今日のレッスン。前回のレッスンで”Sunny Side Of The Street"は、終了したので、今回は前回の続きで ”Blossom comes out"。音はだいたい掴めてきたので、3回同じ所を繰り返すアドリブ部分をどうにか練習したいと思っていました。
でも、前回も、アドリブの勉強をしようと意気込んで先生に聞いたのですが、理解がイマイチ。しかも、この3週間は時間を取られることがてんこ盛り。しかも、藤井英一さんの「ジャズピアノトレーニング」のコードについて書いてあるPart4「コードパターンのアドリブ」まで戻って、アドリブについて学び直し~、前回のレッスンで色々質問をし・・・
<Am7のコードの時に、avoid note が シ(B音)というのがあって、私がコードがAm7とあったら、いつもBを避けた方がいいと思っていたのが、間違え! それは、それがCスケールの例の中だからAm7のavoid noteがB音になっているだけ。もし、他のスケールの場合は、同じAm7 のコードでも違う音がavoid noteになるんだと分かり、なんだか、とてもすっきり分かってきました>と1度は書いてみたものの、弾いたり、あちこち見ていると、何だかちっともすっきりできなくて・・・
スケールが違うのに、どの場所に使われたAm7でも、aboid noteが同じに練習テキストの楽譜にあって、疑問符がまたいっぱいになってしまっていました。
ということで、さて、レッスンでは、他に何かもう一つ、これとは全く無関係に、1曲弾いてみようと、(昔弾いた曲で、Cスケールで、すぐに練習をそれほどしなくても弾けそうで、しばらく弾いていなかった曲)という条件から選んだ曲を用意しました。
「遠い夢」という先生のCDに収録された曲で”The Missing Link" 。このブログで過去歴を確認。ココに、なんと5年以上前に
<先生が私の弾き真似をしてみせて、(16ビート風になっている)と言ってそれを止めるように言われた。それを、そうならないように何回も先生のCDを聞き直しイメージトレーニング。気分を静かに歌う気持ちにして、ゆっくり目に演奏。それでも、やはり16ビートが染みついていてやや不安が残り、レッスンでも注意しながら弾きましたが同じ。>といいつつ、もうこんなところで~で修了した曲でした。
今度は、それから5年で成長しているかな?と期待して練習。けっこうそれなりに弾けているような・・・。
ということで、1曲目は、”The Missing Link"を、しかも、思うさまゆっくりつっかえずに済むように弾いてみました。それでも先生の前だとどうしてか引っかかって間違え連発。う~~~~っ。
さらに、弾いた後に、前回のことを先生が思い出して、「この左手のワンパターンになっているのが耳にまだ残っちゃいますね。思い出しました」とひと言。 あれあれ、それだけはかなり意識して避けたつもりだったのですが・・・・(トホホ)。
さらには、弾き直しながら、音を間違えやすいところに注意喚起マークをつけたりして、すっかり汚くなった楽譜で弾いていたら、「ところで、音ドリが違ってしまっているところがありましたよ」と言って、先生にBのサビ部分の大事なところのメロディーが崩れているとご指摘を受けて、ドッキリ!!!
目を凝らすと、確かに、CDで聞き慣れていた曲なので、自信をもって弾いていたのに、まさか! 慣れると、自分のいいように聞いて曲を曲解して曲げて弾いてしまっていたのに、自分もびっくり。もう癖になってしまったようで、何回か弾き直しましたが大変でしたぁ~~~~~。
でも、「先生、この曲は先生の曲の中でもちょっと変わっていて、面白いですよね」と伝えると「Am からA♭に行くところですね」。「そうそう、そこが響きますね」と話すと「これも、新しくリメイクして弾いてみようかなぁ~」と先生。 私のボロい演奏でも、すっかり忘れていた先生に、その曲をおもいだして再評価させる力があったように思えて、うれしい1瞬でした。演奏が上手かったわけではないので、本当は、ただのきっかけにすぎないのですが、それでも先生に昔の大切な音を思い出してもらえる役に立つのは生徒としては誇らしい結果に。
と言うわけで1曲を終え、2曲目は、先生の新アレンジ”Blossom comes out"。 結局アドリブのところが、上手く弾けなくて、アドリブを「ジャズピアノトレーニング」の「コードパターンによるアドリブ練習」に戻って勉強してみた末に、生まれて来た質問をありったけ先生に質問してみると・・・
どうやら、私が<コードがAm7とあったら、いつもBを避けた方がいいと思っていたのが、間違え! それは、それがCスケールの例の中だからAm7のavoid noteがB音になっているだけ。もし、他のスケールの場合は、同じAm7 のコードでも違う音がavoid noteになるんだと分かり>というところの理解が浅かったようで、<教本には左の和音と、右手で使うといい近接音と、avoid note が上げられているけれど、たとえば、キー音が違うのに、Am7とあった時、確かに和音とかなんかは一緒でも、その構成音だけでなく、キー音に従って流す音にはそのキー音のスケールに沿って弾いていく。だから、同じコードAm7でも、曲の中の役目が違えばアドリブに使う音も違ってくる>ということが分かってきました。
そして、私が、”Blossom comes out"のアドリブ部分が自分で考えながら弾くと難しくて・・・と嘆くと、「確かに、このアドリブはコードの変化が激しくて難しいかも」と、いうことになり、実は、他にも仕入れてある他のアドリブ教本とか、もう少しアドリブについて、初歩からやっていくことに。なかなか一直線には上達できないようです。
そして、苦労の後には、ご褒美が。歌姫のために先生がアレンジしてピアノ伴奏したCDから”Body and Soul"をお願いしていたのですが、「ぎりぎり間に合いましたよ。CDのは、キーがそのまま弾くと、黒鍵だらけだったので、易しく半音下げて譜を書いておきました」とのことで、新譜と、模範演奏を聴かせてくださいました。 うぉ~~~きれいだけれど、滅茶苦茶むずかしそう。
ということで、今日のレッスンも、楽しく終了。新しい楽譜を手に帰宅しました。