたThierry Langの曲もその後弾くことがほとんどなく、新しく藤井英一さんの練習曲の続きをやることもなくレッスンの日が近づいてきてしまいました。ただ、先生のオリジナル曲”Blossom comes out"は、時間の空いた時には弾いていました。

  ”Blossom comes out"は、新曲ではなく、私が先生に出会うさらに前に、桜の名所を訪ねるDVD「桜ハイビジョン」の音楽を渡辺先生が担当した時、オリジナル曲と演奏した中のテーマ曲でした。それを、フルートの女性とデュオで演奏するために、以前とはかなり違う雰囲気に先生が編曲し直し、タイトルも新たにつけた曲です。譜をまず頂いたのが、前々回のレッスン。

  最初の時のテーマ曲は、今回のに比べてかなりシンプルでしたが、新しいアレンジ譜は、かなり難しく、コード譜から考え起こして前回弾いてみたものの、先生がデュオライブでお披露目した演奏のようにはいかず・・・そこで、前回、レッスン最後に、模範演奏をビデオ録画させて頂きました。

  それが、凄いゴージャスな演奏で、イントロだけでなく、アドリブも、フルバージョンの長いアドリブで、14分弱! ソロでも、こんなに豊かに奥行きある演奏になると圧倒されました。

  さてさて・・・貧弱な私の演奏を、先生の模範演奏にどう近づけられるのか。ちょっとめまいがしそうな大きな課題を頂いてしまって(汗)、かじりついては息をつき~で、本当に”Blossom comes out"を弾く練習だけでせいいっぱい。 それも、時間不足で十分でないという大変な状況になっていました。

  そこで、(もう、今回はいっそのこと、”Blossom comes out"だけ持ってレッスンにいこう)と腹を決めて、”Blossom comes out"のみに絞って最後の数日は練習。

  特に、今回のアレンジで特徴的な部分をしっかり捉え、複雑な繰り返し部分を間違えないように確認。そして、ほとんど手のつけられなかったアドリブ部分については、もう諦めて、逆にこれからアドリブをつけるヒントを先生からいただけるように、ちょっとその解明の糸口だけは探しておこう~と決めました。

  そこで、藤井英一さんの「ジャズピアノトレーニング」のコードについて書いてあるPart4「コードパターンのアドリブ」まで戻って、アドリブについて学び直し。 以前、勉強した「音楽理論ワークブック」も復活させて、復習。  分からないところが分かってきた(笑)ところで、レッスンへ。 

  「今日は、この1曲だけで、レッスンをお願いします」と最初に宣言して、まず弾いてみると、最後は頭を使って弾く練習をしなかったせいか、かなりボロボロな演奏に(トホホ)。でも、先生の弾いて前回弾いて下さった録画では解明仕切れなかったところを、ゆっくりと弾いて、間違いがないかを確認したりしつつ弾いている内に、少し指が思い出してきて調子がでてきて・・・。

  次は、アドリブのつくりかたの質問へ。

  コード内で弾くと違和感がでるavoid noteについて、加えて良い音について質問を繰り返している内に・・・

  例えば、Am7のコードの時に、avoid note が シ(B音)というのがあって、私がコードがAm7とあったら、いつもBを避けた方がいいと思っていたのが、間違え! それは、それがCスケールの例の中だからAm7のavoid noteがB音になっているだけ。もし、他のスケールの場合は、同じAm7 のコードでも違う音がavoid noteになるんだと分かり、なんだか、とてもすっきり分かってきました。

  例えば、Cのスケールの曲でいけば、使っているアドリブの右手では、Cスケールにそって、コードが変わってもC スケールでアドリブを使ってOK。ただし、例えばそれでは曲が単調になるので、曲に変化をもたらそうと意図して違う音が入るコードを書いているところが数カ所あり、そのところでは、こちらも気づいてその指定コードから感じ取って、スケールにない音を出すようにする。各コードのavoid note について意識するより、そこを気をつけて弾けば良いというのでよいと分かりました。

  これが、分かってきたら、少し自由に音をアドリブで出しやすくなって、アドリブが単調さを抜け出せそうな気分になってきました。あくまで気分がそうなっただけで、スケールから外す場所を確認してから、実際に弾いてみましたが、まあ当然ながら 思うようには弾けませんでしたぁ(苦笑)。

  これは、慣れていくしかありません。

  そこで、これを次の課題にして、昨日のレッスンは1曲弾いただけでしたが、かなり充実したレッスンとなり終了。次回に、先生の他のアレンジ曲を頂けるお約束もできて次回のレッスンに楽しみな人参がぶら下げられましたぁ。 ジャズといえば、アドリブ。やはり、アドリブは上手くなりたいので、頑張ります。

 

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渡辺かづき先生とのレッスン233

2024-09-25 22:38:47 | ピアノ

            今日は、まずまず練習を午前中して、レッスンへ向いました。今回は、いつものような藤井英一さんの曲は練習しておらず、ふと、このブログでどなたかが 、私の「渡辺かづき先生とのレッスン44」を訪問してくれた足跡があり、久しぶりに開いて読み直すとThierry Langの曲が懐かしく思い出され、彼の曲を1曲練習して持参しました。

   後は、前回弾いた先生のアレンジ曲”Sunny Side Of  The Street"と、桜のDVDのテーマ曲の編曲し直したヴァージョンの2曲で、全部で3曲。

   さて、何から弾くかが難しい選択でした。1番時間をかけたのは先生にコード譜だけ頂いた桜の曲”Blossom comes out"。先生に模範演奏を弾いて頂いておらず、ただ、先生がフルートとデュオで演奏した音源だけは、ネットから保存しておいてキープしていたので、それを参考に譜起こしから始めました。

   コードから左や右手で何をどう弾くか、ひとつひとつ考えて譜にしてみて、先生のライブはソロでないので、しかも、自分で弾ける範囲での譜をつくりました。それだけで、かなり時間をとられたので、「弾き慣れる」までの練習にはいきついてはいませんでした。やや不安ながら、お披露目。

   やはり、練習不足で弾くのはうまくいきませんでした。ただ、自分としては、音がだいぶ外れずに、コードから譜起こしできたのは進歩という感じでした。大変でしたが、楽しさもあって、微妙にコードをBm7♭5からB♭mM7へと変化させる感じとか、コードからピアノの音へと音が生まれ出させる感覚は、ワクワクでした。

   この音でいいのかなぁ、いや違うか。音を探って夢中になっている間は、日常のいろいろを何もかも忘れて音と向き合い、いい音に出会えると期待に満たされました。

   残念ながら、気持ちよくそれなりに譜にできたものの、私が弾くと理想と現実は一致せず、ひどいできになってしまうのが素人悲しさ(苦笑)

   先生に、イントロが凄くきれいでマネしたかったけれど、できなかったと伝えると、「そうですか?覚えていないなぁ~」といつものような返事が返ってきたので、実はすぐ聞かせられるように音源をもって行っていたので、イントロを聴いて頂くと「これは、ただ、Fのコードだけで、そんな難しいことは何もしていないですよ」とあっさり。

   そこで、「模範演奏をこの前はして頂かなかったので~、このイントロを含めて弾いていただけますか?」とお頼みすると、いとも簡単に「弾いてなかったでしたっけ」と言って、弾いてくださいました。しかも、イントロだけでなく、アドリブも、フルバージョンの長いアドリブで、14分弱。至福の時間を過ごさせて頂きました。神様が私に与えてくれた時間と思えました。

   今日のレッスンは、もうこの先生の演奏でもう全て終了~といきたいところでしたが、現実に戻って(笑)・・・2曲目。先生のアレンジ曲”Sunny Side Of  The Street"。レゲエ風も弾き慣れないし、ウォーキングベースというのも初めてだし、練習しても、想定通り困難を極めました。

   結果、1回目はヘロヘロ。2回目は、少し1回目よりはよかったものの、やはりなかなか。でも、「前回弾いた時より、まとまってきましたね」と先生の慰労のお言葉。「この後は、歌が入って、メインのテーマの所を続けて行く感じですね」ということで、(私のレベルはもうこんなもんで~終了)となりました。新しい弾き方は、なかなかついていけないことだけは、よく分かりました。昔はリズム感よい方と思っていたんですけれど・・・。

   そして、最後。いつもと違い最後に先生の曲でないThierry Langの曲を練習してきたことを伝えて、”A Star to my father"という非常にゆっくりしているのですが、それでも、和音の感じとか動いて行く感じが独特で、なぜこんなにゆっくりなのにちゃんと弾けないのか恥ずかしながら、間違えつつ弾きました。これは、CDに譜はついてなかったのですが、彼のオフィシャルサイトCompositions というところをクリックすると、惜しげもなく楽譜がプリントアウトできるように公開されていました。しかも、譜が基本部分が「両手の完全楽譜!」。彼がまさにCDで弾いているまま、そっくりが公表されています。凄いですよね。

   だから、ちゃんと弾けば、かなりThierry Langになった気分になれそうなのです。なれそうなだけでなれないんですが・・・。

   それで、先生に、実はアドリブ部分はコードになっていたので、読めないところとか、どういう意味かわからないところを聞いてみました。

   この前のレッスンでも、コードの音から実際の音への出し方を教えて頂いたのですが、今回は、Thierryさんが、アドリブ部分も下にヒントを左手部分で与えてくれていたので、それとコードの関係なども解き明かしてもらいました。

   先生曰く「このコードというのは、僕もそうだけれど、コードが先にあるのでなく、音がまず先に生まれて、それをクラシックのようにちゃんと譜にしようとすると、どうするかなぁ~と言う順番で考えてコードを書いたものなんですよね」 。

   そうなんです。実は今回先生の曲の譜起こしをしたときにも感じたのですが、どうも、私は、(音楽を演奏している)のでなく、(譜から音を弾いている)だけなんです。音楽家は(音楽を表現している)んですよね。素人はなかなかそれが、そういかないんです。やはり、譜から音を弾いて、先生や、他の音楽家の出した音楽の裾野にどうにか手を触れて楽しんでいるんだなぁ~~~とつくづく思いました。

   でも、それでも楽しいからいいのではないか?

   ともかく、裾野をうろうろしているだけで、ワクワクして、楽しい。 酷い私のピアノを誰に聞かせる必要もないので、それでいいのではないか?

   そんな風に、練習しながら感じました。

   今日は、先生の弾いて下さって録画した”Blossom comes out"を聞きながら、このブログを書いていましたが、心が静まるというか、優しい気持ちになりました。 さあ、月も昇ってきた時間です。今日は雨模様でみられないかもしれませんが、これで、ゆっくり寝ます。

 

   

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渡辺かづき先生とのレッスン232

2024-09-05 09:02:23 | ピアノ

   台風で先生のスケジュールが変更になり、急遽レッスン可能となった昨日、いつも以上に準備はイマイチ。でも、最近、腹立たしいことや、胸にわだかまるものが多い私に、これは神の救いか!?と即お願いして、レッスンへ。

  付き添いでの病院通いは多々あるものの、1番困った両手の親指の痛みが酷くレントゲンだけは撮ってもらい「母指CM関節症」と確認はしたもののそれ以上治療は行かずにネットで調べた体操やテーピングで対処したり、膝もガクガクしやすいのも放置。医者には通院ゼロの私。唯一の私の健康維持のためのお医者様が、渡辺先生の音楽なんです。特に、心の痛みには効果満点。

  しかも、今回スケジュール変更の折に、お願いをして、先生のライブ音源からみつけた”Moment of The Truth"の演奏の楽譜を頂ける約束もできました。心ウキウキ、レッスンに向かいました。

  さて最初に弾いたのは、藤井英一さんの「ジャズピアノトレーニング」から、コード進行のパターン6のアドリブ例の2回目。

  左手が、私の不得意な1テンポ前に入る曲ですが、前回のレッスンで「1テンポ前にすると、全体のリズムが崩れてしまうようなので、そこは右のリズムをしっかり取ることに集中しては~」とのアドバイスを頂いた曲です。

  ところが、1テンポ前に弾くような譜を見ながら頭出しを一緒に弾くのも難しく・・・始めを揃えて弾く楽譜をわざわざ作成。両方弾き比べて、ちょうどに弾くのと1テンポ前に弾く違いを体感して、身につける練習をと始めたところでした。それで、それぞれの楽譜で弾き比べをご披露。と、思いつきはよかったのですが、揃えて弾く方はまずまずでしたが、1テンポ前は先生の前で弾いてもイマイチのでき(苦笑)。

  先生が「無理せず、一緒に弾いてしまえば~」と言うので、「でも、1テンポ前にしている曲が多いですよね」と私。すると、「結局、1テンポ前にするとジャズのスイング感がでるというのでこう書いているのだと思いますけど、厳密にやらなくても。大事なのは、リズムを崩さないことですよ」と先生。納得しつつも、もうひといき次までに練習してみようかと思いつつ終了。

  そして、2曲目に弾いたのは、2回目となる先生のアレンジ曲”Sunny Side Of  The Street" 。

  イントロは、問題なく、今回は、Aへ。 左のコード和音に、右手はシンプルにメロディーだった譜を、先生の説明を受けて、左の音はベースともう1音の2音に留めて、残りの音を右の内声に移した譜を今回は作成。それを弾きました。内声がつくと十分練習してないせいもあり、なかなかスムーズに演奏できませんでした。よくよく考えると、練習不足もありますが、目が衰えてきて老眼?残念。次には、もっとちゃんと弾き慣れしてくることに。

  B部分のレゲエも、今ひとつレゲエ音楽になり切れていないようで、数回弾き直し、レゲエ乗りするためには「チャアチャ」のチャアの長さが今ひとつ延ばし切れていないとの指摘を受けました。

  次のCへ進むと、その乗り切れていないのを左にいれて~とのご指示でしたが、どうもさらに乗り切れず・・・

 「やはり、決めないと難しいですかぁ~」と、先生が最初同時に入れたら2音目で「チャアチャ」として、後は無理に入れずにやってみましょうと決めて下さり、模範演奏を録画させてもらったので、次回までにそれで練習することに。

  そして、さらに、Dへ。前回ここからはまた違えてレゲエでなく「ウォーキングベース」で行きましょうと先生が軽く弾いて下さっていましたが、ほとんどNO タッチで練習していませんでした。その様子をみて、「もう、これも書いちゃった方がいいですね」と、私の譜に先生が「タタタタ」と歩くように音を並べて、(上がりすぎたら、こう下げて~)と、譜に音を決めて書いてくださいました。

  左を「ウォーキングベース」で弾くのは正直初めて。ちょっと面白いけれど、弾き慣れるまで大変そうですが、これも頑張ることに。

  最後に、E♭の曲なので、黒鍵を多用するので敬遠してきた”Somewhere in the Night”という先生のオリジナル曲を、奥から引っ張り出して3曲目として練習しておいたのを弾きました。最初に弾いた時と同じでテーマのメロディーのフレーズの「最後の音の伸ばしがまた足りないですね」とのご指摘を受けて、再確認。これも、次回弾き直してスムーズに弾けるように次回へ。

  そして、そして、待望の超ムズい”Moment of The Truth"の楽譜とさらにオマケに、「先日の埼玉のライブハウスで先生が千装さんとデュオで初お披露目した桜のDVDのテーマ曲の編曲し直したヴァージョンの譜もありますか?」とお尋ねして、「ありますよ~」とすぐ出して頂けて、2つの譜をゲット!!!しかも、また譜をちょっと書き換えたので、これはそのままあげますよ。と、先生の使っていた楽譜をそのまま頂けちゃいました。 

  まともに弾けたところがほぼゼロのヘロヘロ生徒でしたが、すごい収穫にホクホクして帰宅しました。

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渡辺かづき先生とのレッスン231

2024-08-22 11:14:43 | ピアノ

         実は、昨日のレッスン前は、自分の失態が明らかになって凄くバタバタしてしまい、練習もそこそこに出かけることになってしまいました。

  こういう時は気分を変えて、練習は諦めて、逆に早めに家をでようと出かけました。でも、そのお陰で、カメラを持つのを忘れそうになったのに気づいて戻っても余裕があり、問題なく通常より早めに着いた程でした。

  まず、最初は藤井英一さんの「ジャズピアノトレーニング」から、コード進行のアドリブ例No.1の曲から。

  レッスンでは今回初めて弾きました。左手が、私の不得意な1テンポ前に入る曲ですが、ゆっくり弾いて、どうにか~と思いましたが、朝のバタバタのせいもあり、なかなか落ち着かず、音がばらけて・・・先生も声を挟めず苦笑。「1テンポ前にしようとすると、音が崩れてくるので、もうそこは右の音をしっかり取ることに集中しては」とのアドバイス。

  そこで、「そもそも、その右のテンポすら怪しいかも知れないので右手だけで、まず弾いてみます」と弾き始めると・・・、先生が久しぶりに横で伴奏を弾いてくださいました。 待てないで早く弾いてしまったりなどの箇所も明確になり、行きつ戻りつ弾いていって、最後まで辿りつきました。右手がほぼ分かってきたところで、次回は、自分のレベルに沿って背伸びせずに両手で弾けるようにしてくることに。先生との連弾、楽しかったで~す。

  次は、同じテキストのパターン6のアドリブ例 というのを弾いてみました。こちらは、短い曲で、左の和音を間違えたりしましたが、それなりに辿りついて、やはり1テンポ先に出るときの問題はありながら、そこは右手の音を崩さないように努力して・・・酷い出来ながらも終了。

  さらに、心をしずめるために、先生のオリジナル曲”Eternal Silence" を前回に続けて弾いてみました。こちらも、肝心の静かないいところで頓挫したりしましたが、アドリブの出だしで、リズムが崩れて短くなっていたところを調整したり、弾き直しをして、「まあ、こんな所で~いいのでは」という先生のお言葉で終了。

   ここまで、わりとサクサクと弾き進めたので、さて、今日の1番の課題へ!

   前回、先生のアレンジ曲”Sunny Side Of  The Street" の楽譜を頂き、練習での弾き方もご指南いただいた通りに練習してきたものです。

   イントロ、A,B,C の4つの違う流れがあって、ひとつひとつ進みます。イントロは、まずそれなりにいってOK。

   そして、Aは、非常に単純なメロディーと左はコード和音だけ弾くのでOKということになっていました。で、「コードに先生が入れていたテンションの音が、今の弾き方だけだと全く入っていないですよね」とお伝えすると、「それを今日は、入れていきましょう」と先生。

   「左の和音の4つの音の真ん中部分の3.5thの音を、右手の方に移す。左手はその分シンプルに2音で~」。さらに、「9thや、♭9、#9、♯11、と入れていく。1番上がメロディー音になるようにする」

   それを、Aの最初から順番に説明を入れながら先生が 左手から音を抜いて右手に移して、さらに右手にテンションなど加える音を「今のが7thの音、これは9th、♭9」,などなど伝えながら加えて、実際に弾いてみせて下さる。

   Aの最初から2段、このように解説しながら弾いて下さると、シンプルなメロディーが、芳醇な音楽に生まれ変わっていく!!!まるで、マジック! 面白くて、しかも感動的でした。

   これまで、コード譜を頂いて、模範演奏を弾いていただいて、其れを録画させていただいたのを見ながら譜に起こして行く作業をやってきました。だから、コードから譜へのつくりかたは、だいたい分かっていたつもりでした。 でも、実際に、アレンジしていく時に、先生が右手の内声をどうやって作り出しているのか、まるで秘密の扉が開かれて、それが実際の音の響きの広がりで理解できました。

   素晴らしいレッスン。テンションの選び方の話や、ちょっと難しい話も、以前理論篇をやった時のことを思い出しながら、以前よりずっと分かってきたのを自分でも感じられたのも、うれしくなるレッスンでもありました。

   なにしろ、最初の頃、レッスンでコード譜に面食らって、コードを考えるだけで大変で、テンションの説明にもう無理~と思い、「先生テンションまで勉強する必要 私にありますかぁ~」と言ったら、先生が「テンションなしにはいきませんよ」とおっしゃったのを思い出しました。このテンションが先生のアレンジ曲に深みや趣きを与えているのが、今ならしっかりと分かります。

   この後は、先生がレゲエ風にアレンジしたというBとC。レゲエ風を3連符の「タアタ」としっかり3つに数えると注意を受けて練習しましたが、「違いますよ」「レゲエになってない」とのことで、どうやらジャズの2連符を「タータ」というのと同じに思っていたのが間違いのようで、クッキリ「タアタ」と弾けるところからやり直し。さらに、Cの最初もレゲエ風にするのに、「左手にタアタといれるてみるといいかな~」とか先生が言い出して、内心、(それ難しすぎるかも)と思いつつ、言いださず。次回までに、まずレゲエの音楽の研究を、いくつか曲を聴いて身につけることにしました。

   午前中は、すっかりミスに気づいてパニックになり消耗しましたが、レッスンですっかり元気を取り戻しました。そして、夜には、月もみられて・・・。人間、いろいろな楽しみや、癒しの時間を日々の中に用意しておく大切さを、感じた1日でした。

   お月様にお願いしたので、ミスのリカバーもどうにか上手くいきますように。

   

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渡辺かづき先生とのレッスン230

2024-07-31 19:28:13 | ピアノ

        ちょっとレッスンの間が空いてしまいましたが、ピアノのレッスンに行ってきました。

  最近は、先生のCDやDVDの曲もほとんどを弾いてきたので、新曲を頂く率が下がってきて、昔の曲を私が引っ張り出してきて弾き直したりすることも多くなって来ていますが、発売はずっと前なのですが、先生が歌手の古里あゆさんと3つのCDを出していた事に数ヶ月前に気づきました。

  ”Part of Mine””Bitter + Sweet””With a Tone”というタイトルなのですが、先生にほしいのですが買えますか?と伺ったら古里さんに直接聞いて取り寄せしてくださいました。ただ”Part of Mine” は残念売り切れでした。

  でも、他の2枚を聞くと、これがすべて先生アレンジのピアノ伴奏が素敵でした。そこで、少しずつ、これから楽譜を見つけて教えてくださることになっていました。と言うわけで、ワクワク楽しみにしていたレッスンでした。

  まずは、1曲目。いつもの指ならしのための練習曲から~と思ったのですが、今回は最初の内はいつもの通り藤井さんアレンジの練習曲をやっていたのですが、父方のルーツ探しなんかをしていて、ふと、父が好きだったガーシュインの曲を弾いてみたくなりました。そこで、楽譜を探し「ラプソディー・イン・ブルー」を弾き始めました。

  すると、まあ、♯と♭のてんこ盛りの楽譜。しかも、リズムもいろいろ変化。面白くて嵌まったのですが、難しい~~~~。けっこう時間を使って練習しましたが、やっと譜読みができたくらい。

  それでも果敢に先生の前でまず弾いてみました。先生、誰かといっしょに伴奏で弾いたことはあるけれど~余り覚えていないなぁ、とのことで、しかも、私が先生が見られるようにテキストの本をもっていくのを暑さか歳のせいで間違えてしまい・・・あらあら。ということもあって、今日は、1回弾いてお終いに。

  2曲目は、「六月の木漏れ日」というタイトルでで [欧州都市]コペンハーゲン,デンマーク/Copenhagen,Danmark 」で先生がecomusicの為に演奏したのが、画像と共に楽しんでいただける曲。実は、先日のライブで”And You and I"というタイトルもあらたに再登場。メロディーラインにも手を加え、千装さんのフルートとデュオに書き直しての演奏をした曲です。わたしにとっては、レッスンで弾くのは3回目でした。ミスタッチもけっこうしてしまいましたが、「まあ、怪しいところもややあったけれど、纏まってきて前回よりいいのではないですか~」との感想で、これもあっけなく終了。

  さて、3曲目は、今回久しぶりに"Eternal Silence "を弾いてみました。記録を辿ると、2014年9月とかなり早い時期に最初弾いて、その後も、弾き直しを2020年、2021年としていたのですが、アドリブもしっかり書き直しての、再チャレンジでした。

  和音が多いのでしっかり擦れずに音を落とさずに弾くのは相変わらず難しかったです。先生が、お母様の死を悼み作曲した曲でしたが、亡くなったのは東日本大震災の翌年の3月11日だったそうです。1回弾いて、気持ちが静かになったところでもう1回弾いて、これも終了。

  そして、そしてぇ~お待ちかねの古里あゆさんとのCD”With aTone”から、その1曲目 ”On the Sunny Side of the Street"の譜をいただきました。 なんと、わざわざソロで、さらに練習用に、まず第1回目の譜を作ってくださったそうで・・・だんだん、練習が進めばさらに、これに何かを加えていってくださるとのこと。

  さっそく、最初の部分のイントロは自由にルバートで弾いて下さって、その後のAは、歌と一緒に弾く部分になるけれど、歌手部分のメロディーをピアノで弾いて、コードに従って左を補う。Bが私には不慣れなリズム。レゲエで弾く! レゲエは正確に3連を4拍数えて~と、ともかく3連の音を4つ、12を感じて弾くとのこと。弾いて見せて下さりながら説明をしていただきましたが、レゲエとは、意外過ぎでした。

  さらに、主要なメロディーが始まった後も、やはり3X4 12でレゲエのリズムで音をとるとのことで、初心者のわたしのために、先生が3連で譜を書いたメロディーに沿って右を弾き、左はコードで簡単に付けて~と、お手本を弾いてくださいました。

  それで、まず次回のレッスンまでは、この第1段階楽譜で練習をしてくることに。

  意外な展開に、この課題をこなせるかやや不安ですが、さて、どうなりますか。それにしても、こんなに丁寧にテキストを用意して作っていただいたからには、怠けるわけにはいかなそうです。

  

  

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